秋イカの傾向と対策。アオリイカ釣りに最適な理由は育ち盛りの回遊イカが多いから【米田塾集中講座】

シャクりを行なう現代エギングとはメソッドが違う「シャクらない巻きの釣り」この釣り方はこれまでも何度か紹介してきた米田さんの特徴的なメソッドのひとつだが、決して特殊な釣りではなく、むしろエギングブーム以前からある釣り方だ。そんな米田さんの経験とテクニックを元に、秋エギングに役立つ釣果アップ対策を紹介します!

●文:ルアーマガジンソルト編集部

【画像】『秋イカの群れ』と釣れる理由

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米田浩久(よねだ・ひろひさ)

30年以上の「イカ釣り」経験を持ち、”塾長”の愛称で知られる林釣漁具製作所・餌木猿フィールドテスター。淡路明石周辺をホームに、回遊するアオリイカを狙う釣りを得意とする。大病を患いながらも、米田さんを慕う塾生たちのサポートにより現在もフィールドに足を運ぶ。「釣りはやめられません! 」という熱き一言とともに奮闘中!

変化する行動パターンにマッチした釣法で釣果アップを目指せ!

春に生まれた子イカたちは温暖な夏秋を過ごし成長。そして、冬を越え春になると産卵を迎える。全国各地で季節の進行度合いの違いや、近年は様々な環境的な影響もあり、少しバラつきが出てきているものの、アオリイカは1年(1シーズン)で世代が変わる〝年魚〟という認識が一般的だ。

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そんなアオリイカの秋の行動パターンは、遊泳力が高くなりエサを取るために行動範囲を広くしていくため、数釣りがしやすくなる季節とされている。つまり、ビギナーが挑戦するタイミングとしても最適な季節ということになるのだ。

12〜20cmサイズが回遊をはじめる1つの目安。回遊しやすいタイミングは暗くなる夕方から

生まれて間もない小さなアオリイカは、青物などの魚食性の強い魚に狙われやすく、岩礁帯など物陰に隠れ、群れで行動している。

成長に伴い泳ぐ力をつけ、12cm前後を超える大きさになると、より多くのエサを求めだし海中を流れる潮にのって移動することが多くなる。より広い範囲を行動し、エサを採る行動も活発になることから秋に釣果が増えるといった理由につながる。

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広範囲で活動できるようになっても、やはり外敵が多いことに変わりはない。そのため回遊は外敵に狙われにくい暗い時間帯に行われることが多い。

深夜になるとイカの捕食行動が落ち着くため「日没から21時くらいまでがベストな時間帯」と、米田さん。彼の実績や経験からこの時間帯に釣りをする場合が多いそうだ。

群れを逃さなければ連発劇も起こり得る、秋の回遊狙い

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回遊ができるサイズになっても単独で行動することは少なく、基本的には群れを成して行動している。そのため釣果やアタリがあれば、周辺にはまだ他の個体がいる場合が多い。またこの時期のアオリイカは好奇心旺盛で、エギを警戒心なく触ってくることも数釣りに向く時期の理由として挙げられる。

回遊が始まる秋に釣果が増える理由

遊泳力が強くなるから

個体のサイズが大きくなり泳ぐ力がつくと、エサを捕まえる能力も高くなる。

捕食行動が活発になるから

体の大きさに合ったエサの量が必要となり、捕食行動をとる数が増える。

行動範囲が広くなるから

より多くエサがある場所を探すため、広いエリアを行動する必要が出てくる。

スレていないから

エギが危険なものという認識や経験が少なく好奇心が強いため、比較的エギに対する警戒心が少ない。

秋の回遊アオリイカ狙うならこのタイミング!!

(1)日没から21時くらいまでがベスト!

遊泳力がつき、活発にエサを追いかけるようになってもやはりまだサイズは小さめ。アオリイカを捕食する青物などのフィッシュイーターの動きが活発な日中は、外敵から身を守る事ができる浅いエリアや物陰にいる場合が多い。アオリイカの捕食行動が活発になるのは、暗くなる日没前後からで、夜が深まるにつれ捕食行動は落ち着くため21時くらいまでが目安となる。

(2)小さい潮まわりの下げ潮がちょうどよい!!

大潮などの潮位変化が大きい潮まわりは潮の流れも大きくなり、流れが岸から離れる事が多い。回遊はこの潮の流れに乗って行なうので、岸から離れてしまうと狙いづらくなる。狙いやすいのは小潮などの小さい潮まわりで、干潮へ向かう下げ潮時が適度に流れがあり釣りやすい。また回遊に慣れていない小型サイズであれば、より流れが緩やかな潮回りがよくなる。

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