浅草の観光ついでに寄れる下町のルアーショップ
さて先日、東京都浅草にある"ラインスラック"に行ってきました。観光地の喧噪を少し離れたところにある浅草の一角、そのお店はあります。
モダンな店構えのドアを潜ると、明るい声で「いらっしゃいませ!」と声をかけてくれたのが、この店の店主である小倉英次さん。

「釣具メーカーで開発に17年勤務していたのですが、自分で自由にモノ作りがしてみたいという気持ちが強くなって、このラインスラックというメーカーを立ち上げました。実はここは釣具屋ではなく、ラインスラックのアンテナショップなんですよ。なので、営業時間も少し短めです」

店内には大きなショーケースに囲まれたスクリーンが鎮座。小倉さんが実際に撮影したルアーのヒットシーンを絶えず上映してます。

店内にはゆったりくつろげるカウンターテーブルが。まるでバーのような雰囲気です。

壁一面のルアーに、ラインはフックなどの小物、タックルボックスやフローターも販売していますよ。

ルアーのアクションを実際に目で確認できる180センチ水槽も小倉さんのこだわりのひとつ。
では、ラインスラックというブランド名にはどういう思いが込められているんでしょうか?
「ラインスラック、イコール、糸のたるみ。糸は張りすぎてもダメだし、緩みすぎてもダメ。釣りにおいて要の部分なので。あとは、ゆる〜い感じでいけたらなという意味合いのほうが強いですね」
オリジナリティ溢れるルアー達がラインスラックの魅力!
そのラインスラックの特徴が、個性的なルアーの数々。
「ラインスラックは店名でもありブランド名でもあります。そのラインスラックのなかに、バスルアーの「OGU」シリーズと、主にトラウト用のハンドメイドミノーを展開している「ORA」シリーズがあります」
それでは今回はラインスラックのOGUシリーズのなかから少しだけピックアップして紹介しますね。

水面でソフトなテールを艶かしく動かすウェイクベイトのスーパールーパー。「昔飼っていたウーパールーパーをイメージして作りました!」●全長:17センチ●重量:17グラム●価格:3480円(税抜き)

くびれたミミズ形状が特徴のダブルスイッシャー、ワンダーワーム。「トッパーの人が胸を張って使える“ワーム”です(笑)」●全長:11センチ●重量:17グラム●価格:3580円(税抜き)

ゼンマイでバタバタとテールを動かすドロンベア。「今年、夏の亀山ダムの大会で優勝したルアーです!」●全長:9センチ●重量:22グラム●価格:3680円(税抜き)
【DROWN BEAR 】1 トップウォーター
www.youtube.comオリジナルロッドもあります!
これ一本でラインスラックのルアーはだいたい扱えるオリジナルロッド、イエローマジック。「バスからトラウト、シーバスまで、これ一本でいろいろ遊べますよ!」

●価格:1万9800円(税抜き)
仕舞寸法30センチの万能小物ロッド、江戸夢。六尺と九尺のふたつをラインナップ。

江戸夢六尺●仕舞い寸法30センチ●3800円(税抜き)江戸夢九尺●仕舞い寸法30センチ●4800円(税抜き)
「水槽のウロちゃんもこれで釣りました!」
江戸夢を購入! そして意外な展開へ……
アットホームなお店の雰囲気と小倉さんの気さくなキャラクターで、常に楽しい時間が流れるラインスラックの店内。
ぼくは江戸夢の六尺とドローンベアーを購入しちゃいました!
すると小倉さんが、「せっかくなんで、少し江戸夢で釣りしてみますか?」と嬉しいお誘いが。ここはもちろんホイホイついていくことに!
お店から自転車で数分。やってきたのは墨田区の名所、スカイツリーです。

「スカイツリーのすぐ横に水路があるのですが、ハゼがけっこう釣れるんですよ」

まさに究極のアーバンサイドフィッシングです。

小倉さんの教え通りに釣りを開始するとすぐにヒット! 釣れたのはダボハゼ。この後も好調に釣れ続き、小一時間で10尾は釣れたでしょうか。

小倉さんにもダボハゼがヒット!
「マハゼやウロハゼなどの大きめのハゼを見せたかったんですけどね。でも12月に入ってもまだまだ釣れますので、みなさんもぜひ挑戦してみてください!」
ラインスラックに顔を出せば、可愛らしいルアー達と小倉さんの明るいキャラクターに誰もが魅了されるはず。
浅草やスカイツリーの観光ついでに、みなさんもぜひどうぞ!