魚に潜む悪魔《アニサキス》はブラックライトを利用して除去するのがオススメ

当たってしまうと地獄の苦しみを味わうことになる「アニサキス」。過去には元AKB48の板野友美さんをはじめ、渡辺直美さんやお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さん、「南海キャンディーズ」の山里亮太さんなど数々の著名人を苦しめた寄生虫だ。

→ブラックライトで照らすとアニサキスの姿がハッキリと

●文:ルアマガプラス編集部

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寄生された人間は苦しむ、アニサキスとは

アニサキスは寄生虫(線虫)の一種。その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見える。アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生しする。寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られている。

アニサキス幼虫は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mm

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アニサキスをブラックライトを使って駆逐する

アニサキス対策は加熱・冷凍をおこなえば確実だが、釣ったばかりの新鮮をピチピチのまま食べたいのならば、目視で確認して取り除くことが必須。しかし、アニサキスは細長く白いので、脂の乗った内臓などに同化して見つけづらい。

じっくり観察しないと見逃してしまうアニサキス。

ブラックライトで照らせば確認しやすい

アニサキスをブラックライト(UVライト)で照らすと白く発光する。身に浅く潜ったアニサキスも発見しやすくなり、除去が捗るのでオススメだ。

ブラックライトで照らすとアニサキスがクッキリ。

アジングなどでグロー系ワームに蓄光させるブラックライトを利用すれば良いので、ぜひ試してほしい。手元にブラックライトが無い方は彼女や奥様がジェルネイルなどレジンを固めるためのUVライトがあれば代用可能。

でも加熱・冷凍するのが最強の対策

ブラックライトでアニサキスを見つけやすくなったとしても、完全除去は保証されない。「お刺身」に固執せず加熱・冷凍するのが最強。無理やり生食した結果、地獄の苦しみを味わうよりも賢明だ。特にサバは危険度マックスなので、焼いても美味しいことを前提に調理に挑もう。

※アニサキスは熱に弱く、熱処理を行えば死滅させられます。加熱時間・温度は【70℃以上での加熱、もしくは、60℃なら1分以上の加熱】。冷凍の場合、冷凍温度・時間は【-20℃で24時間以上、中心部まで冷凍すること】。家庭用冷凍庫は-18℃であることが多いので、48時間以上冷凍しましょう。 引用:木下昌之 監修「死なないアニサキスは冷凍で死滅できる!【食中毒の適切な冷凍予防】」春夏秋凍 

(参照:厚生労働省


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