仕掛けよりも、釣り方よりも、釣果を左右するもっとも重要な要素がエサ。当り前かもしれないけれども、つまりエサを知ることは、チヌ(クロダイ)へ近付くための基本にして最重要課題なのだ。知ってるようで知らなかった、普段何気なく使っているエサを、1種類ずつご紹介していこう。
今回は「イガイ」。岸壁や磯に群れをなす黒褐色の貝を見たことがある人も多いのではないだろうか。食用として育てられたものはムール貝の名でも知られるなど美味しく、チヌも大好物のひとつ。



PERT1「イガイの特徴」

【イガイ】

イガイとは、多くの場合は地中海原産の標準和名ムラサキイガイをさしている。船舶を介在して日本にやってきた外来種だ。

単体で使うことはもちろん、稚貝ダンゴと呼ばれる小さな貝のかたまりを使うこともある。

そして、1990年代に見つかった、殻が緑色をしているのがミドリイガイ。

ムラサキイガイが落ちた後の堤防につく。秋に高い実績があり、今では定番のエサとなっている。

画像: イガイ(ムラサキイガイ)。

イガイ(ムラサキイガイ)。

画像: こちらはミドリイガイ。

こちらはミドリイガイ。

PART2「イガイのハリへの刺し方バリエーション」

イガイのハリ付け方法を紹介していこう。釣り方によって有効になりやすい様々なエサ付け方法がある。ひと通りの方法を覚えよう。

【チョウチョ掛け】

貝殻のカーブした部分(もしくは反対側)にハリを刺す。

ズレにくくエサ持ちがいいが、海底に根掛かりしやすいエサ付け方法でもある。

画像1: 『ちぬ倶楽部』クロダイを釣るためのエサ図鑑[イガイ]

【口掛け】

ちょうつがいの反対側にハリを刺す。

ハリの抜けがよく、根掛かりもしにくい刺し方。

画像2: 『ちぬ倶楽部』クロダイを釣るためのエサ図鑑[イガイ]

【稚貝ダンゴ】

1枚貝でチヌを狙って反応が悪いときでも、これに替えれば一発で食ってくることも。

貝同士をつなぐ繊維に刺そう。

画像3: 『ちぬ倶楽部』クロダイを釣るためのエサ図鑑[イガイ]

【繊維掛け(1枚)】

貝から伸びた繊維にハリを刺す。

繊維をひねりながら2、3回通すのがコツ。

揺れながら落ちるので、チヌを誘う効果がある。

画像4: 『ちぬ倶楽部』クロダイを釣るためのエサ図鑑[イガイ]

【繊維掛け(2枚)】

2枚の貝を用いた繊維掛け。

大きめのオモリを使えば、オモリが下になってひらひらと沈み、誘う効果が高くなる。

画像5: 『ちぬ倶楽部』クロダイを釣るためのエサ図鑑[イガイ]

【内オモリ】

貝を斜めに沈めやすいエサ付け方法。

岸壁がえぐれているオーバーハングの下を狙うような「スライダー釣法」では必須の刺し方。

魚への違和感も少ない。

画像6: 『ちぬ倶楽部』クロダイを釣るためのエサ図鑑[イガイ]

「内オモリ」のエサ付け工程

画像: ①ハリにヒューズオモリを巻く。

①ハリにヒューズオモリを巻く。

画像: ③そしてミミまでを貝に挿入。

③そしてミミまでを貝に挿入。

画像: ②そのハリの ミミ (※) などで貝をこじ開ける。

②そのハリのミミ(※)などで貝をこじ開ける。

画像: ④ハリ先だけを出しておく。

④ハリ先だけを出しておく。

【ミミ】釣り針の針先ではない方についている、釣り糸を巻くときに固定する部分。平たい形状が耳のような見た目になっている。



PART3「イガイの使用上の注意」

【採取はイガイ取りで】

イガイを採取するときは熊手状のイガイ取り器をタモの柄にセットして使用する。これで堤防際の貝をこそげ取る。

ただし、イガイを採取すると、ポイントが荒れるケースもある。

釣り場によっては現場採取がNGの場合もあるので、その際は釣り場以外の場所で入手しよう。

また乱獲はやめ、必要最小限にしよう。

画像7: 『ちぬ倶楽部』クロダイを釣るためのエサ図鑑[イガイ]

【暑い季節は保管に注意】

エサ箱の温度が上昇しすぎると、貝が口を開けてダウンしてしまう。

採取したイガイは海に浸けておき、こまめに継ぎ足すといい。

画像8: 『ちぬ倶楽部』クロダイを釣るためのエサ図鑑[イガイ]

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