止めていても反射板が揺れて、フラッシングで誘う!

『エクスセンス シャローアサシン99Fフラッシュブースト(SHIMANO)』
●全長:99mm
●自重:14g
●タイプ:フローティング
●価格:2,100円(税別)
ルアーの頭部をよく見てほしい。スケルトン状のボディ内部に、反射板が入っているのがわかるはずだ。ルアー内部に反射板を持つルアー自体は、それほど珍しいものではない。これまでも、使ったことがあるというアングラーも多いだろう。
この、ルアーが、それら反射板を搭載したルアーと一線を画すのは、その構造にある。わかりにくいかもしれないが、反射板の前端と後端に、スプリングの存在が確認できるだろう。これで反射板を支持しているため、ほんのわずかな振動でもヒラヒラと動き、フラッシングを発生させるのである。
水中では、常に水流やルアー自体のアクションで、反射板は動き続けフラッシングを発生する。たとえ、ステイの状態でも、わずかな振動で効果を発揮するように設計されている。
日中はもちろんだが、橋の明暗でのドリフトの釣りに威力を発揮
シャローアサシン99Fの効果的な使い方としては、やはり、光がある状況下で威力を発揮するだろう。
ただ、その光量は必ずしも大きくある必要はないようだ。例えば、夜間のシーバスゲームでも、街頭などの明かり程度でも反射板は光をしっかりと拾い、キラキラとフラッシングを発生させて、シーバスのバイトを誘う。

名前の通り、シャローレンジに対応したモデルなので、あまり水深の深いエリアには適さないだろう。また、サイズも99mmと比較的コンパクトなので、オープンエリアよりも、橋脚などのピンポイントを攻略するための、喰わせのミノーという捉え方がいいかもしれない。
フローティングなので、潮流や川の流れを利用したドリフトの釣りにも最適だ。流れに漂いつつ、フラッシュブーストでキラキラと視覚的にアピールする、新たな攻め方も可能となっている。
肝心のルアーのアクションは、ただ巻きでウォブロールアクションを発生させる。強いアクションで見せるというよりも、ナチュラルアクションとステイでの視覚的アピールを得意とするルアーだ。
シマノの技術力を見せつける、機能てんこ盛りルアー
また、フラッシュブースト機構だけでなく、シャローアサシンにはAR-C重心移動システムも搭載されるので、小型ボディでありながら、しっかりと飛距離を稼げるようになっている。さらに、ボディ後半部分には、リアルな「狂鱗ホログラム」を採用している。

角度によって見え方が変わる、リアルなウロコ模様の「狂鱗ホログラム」を採用。フラッシュブーストのフラッシング+ホログラムのリアルさで、シーバスに見せて喰わせる。

ボディ前半にはフラッシュブースト機構、後半にはAR-C重心移動システムを搭載。さらに、新開発の狂鱗ホログラムカラーも採用、シマノの技術力と開発力を凝縮したルアーに仕上がっている。
最新の機能を詰め込んだ、小型のシャローミノー「サイレントアサシン99F フラッシュブースト」をルアーローテーションに加えることで、今までとはひと味違った展開でシーバスを攻略できるだろう。