2022年7月19日に、オンラインで発表となったシマノ新製品。注目度の高い製品が多数あり、チェックが追いつかないほど。そこで、新たに発表となった製品をカテゴリーごとに紹介していこう。
●文:ルアマガプラス編集部
[ミラベル]
汎用性の高い軽量ボディのスピニングリールは、ソルト・バス・トラウトオールジャンルで活躍!
シマノのスピニングリールの中でも、軽さに特化したのがMGLシリーズとなる。トップにはヴァンキッシュがあるこのMGLシリーズに、新たに加わったのがこのミラベルだ。ボディの主要パーツに、シマノが誇る軽量高剛性カーボン素材のCI4+を採用することで、軽量化を実現しつつもしっかりとした剛性感を維持。
また、サイレントドライブやHAGANEギア、Gフリーボディなど、滑らかな使用感を実現する上で必要な機能も盛り込まれており、上級者でも十分満足が得られるであろうレベルのモデルであることが推察される。
また、番手も最小は1000番から、C5000XGまでラインナップしているため、軽量なリールが求められる管理釣り場でのゲームやアジングから、パワーが必要なショアジギングまで、幅広く対応してくれるはずだ。
2022年シマノの秋冬新製品の情報が一気に公開となった。その中に、聞き慣れないリールの名前が…。その名は「ミラベル」。オールCI4+ボディ採用で軽量化を実現しつつ、リーズナブルな価格設定で、番手も豊富[…]
[セフィアBB]
ハイコスパなエギング専用の入門スピニングリールは、実はスペックもスゴイ!
エギング専用のスピニングリールとしては、入門機的な位置づけとなるセフィアBB。しかしながら、機能を見ていくと上位モデルもカモれるほど、主要機能が満載されているのがわかる。
特に目を引くのが、セフィアBBとしては新たに採用となった「ラピッドファイアドラグ」。これは、ドラグノブの操作量に対するドラグ力の調整の幅が大きいという機能。これにより、素早く任意の設定値へ調節できるため、例えば大型のアオリイカとのファイト中などでも、慌てることなくドラグ調整可能だ。
また、エギングに適したシャロースプールを採用しているので、ラインを無駄なく使用することができるというのも、専用機ならではの特徴だろう。
シマノのセフィアBBカタログページでは、シチェーションごとのオススメのセッティング等も紹介されているので是非チェックしてみてほしい。
[ソアレBB]
ソルトライトゲームに特化した専用リールが、大幅に進化!
アジングなどの細いラインを使用するゲームに特化した専用リール、ソアレBBがリニューアルを果たした。ラインナップは3機種で、C2000SSHGとC2000SSPGは前モデルと品番は変わらず、500Sが500SPG(パワーギア)となった。
前モデルからの進化点としては、マイクロモジュールギアⅡ、ロングストロークスプール、サイレントドライブなどの機能が新たに搭載されたということが挙げられ、防水機構はコアプロテクトからXプロテクトへ置き換わっている(500SPGには搭載されない機能があります)。
自重に関しては公式には発表となっていないが、500SPGは前モデルと同様の160gとなり、2000番の2機種は15gの軽量化を果たして185gになるのではないかという情報もある。この辺りは、今後の公式発表を注視したい。
アジングを始めとしたライトゲーム用リールの入門機、ソアレBBがリニューアルを果たした。最大の進化ポイント=ハイレスポンスドラグが新たに全機種に搭載! さらに自重も前モデルに比べ軽量化を果たしている。そ[…]
[エクスセンスDC]
ビッグベイトにも使える、シーバス用ベイトリールが刷新!
17エクスセンスDCにも採用されていたブレーキシステム「4×8DC エクスセンスチューン」が進化を遂げて、より精緻にブレーキ制御が行われるようになった。風などの空気抵抗によるスプール回転の変化を敏感に感知し、トラブルを未然に防ぎつつ、目的の場所へとルアーをプレゼンテーションすることが可能。
ただ、4×8DC エクスセンスチューンのブレーキセッティングはちょっと複雑な面もあるので、シマノのセッティング例は、シマノのWEBサイトを参照しみて欲しい。
普段、シーバスゲームにはスピニングリールしか使わない、というアングラーにこそ是非試してみてほしい、ハイパフォーマンスモデルとなっている。
[ストラディックSW 14000XG]
オフショアキャスティングに最適な番手が追加リリース!
ストラディックSWと言えば、2020年の秋にリリースされたソルトウォーターゲームで人気の高いスピニングリールだ。インフィニティドライブを搭載した、パワフルな巻き上げ性能を持つのが特徴。このシリーズに、キハダやヒラマサなどのオフショアキャスティングゲームに最適な14000XGが追加された。
最大巻上長132cmというエキストラハイギア使用で、ナブラなど瞬時の対応が迫られる状況にも素早くルアーをプレゼンテーション可能だ。また、最大ドラグ力は15kgにまで高められており、大型の青物の強烈なファイトもしっかりと受け止める。もちろん、ドラグの強化に合わせて放熱性も確保されている。
IPX8相当の防水構造、XプロテクトやXシールドも搭載しており、波しぶきをかぶるような状況での使用でも、初期性能をより長く維持。エキスパートも十分納得できる、新たな選択肢が追加されたと言えるだろう。
[オシアコンクエスト]
強靭さ、滑らかさ、操作性を追求したオフショア用両軸リール
オシアコンクエストがフルリニューアルを果たした。これまでも、マイクロモジュールギアやHAGANEボディなど、極めてなめらかな使用感を実現しつつ、パワフルな巻き上げ性能も両立し、多くのファンから支持されてきたモデルだ。
新しいオシアコンクエストは、新たにインフィニティドライブを搭載し、軽快な巻き心地やパワーに加え、感度面でも大幅な性能向上を達成。また、フォールレバーはより操作しやすいデザインへと刷新。また、フォールレバー機構内にワンウェイローラーベアリングを組み込むことで、フォールテンションを加えたときに発生していた巻取り時の重さを解消。
コンパクトなボディに、シマノの持てる技術を詰め込んだ最新のオシアコンクエスト。ライトラインを使用しながら、大型のターゲットと対峙できるその性能の進化は、多くのアングラーの注目の的となっている。
[グラップラーBB]
ライトジギングに最適なハイコストパフォーマンスリール
オフショアのライトジギング用ベイトリールとしては入門機という位置づけだが、一方でHAGANEボディやXプロテクトなど上位モデルも採用する機能を搭載し、剛性感を向上させている。また、60mmのパワーハンドルを搭載することで、よりパワフルな巻き上げを実現。また、レベルワインド連動構造の採用でラインの放出時の抵抗を大幅に低減している。
コンパクトなボディでパワーハンドルを採用、さらに防水機構もBBクラスととしては初採用。リーズナブルな価格設定で、これからオフショアゲームを始めようとしているアングラーや、複数のタックルを使い分ける場合の追加用リールにも最適なモデルとなっている。
[ビーストマスター2000]
高耐久ブラシレスモーター「GIGA-MAX MOTOR」搭載!
注目の電動ジギングにも対応する、電動リール「ビーストマスター2000」。特筆すべきは搭載されるモーター。ブラシレスモーターを採用することで長寿命、さらに操作に対するレスポンスが優れているという特性を持つ。巻き上げを停止すればピタリと止まり、電動ジギングでのラインスラックを使った操作も得意とする。
また、ビーストマスター2000は減速ギアをベアリング支持とするなど、ギアシステムの強化もしっかりと施されている。
上部カラー液晶には、探見丸からの情報を表示することができ、海の中の状況をよりリアルタイムで把握しつつ、ジグなどの操作が可能となっている。
[エンゲツBB]
価格帯は入門機、しかし中身は上位モデルのタイラバ専用リール
グラップラーBBと共通のコンポーネントを採用しつつ、タイラバ専用として開発されたモデル。グラップラーBBと同様にHAGANEボディやXプロテクトを採用し、高い耐久性を持つのが特徴。さらに、誰もがパーミングしやすいようコンパクトなボディ形状となっている。
レベルワインド連動機構も搭載しているので、フォール時などのラインの放出がスムーズで、細いライン使用時や大型のマダイとのやり取りでも、安心して釣りに集中できる。
PG(パワーギア)とHG(ハイギア)、2タイプのギア比をラインナップしており、用途やアングラーのレベルに応じて最適なモデルを選択可能だ。
[クラドDC]
バスフィッシングもソルトルアーゲームも、1台で幅広くこなすベイトリール
10g前後のミノーから、300gを超えるビッグベイトまで、シンプルなブレーキセッティングで対応可能な、バーサタイルモデル。20lbラインが100m収まる、十分なラインキャパシティを持ち、遠投性とバックラッシュ低減効果の高い「I-DC4」を搭載。
バスフィッシングなどのフレッシュウォーターの釣りから、ビッグベイトを使用したボートシーバスゲームまで、幅広い釣りに対応。
1台で、色んな釣りを楽しみたいというアングラーにとって最適な選択肢となりえるベイトリールの誕生だ。
※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
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