次世代電力、リチウムイオンバッテリー。レンタルボートの動力源として各社からリリースされるようになってから数年、実際に従来の鉛バッテリーと比べ、何がすごくて、どう違うのか? そのメリット・デメリットをエヴォルテックジャパンのエレキ専用リチウムイオンバッテリー『エヴォテック』レッドラインシリーズを使って、世界のタクイトーこと、伊藤巧さんと徹底検証する!


「一度使ったら戻れない」夢のバッテリー!

日本独自ともいえるエレキを動力とするレンタルボート文化。
バスボートをトレーラーでけん引する本格的なスタイルと違って、レンタルボートのセットさえあれば、色んな湖でそこそこお手軽にボートフィッシングができるため日本の湖の規模にあったフィッシングスタイル。
そんな楽しい、楽しい、レンタルボートフィッシングだけど、ひとつだけ億劫になってしまうこと。
それは・・・

画像1: 「一度使ったら戻れない」夢のバッテリー!

こやつを運ぶこと・・・・。
そう、レンタルボートフィッシングに欠かせない、バウデッキ、エレキに並ぶ、必要不可欠な存在。
『バッテリー』です。
世間的に一番普及しているのが、このマリン用の鉛バッテリー。
サイズによって多少の差異はありますが、重量は1個あたり約20~27キロ。
使用するエレキのボルト数によって、使うバッテリーは最大3個(36Vの場合)にもなり・・・
それを一度に運ぶのは・・・・

画像2: 「一度使ったら戻れない」夢のバッテリー!

☆☆無理!!☆☆
(※危険なので絶対に真似しないでください)

こんな重いバッテリーを、釣り場によっては斜めの土手だったり、雨の日にはツルツルな護岸を運んだりするのはホントに辛い。
ましてや桟橋と高低差のあるボートへ積み下ろしたり、家ではアパートの三階(エレベーターなし)まで運んだりなんて、修行そのものなんです。
だからこそ、かつてはおそらくすべての人が思ったでしょう、
「バッテリーが軽くならないかな・・・」と

???「あるよ」

!!!!???

画像3: 「一度使ったら戻れない」夢のバッテリー!

本場米国、B.A.S.S.セントラルオープン、総合成績4位! そして来期はエリートシリーズ昇格のタクイトープロ!!!!

伊藤「その夢のバッテリーあるねん」

え、その青いやつですか? 
どれどれ、う~ん確かにちょっと軽いけど、感動するほどでは・・・

伊藤「これで36V(鉛バッテリー3個分)やねん」

ファッ・・・!?

伊藤巧がエヴォテックを選ぶ理由。

さて、茶番が過ぎましたが、リチウムイオンバッテリーは簡単に言えば、軽い、速い、長寿命というのが魅力。
各社からリチウムイオンバッテリーがリリースされている中でも、伊藤プロが『エヴォテック』を選んだ理由というのはなぜでしょう?

画像: ※写真は24VタイプのSE241000。これも鉛バッテリー2個分の働きをします。

※写真は24VタイプのSE241000。これも鉛バッテリー2個分の働きをします。

伊藤「世に流通しているリチウムイオンバッテリーは、例えばバスボートのスターター用、エレキ用と専用設計されていないのがほとんど。でもエヴォテックはクリーンラインというスターター用、レッドラインというエレキ用のバッテリーが存在します。
これはどういうことかというと、それぞれの用途に適したバッテリーを作りをしているということなんですよ。
たとえば、バスボートのエンジンを始動するスターターバッテリーには瞬間電圧が高く、一気に放電されても耐えうるものが最適だし、逆にエレキ用は一定の電圧をジワジワ使い続けるので、残量が減っても同じ電圧を持続するものがいいわけです。
バイクやクルマのバッテリーでノウハウのあるエヴォルテックジャパンが、ボート用のバッテリーを本気で考えた結果、スターター用とエレキ用で中身の作りまで変えているのが、『エヴォテック』
おそらく、業界では初めてだと思うので、そういうプロのモノづくりに惚れました。
あとは、房総のロコアングラー・鶴岡克芳さんが開発テストに協力していたということもあって、信頼度も文句なしです」。

画像: 鶴岡克芳/つるおか・かつよし 房総リザーバーをホームとする生粋のトーナメンター。豊富な知識と熟練の技は難攻不落タフレイクやトーナメントシーンでひとつ抜けた釣果をたたき出す。陽気な人柄で伊藤巧さんの兄貴分。

鶴岡克芳/つるおか・かつよし
房総リザーバーをホームとする生粋のトーナメンター。豊富な知識と熟練の技は難攻不落タフレイクやトーナメントシーンでひとつ抜けた釣果をたたき出す。陽気な人柄で伊藤巧さんの兄貴分。

画像: 2018年に行われた艇王第1戦で伊藤巧さんはエヴォテックのリチウムイオンバッテリーを3発使用。以後、本格的にリチウムイオンバッテリーの導入へ至る。

2018年に行われた艇王第1戦で伊藤巧さんはエヴォテックのリチウムイオンバッテリーを3発使用。以後、本格的にリチウムイオンバッテリーの導入へ至る。



エヴォテック、リチウムイオンバッテリーのメリットを再確認

リチウムイオンバッテリーの中でも伊藤さんが『エヴォテック』を選んだ理由を先に記述してしまいましたが、そもそものリチウムのメリットを振り返りましょう。

メリット1:軽量であること

12V100AhモデルであるSE-121000の重量は単体で10.1キロ。ボートユーザーの主流バッテリーでもある12V105Ahの鉛バッテリーの重量が23.6キロなので、半分以下の重量になります。

画像: 伊藤「指一本でこの高さまで持ち上げるなんて、鉛では考えられないでしょ?」

伊藤「指一本でこの高さまで持ち上げるなんて、鉛では考えられないでしょ?」

ちなみにエヴォテックの12Vモデルには、容量を少し落とした75AhのSE-12750というバッテリーも存在し、そちらの単体重量はなんと6.6キロ! 鉛の80Ahモデルの重量が19.9キロなので、1/3以下の軽さです。

スーパーロコがひしめき合う牛久沼でも、愛用しているアングラーが多数!

画像: H-1でも上位経験多数の牛久ロコの中西さんもSE-12750を愛用。 「僕のようなシルバーアングラーはね、一回使ったらもう戻れないですよ(笑)」と謙遜。

H-1でも上位経験多数の牛久ロコの中西さんもSE-12750を愛用。
「僕のようなシルバーアングラーはね、一回使ったらもう戻れないですよ(笑)」と謙遜。

画像: たまやカップ常連、浦田さんも同じく、SE-12750を2発愛用。 「バッテリーの運搬が段違いに楽なので、フットワークがものすごく軽くなりました。確かに値段は高額ですが、後悔はないです。むしろ、買ってホントに良かったなと思ってます」

たまやカップ常連、浦田さんも同じく、SE-12750を2発愛用。
「バッテリーの運搬が段違いに楽なので、フットワークがものすごく軽くなりました。確かに値段は高額ですが、後悔はないです。むしろ、買ってホントに良かったなと思ってます」

メリット2:高い電圧を維持する

従来の鉛バッテリーは使用することで、容量(電力)が減っていくとエレキのパワーや速度が落ちていきますが、これは電力低下に伴う、電圧の低下が原因です。
リチウムの場合、容量を食っても大きな電圧低下がなく、ほぼ満充電と同じ状態の電圧を維持してくれるので、エレキのスピードを落とさずに丸一日釣りすることが可能
リチウムイオンバッテリーは優れた放電持続能力を持っているというわけです。
ちなみに、リチウムバッテリーは公称電圧が鉛バッテリーと比べて若干高い場合もあるため、より大きな出力を出すことも。

鉛バッテリーとリチウムバッテリーで最高速を実験

画像: ・鉛バッテリー 写真の状態のボートに大人二人乗船。 モーターガイド X5-105V 36ボルトモデルを使用し、走行。 ハイバイパス時に4.2マイル(時速約6.7キロ)をマーク。

・鉛バッテリー
写真の状態のボートに大人二人乗船。
モーターガイド X5-105V 36ボルトモデルを使用し、走行。
ハイバイパス時に4.2マイル(時速約6.7キロ)をマーク。

画像: ・リチウムバッテリー(SE-36700) ボートに大人二人乗船。 モーターガイド X5-105V 36ボルトモデルを使用し、走行。 ハイバイパス時に4.8マイル(時速約7.7キロ)をマーク。

・リチウムバッテリー(SE-36700)
ボートに大人二人乗船。
モーターガイド X5-105V 36ボルトモデルを使用し、走行。
ハイバイパス時に4.8マイル(時速約7.7キロ)をマーク。

電圧によるものか、バッテリーの重量差分の速度の違いかは定かではありませんが、いずれにせよリチウムイオンバッテリーを使用することで、エレキの最高速があがりました!(もちろん、走行する方向や風向きも合わせてます)。

メリット3:長寿命であること

エヴォテックのリチウムイオンバッテリーはメーカー公表のサイクル数が約1500~2000回
つまり、2000回の釣行に耐えうる耐久性です。ということは単純に年間200日釣りに行ったとしても、10年使えるというわけです!(普通のサラリーマンは年200日も釣りに行けないですがw)
しかも、2000回充放電しても容量低下がたったの20%! 既定の回数使用した後も十分使えるレベルです。

ちょうど、牛久のスーパーロコ・アーリーサトーこと、有里さんもエヴォテックSE-36700を愛用しているとのことで感想を聞いてみました!

画像: 「僕は年間釣行数が約150日。鉛バッテリーだと1年持たないので、数年前からリチウム購入を検討していました。その際に記録していた結果、従来の鉛バッテリーだと110日の釣行で使用するには至らない状態になります。エレキが36Vなのでバッテリーを買い代えるとなると3つ必要なのでそれだけで5万円弱の出費。それを年一回って考えるとまぁまぁしんどいです…。なので、僕の釣行日数でも10年以上使えるリチウムバッテリーのほうが圧倒的にお得だと思い購入に至りました。それに使用している間の身体的負担の軽減も考えたら、値段以上の価値があります。たしかに初期投資の負担は大きいですが、買わない手はないですよね」。

「僕は年間釣行数が約150日。鉛バッテリーだと1年持たないので、数年前からリチウム購入を検討していました。その際に記録していた結果、従来の鉛バッテリーだと110日の釣行で使用するには至らない状態になります。エレキが36Vなのでバッテリーを買い代えるとなると3つ必要なのでそれだけで5万円弱の出費。それを年一回って考えるとまぁまぁしんどいです…。なので、僕の釣行日数でも10年以上使えるリチウムバッテリーのほうが圧倒的にお得だと思い購入に至りました。それに使用している間の身体的負担の軽減も考えたら、値段以上の価値があります。たしかに初期投資の負担は大きいですが、買わない手はないですよね」。

ちなみに伊藤さん曰く、ヘビーユーザーでない人でもリチウムイオンバッテリーのメリットはあるという。
伊藤「釣りにあまり行かない人にもメリットな話ですが、リチウムは自己放電をしません。
鉛バッテリーって、実は使っていない時でも自己放電をしていて徐々にバッテリーの残量が減っていくんです。だから冬の間釣りに行きません、3カ月、4カ月放置しちゃいますっていう人は、自己放電され続けて残量がどんどん減ってしまう。それを長い間放置してしまうと、『サルフェーション』といって、その減った状態でバッテリーの内部が固着し、充電しても本来の満量まで充電されなくなってしまうんです。だから、よく鉛バッテリーで『買ったばかりなのにもう駄目になった』って話を聞きますけど、それは使ってないのが原因。
これは僕にとっても大事な話で、僕も日本に帰ってきている間、アメリカのバスボートは放置されているわけじゃないですか? だから2~3カ月ぶりにアメリカ行くとバスボートに積んでいた鉛のバッテリーは全部ダメになっちゃってるんですよ。リチウムなら使ってない間もフル充電を保ってくれるので、その心配ないですからね」

メリット4:荷物のコンパクト化

高いボルト数でもバッテリーの数を減らせるリチウムは、荷物のコンパクト化に繋がり、船内スペースの確保や自宅やクルマでの保管スペースの縮小に繋がります。

画像: メリット4:荷物のコンパクト化

伊藤「エレキと魚探のバッテリーでこれだけです(笑)。鉛バッテリーのころは最低でも4つ。ロケが連続する場合はその倍積んだりもしました。ちなみに、エヴォテックのリチウムバッテリーは高速充電機能があるので、連日のロケでも充電が間に合わないということがないのでこれで済みます。ただし、充電の際は純正の充電器をなにもいじらず使うこと! アンダーソンコネクター等で接続を簡易化することもダメです(理由は後述)」。

良いことだらけだけど、デメリットはないのか?

こんなおいしい話ばかりで、実際にデメリットはないのだろうか?
そんな話を聞こうとした矢先、伊藤さん自らデメリットについて語ってくれました。
伊藤「さて、メリットばかり話てもアレなので正しく理解して使ってもらうためにもデメリットをお話します。デメリットは主に充電の際に気を付けることですね。
まず、1つ。充電の際+と-を逆に繋いでしまうと使用できなくなります。これは内部の基盤に安全装置が組み込まれているので、電極を逆に繋ぐことでロックされてしまうんです。これは、一度メーカーに戻さないと解除できないので、充電の際は間違えないように気を付けること」。

画像: 間違えのないよう、マジックで念押しのマーキング。

間違えのないよう、マジックで念押しのマーキング。

伊藤「次に充電環境です。純正のチャージャーの電力をを直接コンセントから取る場合は問題ないのですが、延長ケーブル等を介す場合は注意が必要です。先ほども話した通り、高速充電が売りのエヴォテックは充電する際の電力が高いので、ケーブルに熱を帯びやすくなります。延長ケーブルの線が細かったり、耐熱性の低いものだと、配線が溶けたり、最悪炎上してしまうこともあります。だからこそ、純正の充電器をそのまま使うこと。アンダーソンコネクター等で接続を簡易化するのも同じ理由でNGなんです。この点を守らないと事故に繋がる可能性があるのがリチウムのデメリット。以上です(笑)!」。

画像: 充電器もモデルによって別々なので、その点も注意してほしい。

充電器もモデルによって別々なので、その点も注意してほしい。

え、それだけ? たしかリチウムって水に弱いって話を聞いたことがありますが・・・?

伊藤「あーはいはい! エヴォテックはたしかに初期モデルは防水仕様ではなかったので、防水対策が必須でした。でも実は今のモデルは防水をうたってないのですが、実際は鉛バッテリー同様の防水性能になっています。でも、うたっていない理由がかっこいいんですよ。
実は鉛、リチウムどちらにせよ、端子を濡らしてしまうのはあまりよくないみたいなんです。たとえ、ボディが防水でも端子が濡れて酸化することで、内部の劣化に繋がると。防水をうたってしまうことで、端子をむき出しで使われてしまうとせっかく高性能のバッテリーでも100%の力を発揮できないし、バッテリー自体も高額なので長く使ってほしいという理由であえて防水はうたってない。
エヴォルテックジャパンはバッテリーのプロですよね。信頼するにふさわしいというか、この意気込みに僕は惚れてしまったんです」

画像: 伊藤さんは端子を守る純正のカバーを使用。これで端子からの劣化を防ぐ。

伊藤さんは端子を守る純正のカバーを使用。これで端子からの劣化を防ぐ。

長くなりましたが、次世代バッテリー「エヴォテック」。
バッテリーに限らず、道具は正しい理解のもと、正しく使うことで末永く快適なフィッシングライフを送りましょう、ということですね。
とりあえず、買ってもいないのに実験に付き合った結果、『一度使ったら戻れない』状態に至った僕はどうすればいいのでしょう・・・・。
伊藤さん、責任取ってくださいよ―――!!!




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