さて、もうご存知の方も多いかと思いますが、ルアーマガジンソルト本誌で連載中のプロアングラーの対決企画、「アジング王BATTLE 2nd season」の決勝を制したのは……。関西圏をベースに全国で活躍中の藤原真一郎さんでした!

■2代目アジング王
藤原真一郎(ふじわら・しんいちろう)

関西アジング界でも一目置かれるアジングジャーキー。
Season1での予選敗北から自身のアジングを磨き直し、Season2では見事に優勝。

Fシステム」などを開発したり、「宵姫(がまかつ) 」に代表されるような先鋭的なアジングロッドの開発に携わったりと、アジングシーンの最先端を走る。

画像1: 2018年のアジング日本一をキメた藤原真一郎さんのタックル、お見せします!【アジング王BATTLE】

2018年アジング最強の最終決定戦レポートはこちらから読めます!



タックルの解説の前に……アジング王BATTLE決勝戦のレギュレーション!

今回はその藤原さんが使用していたタックルなどに焦点を当てて、二代目アジング王がどんな布陣でこのガチ対決に望んでいたのか解説したいと思います。

あ、そちらを解説する前に、雑誌本編でも詳細な全容までは公開していないアジング王BATTLE決勝のルールを先にバラしちゃいましょうか。興味の無い方は読み飛ばしてくださいませ。

アジング王BATTLEとは!

画像: アジング王BATTLEとは!

【アジング王BATTLE決勝戦 企画概要】
このアジング王BATTLE決勝戦は、2018年に各地で行われた『アジング王BATTLE』を勝ち上がってきた、藤原真一郎さん、渡邉長士さん、トミー敦さん、丹羽喜嗣さんの4名で戦われます。

試合はバディ・システムを採用、ふたり1組で行動します。当日くじ引きで試合時に行動をともにする対戦者を決定します。形上は通常のアジング王バトルの対戦方式と変わりません。

【勝敗の決定】
試合は、釣り上げたアジのポイント合計で勝敗を決します。
対象となるのはマアジメアジ青アジなど一般的に“アジ”と呼ばれる種類のみとします。
メッキなど、ロウニンアジ、ギンガメアジなどは上記の対象に含まれません。曖昧な場合は審判により判断されます。

又長:20cm以下【0P】
又長:20cm以上【1P】
又長:30cm以上【3P】
又長:35cm以上【5P】

【撮影のための拘束ルール】
アジがヒット、ランディング後、60秒は次のキャストを開始できないものとします
その時間の判定は各審判が行います。撮影にてロスタイムが生じた場合審判の判断で試合時間を個々に延長します。

【試合方式】
アジング王BATTLEは壱岐島の所定の場所より17時より試合スタート。24時試合終了とします。※スケジュールが前後する可能性はありますが、原則7時間の試合とします。

規定試合時間で決着がつかない場合、30分毎のサドンデスルールを採用します。ポイント対象となるアジを釣ったほうが勝利となります。1時間を超えて決着がつかない場合は、アジのサイズに関わらず1尾を手にしたほうが勝利とします。その他不測の事態が生じた場合は審判によりルールが決定されます。

【タックルについて】
使用する道具はルアーフィッシングに準ずるもののみ。延べ竿、エサ釣りは禁止します。使用できるタックルはロッド2本とします。このタックルは最初に選んだ機種・スペックのものから変更できません。

ハードルアー、ソフトルアーどちらの使用も可能です。匂いつきのルアー、フォーミュラの使用も可能です。リグに関しても制限はありません。また、試合中にタックルが破損その他、気になる場合は都度、審判となるスタッフにお問い合わせください。

同じスペックのロッド、及び大きく変わらない代替タックルに変更することが可能です。
リールについてですが、使用台数2台、スプールの制限はありません。

【試合釣り場の決定】
試合の釣り場は、審判員により複数箇所候補地がアングラーに告げられます。その候補地を確認後、対戦者同士が話し合い、双方の同意の元、そこで試合を行うものとします。

釣り場は双方の同意のうえ、何度も変更することが可能です。候補地の意見が双方で別れた場合、じゃんけんによって権利を取得するものとします(これも、移動のタイミングが双方の意見と食い違った時のみ)。

移動のタイミングについては、アングラー双方の同意の元、移動が可能です。ただし、アングラーは移動拒否権限も持っています。
この移動拒否権の発動は、各釣り場につき1度のみ。拒否の効力は1時間。対戦相手が移動の拒否権を行使した場合、その1時間を過ぎれば、拒否権を行使されたアングラーは、そのポイントでの移動のタイミングを自由に設定することが可能です。

編集部からの釣り場変更の打診を行う場合がありますが、その提案にアングラーが同意した時のみとします。片方のアングラーひとりが同意し、片方のアングラーがその提案を拒否した場合、じゃんけんによって決定します。これは移動に関するルールに準じます。

【試合ポイントでの双方の釣り位置について】
フィールドが堤防の場合、釣り場に入る時点でじゃんけんが行われ、勝者が最初に入る場所を選定できます。またアングラーはマイフィールド宣言を行うことができます。

マイフィールド宣言とは、自分が入った釣り場に対し、対戦アングラーに対し自信半径5m以内へ入場できないようにする権利です。この権利は宣言により行使できます。行使時間はひとつのポイントで1度のみ30分とします。また、ポイントでアングラーは対戦アングラーより大きく離れることはできません。その範囲についてはポイントに入った時点で審判員が範囲を決定します。

状況により審判判断でその範囲の変更が告げられる場合があります。マイフィールド宣言の効果時間終了後は5m以内への侵入が可能ですが、キャストラインがクロスしてはいけません。

使用可能タックルについて注目

……はい! そうなんです。アジング王BATTLEでは基本的に、使用できるタックルは2本に固定されます。試合中に破損を除いては、機種変更ができないルールになっています。そこで参加アングラーは、どのスペックのロッドにするか、まずは深く吟味することになります。

ただ、傾向としては、ジグ単(ジグヘッド+ワーム)を意識したオーソドックスなアジングスタイルを取り回すためのタックルと、フロートプラグを使うことを意識した強めのタックルの2種を選択することでカバーすることがセオリーになっており、必然的に選ばれるロッドは様々な状況に対応しうる、本人たちにとっては汎用性の高いタックルセレクトになることがご理解いただけるかと思います。



藤原真一郎さんが決勝で選択したタックル2セット

それではお待ちかね、藤原真一郎のタックルをご紹介です。

画像: 左のラグゼ宵姫天のグリップの短さに注目……。ワンハンドキャストに特化した仕様なのだが……。

左のラグゼ宵姫天のグリップの短さに注目……。ワンハンドキャストに特化した仕様なのだが……。

1. ジグヘッドを意識したメインタックル

ロッド:ラグゼ宵姫 天 S61L-Solid(がまかつ)
リール:イグジストFC-LT 1000SP(DAIWA)
ライン:鯵の糸ナイトブルー0.35号(サンライン)
リーダー:スモールゲームリーダーFC4lb(サンライン)

2. フロートリグやキャロを意識したタックル

ロッド:ラグゼ宵姫 華 S82H-Solid(がまかつ)
リール:イグジストFC-LT2000S-H
ライン:プロトPE0.5g(サンライン)
リーダー:スモールゲームリーダーFC8lb(サンライン)

ひときわ目を引く、ラグゼ宵姫 天

藤原のアジングイズムを正に具現化したようなタックルといえば、やはりこのロッド。
ラグゼ宵姫 天」シリーズ。

保守的な小生は最初このロッドを見たときに、その尖りように「これはエンスーなアジンガー向けすぎる!」と感想を持ったもの。しかし、藤原さんとの取材を重ねて、そのロッドでの釣りを目の当たりにしていると……欲しくなるのですよこれが。

メーカーホームページでも謳われていますが、このシリーズは「反響感度」「抵抗感度」「接触感度」の実現を意識し、装飾すらも極力排した上で、独特とも言えるワンハンドキャスト特化仕様に仕上げています。

デザインに携わった藤原さんのコダワリが強すぎるんじゃ……と思ってしまいがちですが、軽くなったリール、イグジストを装着してそれを振ると、意外にも違和感がないのです……。あれ? 自分でも扱えちゃうかも……と。

■ラグゼ宵姫 天 S61L-solid

藤原さんのチョイス

その天シリーズのなかで、決勝戦に望むべく藤原さんが選んだ「S61L-Solid」にも納得。

ステージとなった壱岐島は、全般的に10m以上のディープが絡むエリアが多い。しかも、編集部でアングラーに提示した「郷ノ浦港南東&北西エリア」、「湯ノ本湾エリア」、「芦辺港エリア」は特にそういう特長のある場所。

そこを攻略するのにこのモデルを的確にチョイスした藤原さんの戦術がここにも見てとれるのですね。ちなみに、「S61L-Solid」は「宵姫 天シリーズ」のなかでは最もレングスの長い「ジグ単」モデルで、なおかつディープ攻略に長けた1本。

近年のアジングシーンは、やはりファンの増加もあって、難しくなっている場所も少なくありません。そんな中で、水中の情報を丸裸にするような感度、使用感はとてつもない武器になっているのだ。聖地として知られる壱岐島でさえ、より釣るには「ひと工夫」がいるのです。

宵姫 天 S48AL-solid

そんな、壱岐島のアジング王BATTLEで藤原さんの釣りを支えた宵姫ですが、「天」にまた驚くべき1本が追加されています。

それが「宵姫 天 S48AL-solid」。4ft8inというレングスと、AL(エアーライト)と型番で謳われていることからもわかるように、これぞまさに究極のジグ単モデル

アジング王BATTLEで使用した最長モデルの「S61L-solid」でさえ、その手元に伝わる感度たるや恐ろしく鋭敏。それよりもさらに短く軽量なこのモデルのエアーライト感は、エンスーとは言い難い、小生でも使ってみたいと思わせる逸品。極端ではありますが、アジングファンとしては気になって仕方がないのです。

画像: 4ft台、28g という軽さ。タナゴロッドか??と思ってしまうほどの極み。恐ろしいロッドをデザインしたものです。そのにこやかな笑顔がこわい。

4ft台、28gという軽さ。タナゴロッドか??と思ってしまうほどの極み。恐ろしいロッドをデザインしたものです。そのにこやかな笑顔がこわい。

アジング王というタイトルを獲ったのは必然かと思えるほどコダワリが、タックルにも現れる藤原さん。もうすぐはじまる予定の『アジング王BATTLE 3rd Season』。

今年も強敵を迎えての対戦が予定されているなか、2連覇に向けてどういった釣りを見せてくれるのか今から楽しみです!


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