はい。アクアリウム記事企画、少々ご無沙汰しておりましたが、大いなる野望を叶えるために再開します! さて、連載では特に日本淡水魚のなかでも飼育して楽しいオヤニラミのお話を中心にすすめておりましたが、今回はようやく飼育編です。では、はじめますよー。
画像: なつく!簡単!オヤニラミを飼ってみよう Part.1【釣った、採った!で魚を飼ったり育てたり。アクアリウム奮闘記#04】


諸々の制約がなければ60cm水槽を準備しましょう

水槽選びについては過去記事をご覧いただければと思うのですが、兎にも角にも捕まえてきたオヤニラミを飼育するための具体的なノウハウを書かせていただければと思います。諸々の制約がないのであれば、60cmの規格水槽を準備してください。値段も手頃ですし、なにより60cmタイプならば、世間一般にはタブーとされているオヤニラミの混泳水槽の構築も容易です。

だいたい、オヤニラミは気性が粗いので、複数のオヤニラミを同時に飼ったり、他の魚を混泳させるとトラブルが起こりますよ〜と書かれていることが多いのですが、せっかく水槽を用意するのに、オヤニラミ一尾じゃ、味気ないですよね。

ですので、本記事ではオヤニラミを他の淡水魚と混泳、および、複数のオヤニラミをひとつの水槽で飼育することを前提としたノウハウを綴ることにいたします。

基本的な準備

水槽の他に準備すべき基本グッズとして、水槽+ろ過器を挙げさせていただきました。これについての詳細な解説は今回は割愛します。その2つ以外にあったほうがいいものをまず羅列しましょう。

照明

最近はLED照明が流行りです。アクアリウム用のものも比較的お求めやすい価格で販売されておりますので、そちらをお買い求め頂くと良いかと思います。水草なども育てることを意識するならば、市販の高輝度高演色。具体的には10000k前後のスペックのものを選ぶといいと思いますよ。

画像: 6500K☓90cmを2本。いちおう、市販の10000k前後のアクアリウム専用灯を入れてこの明るさ。明るさは好みかと思いますが、6500kだけでも十分かと思ってます。

6500K☓90cmを2本。いちおう、市販の10000k前後のアクアリウム専用灯を入れてこの明るさ。明るさは好みかと思いますが、6500kだけでも十分かと思ってます。

ちなみに私は秋葉原に出かけて自作しております。アクアリウムには見栄えをパキッとさせるためか、ケルビン数の高い光源が重宝されておりますが、小生は6500k〜7000kほどのLEDライトを買い求め、それをアルミのプレートに貼り付けることで光源を確保しております。これで特に問題はないので、自作好きの方は試してみてください。

底砂利・底砂・ソイル

掃除のしやすさという面では、大磯砂と呼ばれている底砂利が一番スタンダードで扱いやすいです。水のろ過を促進するバクテリアの生息は濾過器以外に底砂のある無しにかかっておりますから、週に1〜2度の頻度で水換えをする心意気がある人意外は、底に何らかを敷き詰めてやってください。

ソイルとは、水草の育成などを意識した焼結泥(土)の総称です。水草を植えて育ててみたいなんて人には向いていますが、はじめてのアクアリウムであれば悪いことはいいません。ソイルはやめときましょう。

ちなみにですが、これは実感で

底砂利(大磯)>底砂(川砂)>ソイルの順で掃除がしやすく、バクテリアの量や全体的な水質の安定ではこのヒエラルキーが逆転します。なかなか難しい相関をもっておりまして、これも普通のアクアリウム指南書なんかにはあまり書かない話しなのかもしれませんが…。

掃除のしやすさでは底砂利>底砂>ソイルではありますが、掃除をしなくても水質が持つという側面ではソイル>底砂>底砂利となっています。はい、ものぐささん気づいちゃいましたか? 「俺、あんま掃除をする暇がないんだよね」という方は、ソイルがよかったりするわけですが、ソイルはそういうものぐさを越えて、掃除が必要になった段階でのメンテが大変なので、あまりオススメはいたしません。

ですので、アクアリウムを始めたものの、お手本のようなメンテ頻度で管理できない方は「砂(川砂)」と呼ばれる砂利の大きさが細かい物が実はおすすめだったりします。

でも、基本書では「砂利(大磯)」がオススメ!って書かれてると思います。小生もぜひ快適な飼育空間を飼育しているオヤニラミに提供するためにも、ある程度のメンテが必要にはなってくるが扱いやすい「砂利」タイプをオススメしたいところです。

頻度の高いメンテは生体を大事にする心意気だからです。



採取の前に、水槽を準備する

画像: 魚を入れずに、砂、石、水草などのレイアウトをした状態で1週間くらい、ろ過器をまわしつつ放置。レイアウトについては次回以降に詳しく。こちらはアクアリウム仲間の、水槽立ち上げ風景。こちらが川砂系(もしくは大磯のレキが細かいタイプ)。

魚を入れずに、砂、石、水草などのレイアウトをした状態で1週間くらい、ろ過器をまわしつつ放置。レイアウトについては次回以降に詳しく。こちらはアクアリウム仲間の、水槽立ち上げ風景。こちらが川砂系(もしくは大磯のレキが細かいタイプ)。

さて、オヤニラミを採種して飼うぞ!と意気込む前に、可能な限り、水槽を濾過機能が働いている状態を事前に作り出しておくことが必要になってきます。これをアクアリウムでは「水槽の立ち上げ」と呼んでおります。

ざっくり解説すると、濾過機能が形成されている水槽を準備することで、生態が投入された後の水質維持を主目的にしております。

と、いいますのも、水槽を準備→ろ過器を準備→砂利を引く→その他レイアウト。という手順を踏んで、水道水を水槽に張っても、見た目の水はきれいですが、そこは無機質な世界…。魚だって、そこに入れば食事もすれば糞もします。その汚れをどう処理するかというと、フィルターでそれを濾しただけでは、魚にとって毒素となるアンモニアは分解されず循環してしまうことになります。

そこで、魚を投入する数日前…、可能であれば一週間前ほどにさかのぼり、そういった循環ろ過に必要とされるバクテリアを増殖しておく必要があります。バクテリアはアンモニアを分解して亜硝酸塩に変換してくれるんですね。その手の詳しい話はまた今度。とにかく、大事なバクテリアは砂利や、場合によっては川の水などに少量含まれておりますので、一週間ほど、ろ過器を水槽内で循環させていれば、自然に発生し、砂利や石、ろ過器のフィルターなどに付着、増殖します。

手っ取り早くすませるなら、バクテリアはアクアリウムショップなどで販売されていますから、そちらを適量投入すれば良いでしょう。急ぎの場合はその手法がありますが、それでも1〜2日は水が安定したほうが良いとされています。

さぁ、これで、取り急ぎ、オヤニラミを迎える準備はできました! 次回から更に具体的な飼育ノウハウを記事にしたいと思います。



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