最強クーラーボックスの選び方。真空パネル? ウレタン? 断熱材で何が違う!?

クーラーボックスの購入を検討していると、タイプの違いに戸惑うことがある。「発泡スチロール、ウレタン、真空パネル」何が違うのか、どれが良いのか、そのようなポイントをクーラーボックスの解剖図とともに解説。

●文:ルアマガプラス編集部

クーラーボックス最強は6面真空パネル、おすすめはウレタン系

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クーラーボックスの保冷力を決定づけているものの1つとして、断熱材があげられる。その断熱材の素材性能に違いが?

「クーラーボックスに採用されている断熱材は、大きく分けて3つあります。発泡スチロールウレタン真空パネル。この3つです」

どれが一番保冷力が高い?

「密閉性など様々な要素も重要になってきますが、単純にいま素材として保冷力が高いのは真空パネル。これは、アルミ箔で真空の状態を出しており、この真空部分が外気と内気をシャットアウトしてくれて保冷力を保っています」

2番目と3番目は?

「次にウレタン。歯磨きのチューブみたいになっているウレタン材を注入し、熱で発泡させて充填しています。その次に発泡スチロールとなります。ウレタンと発泡スチロールは、保冷力はそこそこですが、非常に軽いという利点があります。逆に真空パネルは重いというデメリットもありますので、長期の釣行以外では、バランスのとれたウレタンがおすすめですね」

それぞれメリットがあるのですね。

「あと、真空パネルは氷を砕くときにアイスピックなどを使って内部から穴を開け、それが真空部分まで突き抜けると一気に膨らんでダメになってしまいますので注意してほしいですね」

各部の説明! クーラーボックス大解剖図!

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単純な構造に見えて実は奥が深い、クーラーボックスの世界。各パーツの説明と気になる断面図を大公開。とくに各断熱材の解説は必見!

ハンドル

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クーラーの持ち手部分。これが長いと重くても持ちやすい。さらに、上蓋の変形が保冷力にも影響をおよぼすので、取り付け部分が横についているものが多い。キャスター付きのクーラーボックスには伸縮タイプのハンドルも。

上ブタ

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中身を取り出したり、入れたりするために開く部分。当然、開く回数が増えれば増えるほど冷気が逃げていくので、頻繁に開けないのも保冷力を保つコツだ。小さい小窓や投入口が付いているものもある。

ゴムパッキン

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フタの取り付け部分にあるゴムパッキンは、密閉性を保つことによって冷気を逃さない大事なパーツ。これが劣化していけばいくほど、内部の保冷力はダウンしていってしまう。

水抜き栓

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氷が溶けた水などを抜くための栓。大型クーラーなどは非常に便利な機能だが、この部分には断熱材は入れられないため、より保冷力を保つために無いタイプも多い。

ロック

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上ブタを閉じ、密閉性を保つためのロック。これが緩くなってしまったり、しっかり閉まらないと保冷力を下げる原因になる。

断熱材

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現在、最高峰の保冷力を持っているのが真空パネル。しかし、保冷力は抜群だが、クーラー自体が重めになるのと、価格も高め。次に保冷力があるウレタン系は、十分な保冷力を有しつつ重量は軽めで価格もお手頃。発泡スチロール系は、保冷力は劣るが非常に軽くて安いという利点もあるので、自分の用途によって選ぶのがベストだ。

真空パネル

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真空パネルには、クーラーの6面全てについているものから、底1面についているものまで様々。6面は保冷力は高いが価格も高め。1面は底が多いのは、置いた部分からの熱伝導が高いからだ。

正しい保管&取り扱いで長く使おう

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釣りから持ち帰ったクーラーは、水と中性洗剤をつけたスポンジで洗うのがベスト。そして、直射日光の当たらない場所に保管。真夏の車内などは高温になるので、変形してしまい保冷力ダウンの原因になる。また、短時間なら影響少ないが、長時間座るのは良くないとのこと。

長時間座ると保冷力にも影響する可能性が! [写真タップで拡大]

「変形の原因になりますから本来座るのは推奨できません。が、つい座ってしまいますね(笑)」
※ルアーマガジンソルト2014年9月号から転載


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