解禁日の聖地巡礼

ボートフィッシングの場合は黄色いブイの周辺に集合し、漁協の「エアホーン」の合図で各自狙ったポイントを目指す。

早朝に湖面を覆っていた霧も徐々に消え、富士山が顔を出した。
レインボートラウトの部優勝者は71センチの大物を釣り上げる!
71㎝のレインボートラウトをキャッチした伊藤聖之さん。芦ノ湖歴は15年ほどで、ハンドメイドミノーによる「ミノーイング」にこだわりルアーフィッシングを楽しんでいる。
解禁と同時に開催されたのが「芦ノ湖ルアー・フライ限定特別解禁釣大会」。対象となる魚種の全長で競われるのだが、レインボートラウト60センチ以上、ブラウントラウト40センチ以上、サクラマス40センチ以上、イワナ40センチ以上、オオクチバス40センチ以上と検量基準が設けられている。ちなみに、レインボートラウト・ブラウントラウトはそれぞれ1位〜3位まで、その他の対象魚種は各1位のみ表彰された。
この日、2魚種の部門で入賞したのが伊藤聖之さん。レインボートラウトは71センチを釣り上げ優勝、ブラウントラウトは繰り上げとなったものの、3位という好成績であった。
「序盤は狙ったポイントに魚がいなくて苦戦しました。とにかく魚を見つけようといくつかポイントを回ってみたところ、九頭竜から防ヶ沢付近がよかったですね。時合もあったと思いますが、この周辺で優勝した71センチのニジマスもキャッチすることができました」

71センチを筆頭に、同等クラスのレインボーを2本、ブラウンを1本キャッチした伊藤さん。この他、検量サイズに満たない魚も多数釣り上げたそうだ。

優勝魚を釣り上げた「ザンマイ・ファット85㎜」。普段の解禁は派手な色を使うことが多いそうだが、この日はややアピール抑えめのコパー(写真下)カラーが活躍したとのこと。

表彰式では、入賞者の表彰のほか、村田基さんによるトークショーや抽選会なども行われた。

優勝トロフィーを手に、豪華賞品に囲まれご満悦の表情の伊藤さん。芦ノ湖歴15年の中で入賞したのは5年前のブラウントラウトの部2位以来だという。
ルアーマガジンリバー2017年6月号では湖特集企画を予定!
2017年4月21日に発売される「ルアーマガジンリバー2017年6月号」では、第2特集として「湖攻略」を予定している。実は、今回はこちらの取材がメインであった。協力してくれたアングラーはザンマイのビルダー兼代表を務める小平豊さん。「芦ノ湖攻略〜ミノーイング編〜」について解説してもらったので、お楽しみに!

ルアーマガジンリバー2017年6月号で紹介予定の「ワカサギを意識したミノーイング」は必見です!