房総リザーバーにおける厳寒期の名物パターン!!
いまや亀山ダムをはじめ房総半島のリザーバーをホームとするアングラーのあいだで知らない人はいないのでは? というくらい広く認識されている厳寒期のアカガエルパターン。
ルアマガモバイルを開設した2010年に遡りますが、はじめて迎えた冬・1月27日の更新で川島勉さんがこの釣りに関する原稿を書いてくださったのですが、最初にそれを読んだときにわかには信じられず、すぐに川島さんに電話して確認してしまいました。
「この時期にカエルが活動しているんですか?????」と(笑)。
そのときの原稿がこちらです↓.
先週はとても暖かい日が2日間続きました。
あの感じでまとまった雨が降っていたら表層の水温が上がり、シャローレンジでバスの反応が得られたことでしょう。
2月になると春一番を思わせる強烈な南風が吹き、木の枝や林に積もっていた落ち葉などが湖面に落ちます。
そんなタイミングで雨が混ざると、落ち葉の下や地面の窪みなどで越冬していたアカガエルが動き出します。そのなかには、風に飛ばされたり、雨に流されたり、足を踏み外したり、後先考えずに飛び込んでしまうなどして?(推測です)…湖面に落ちてしまうかわいそうな子がいます。
実際、過去に何度も、泳ぎ疲れて途方にくれているのを保護したり、浮きゴミや岩盤にしがみついて休憩しているカエルの姿を目撃しています。
そして、そのアカガエルを待ってましたとばかりに捕食するバスがいるのです。しかも、寒い冬でもディープに落ちることのないブリブリなバスが!!
彼らは普段からチャンネルのアウトサイド、切り立った岩盤・プラス・アルファの浅いレンジに浮いていて、水面の変化にもすぐに対応できる(落ちてきたカエルを捕食できる)のでしょう。
そうです!
そんなバスをターゲットにした"アカガエルパターン"が成立するんですね〜。
カエルパターンというと、フロッグを用いた表層の釣りが頭に浮かびますし、当時から川島さんも挙げていました。
が、高比重ノーシンカーやラバージグなど対応可能なルアーはほかにもあって、なかでも川島さんの懐刀と言えるのが、
『パインシュリンプ4.5インチ』のテキサスリグ!!

フックはツイストロック11#4/0(カルティバ)、シンカーはタングステンカスタムシンカー(ジャッカル)、シンカー止めはへらスーパーストッパー(オーナー)
浮きゴミを打ち破るためのテキサス! 誘うのは表層!!
チェックすべきは、いかにもカエルが落ちてきそうな浮きゴミ・プラス・アルファ(倒れた竹や冠水ブッシュ、崩落跡など)のカバー!!
川島さん曰く、「このときに注意したいのは、カバーに落として一気にボトムまでリグをフォールさせるのではなく、浮きゴミや木の枝などにラインを持たせて“水面直下”で誘うこと!!」

狙いは、カバーの下に浮いて、カエルが落ちてくるのをいまかいまかと待ち構えているバスなんですね!!

8日の釣行でも、パインシュリンプ4.5インチの1/2オンスシンカーテキサスリグでシャローのゴミ下からグッドサイズをキャッチした川島さん!! さすがです!!
ちなみに川島さんにとってパインシュリンプ4.5インチのテキサスリグはこの時期だけでなく、オールシーズン活躍してくれるマストアイテムのひとつ!!

かつて6月の亀山ダムで開催した艇王ではこのリグを用いて55センチ(2230グラム)というスーパービッグフィッシュをキャッチ!!
残念なのはこのワーム、なかなか売っていないこと・・・ショップで見かけたら迷わず購入しておくことをオススメいたします。