「カラシIGX&ライブXモデル1&ナナハン+2」をメガバス社長(なりきり)インプレ



生誕35周年を迎えるメガバスは今年も注目の新製品が続々登場予定! それに先駆けて(すでに販売済みのアイテムなんかもあるけど)ルアマガスタッフがインプレッションを敢行! 現場にやってきたのは……伊東由樹さん……のそっくりさんでもなんでも無い! ……コイツは、誰だ!? 今回はメガバスの人気ハードルアー3種「カラシIGX」、「ライブX モデル1」、「Xナナハン+2」をインプレ!

インプレするのは誰?

【Profile】

Fuku Ito(ふく・いとう)

メガバス社長の伊東由樹氏を信奉しすぎた結果、福重の脳内に誕生した別人格。それっぽいことをそれっぽく喋ろうとするが、本家には遠く及ばない。ちなみにこの写真はオロチX4の4ピースモデルが登場した際のイメージカットを模倣している。

【Profile】

伊東由樹(いとう・ゆき)

こちらが本物のメガバス・伊東由樹社長。デストロイヤーやポップXなど、日本のバスフィッシングシーンに多くの衝撃をもたらしてきたレジェンド中のレジェンド。ニセモノ(Fuku Ito)とはオーラが違いすぎる。

カラシIGX

勝つために生まれたi字系の究極進化

上から60F、60S、70F、70S。
タイプ全長重さカラー価格(税込)
カラシIGX 60F60mm2.8g10色1,848円
カラシIGX 60S60mm3.1g10色1,848円
カラシIGX 70F70mm4.6g10色1,870円
カラシIGX 70S70mm4.9g10色1,870円

Fuku Ito「2年前登場した小型プラグ『カラシ』はi字系としての使い方もできるし、水中ドッグウォークも得意としているルアーでした。ですがいよいよ登場した『カラシIGX』は全くの別物と言えるかもしれません。小森嗣彦さんが試合で勝つために求めた要素を追求した究極のi字系ルアーなんです。様々なスピードでi字形アクションを崩さない一方、水流変化ではわずかによろめいて食わせの間を作り出します。また、シリコンチューブによって固定されたファイバーテールフックはアクションの安定と、後方からのついばむようなバイトを捉えます。i字系ルアーにありがちな、引き抵抗の無さもクリアし、試合に勝つために使えるルアーになっているんですよ」

ラインナップは60mmと70mmの2サイズに、それぞれシンキングとフローティング。シンキングモデルは搭載されているウェイトの数が1つ多い。いわゆる水面下のi字引きで使いたいならシンキングを、V字の引波を立てたり水面放置で使いたいならフローティングがオススメだ。
タックルはスピニングがオススメ。かなり飛ぶようにできているため、F1(ウルトラライト)よりもF2(ライト)が扱いやすかった印象。福重はF2-66XSウィペットで使用。

カラシ

2019年に登場したカラシ。水中ドッグウォークのほか、i字アクションも得意なルアーだ。同じカラシの名を冠したIGXと比較すると、その見た目が大きく異ることがわかる。

Fuku Itoのワンポイント

全4タイプなので、i字系と言っても活躍の場は広いですよ。



ライブX モデル1

蘇る伝説がパラダイムシフトを起こす!!

上から60F、60S、70F、70S。
全長重さカラー価格(税込)
74mm3/8oz13色2,134円

Fuku Ito「国産ロングビルミノーの先駆け的存在だった初代のライブXが現在の技術で甦ったのが『ライブX モデル1』です。最大の特徴は超ハイレスポンスのドリルロールで、あらゆるリトリーブスピードでしっかりと泳いでくれるので、ニュートラルフィッシュにスイッチを入れる、まさしくライブベイト的なルアーになっているんです。LBO IIを搭載しているのでキャスタビリティも高く、ヒラ打ちアクションのお陰でスナッグレス性も高いですね」

ライブベイトさながらのアクションにたまらずバイト! 中層を泳がせば激しいローリングによるフラッシングでアピールし、ボトムを這わせれば巧にスタックを回避しつつヒラ打ちアクションでバイトを誘発! 季節、エリアを問わず活躍してくれるはずだ。
ライブXのロングビルミノーは深く潜ることが主目的のデザインではない。徹底的なアクションレスポンスを求めた結果がこの形状。ロングビルミノーのイメージ先行で、深く潜らせて使うだけではもったいない!

初代ライブX

初のプラグ「Zクランク」、初のインジェクションプラグ「BAIT-X」についでリリースされたメガバス3番目のプラグ。プラスチックボディにアルミを張り、ドブ漬けで表面をコーティングするという手の込んだ作りになっている。今でも健在のその破壊力は、新生ライブXをとなって現世に蘇る。

Fuku Itoのワンポイント

常識にとらわれず、年間を通してあらゆるフィールドで投げてみてください。

Xナナハン+2

シリーズの枠を超えた新生ロングビルミノー!?

上から60F、60S、70F、70S。
全長重さタイプカラー価格(税込)
75mm1/4ozスローフローティング14色1,760円

Fuku Ito「ワンテンの言わば琵琶湖ガイドスペックである『ワンテンR』、その性能を全国各地のフィールドに対応させるべく小型化された『ナナハン』シリーズに、3m以上の潜行レンジを誇る『+2』モデルが加わります。ジャーキングによるキレのあるダートは深く潜らせても健在。また、その潜りぶりとハイピッチロールアクションはミノーの域を超えたとも言えそうです。ベイトフィネスタックルが使いやすいかもしれません」

ジャーキングでキャッチした1尾。一見するとロングビルミノーだが、ナナハンのダート能力は深く潜っても健在! ストレートリトリーブではシャッドのようにも使えるので、シリーズの枠を超えた新たなルアーという印象も!
上からナナハン、ナナハン+1、ナナハン+2。同一設計のボデイに潜行レンジの異なるリップが取り付けられたシステマチックプラグなのだ。

Fuku Itoのワンポイント

リップは大きいですが、安定した飛行姿勢で遠投性も高いですよ。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!