2020年にフルモデルチェンジを果たした、テンリュウ(天龍)のシーバスロッドシリーズ『スワット(SWAT)』。その中の磯のヒラスズキ用モデルが“SW1253S-MMH”だ。このモデルの開発に大きく貢献したのはテスターの倉永克彦さんである。彼に、このロッドに込められたこだわりを語ってもらった。
画像: 「ヒラスズキはバレる」は過去のもの!? キャッチ率を大幅にUPさせるテンリュウSWAT“1253S-MMH”登場の衝撃!

【Profile】
倉永克彦(くらなが・かつひこ)
宮崎南部・鹿児島志布志方面をホームにするテンリュウフィールドテスター。
1年を通してシーバス・ヒラスズキを追い、磯場、サーフ、河川、河口域など幅広いフィールドを釣り歩く。

ヒラスズキがバレるのはロッドのせい。ロッドが変われば、釣果も変わる

新スワットに新しく追加された「SW1253S-MMH」のコンセプトとは?

画像: 新スワットに新しく追加された「SW1253S-MMH」のコンセプトとは?

SW1253S-MMH Variable Master【SPEC】
●全長:3.78m(12ft5in) ●継数:3本 ●アクション:レギュラーファスト ●適合ルアーウェイト:MAX55g ●適合ライン/PE:MAX30lb/MAX2.0号 ●ロッドウェイト:266g ●価格:69,500円(税抜き)

ーーこれまでの旧スワットにはないスペックのSW1253S-MMH。まずは、このロッドの開発していくにあたってのコンセプトを教えてもらえますか?

倉永「自分がコンセプトとして考えたのは、“ファイン・バランスロッド”。つまり、優れたバランス感覚を持ったロッド、ということですね。そして、ヒラスズキのキャッチ率を上げるというのも、大きな目標にしました」

画像: 磯でのヒラスズキゲームは、フックアウト率が高いという認識が一般的かもしれない。しかし、それはロッドの機能による部分が大きいと、倉永さんは考える。

磯でのヒラスズキゲームは、フックアウト率が高いという認識が一般的かもしれない。しかし、それはロッドの機能による部分が大きいと、倉永さんは考える。

倉永「ヒラスズキゲームには、荒い磯や沈み根を狙うということもあって、強引ファイトが必要とされます。そして、根にラインが擦れるとラインブレイクしてしまう。なので、一般的な磯ヒラ用ロッドは、ティップからからバットまでガッチリとパワーを持たせたものが多いと思います」

倉永「ただ、伸びの少ないPEラインを使ってロッドも硬いものを使うとなると、バイトを弾く、フックアップしてもバレやすくなるということが起こります。自分も以前は硬いロッドを使っており、磯ヒラはバレる、これは仕方がないことだと思って釣りをしていました。しかし、どうにかヒラスズキのキャッチ率を上げることはできないかと考えて、ロッドを開発していきました」 

バイトを弾かないしなやかさを備えさせてみた

――ヒラスズキのバイトを弾く、エラ洗いでバレるというのは、ロッドの性能に問題があったというわけですね。

倉永「はい。それで、SW1253S-MMHには、ベリーからバットにはパワーを持たせて、大型のヒラスズキを余裕を持って寄せることができる力を持たせてあります。パワー表記はMMH、ミディアムとミディアムヘビーの中間という意味合いですね。そして、ティップからベリーにかけては、感度と張りを持たせつつ、フッキングの際やファイト中は、魚の負荷に追従するようなしなやかさも持ち合わせています」

画像: キャスト性能、ルアー操作性、そしてヒラスズキとのファイトにも負けないパワーと、磯ヒラで求められる要素を妥協なく盛り込んだのが、NEWスワットの1253S-MMHだ。

キャスト性能、ルアー操作性、そしてヒラスズキとのファイトにも負けないパワーと、磯ヒラで求められる要素を妥協なく盛り込んだのが、NEWスワットの1253S-MMHだ。

魚のバイトをしっかり乗せるティップ、エラ洗い時も追従してバラさないベリー、魚を寄せるバットのパワー、それらをすべて兼ね備えているのがSW1253S-MMHだ。

固すぎず柔すぎずの絶妙な力加減を求めた“ファイン・バランスロッド”

ロッドのバランス感覚は

――では、“ファイン・バランスロッド”のバランス感覚とは、どのようなものなのでしょうか?

倉永「ロッドに張りがありすぎたらバレる、でも、曲がりすぎると今度は魚の引きに負けてしまう。その中間の絶妙な力加減のギリギリのバランスで成り立たせるということです。このバランスを調整するのが難しかったですね」

倉永「ロッドのアクションはレギュラーファストで、持った印象は全体的に張りを感じるブランクになっています。ただ、張りはあるのに、ベンドカーブは素直で、それでいて粘りがある。反発力があるのにしっかり曲がるという、相反する要素をロッドにもたらしたのが、『C・N・T(カーボンナノチューブ)』という技術です」

倉永「SW1253S-MMHを実際に使っていて感じるのは、魚の大きさに合わせて、ロッドが曲がり込んでくれる。40cmの魚のバイトも、80cmのバイトも、同じようにフックアップさせることができるし、エラ洗いや潜られた時も、引きの負荷に応じてロッドが追従してくれる。魚の大小に関係なく、フックアップ率が上がり、バラシも減って、結果的に釣果も上がりました」

画像: 硬すぎず、しかしファイト中に曲がり過ぎない、絶妙なブランクス設計により、フックアウトを極限まで減らすことを目標に開発。

硬すぎず、しかしファイト中に曲がり過ぎない、絶妙なブランクス設計により、フックアウトを極限まで減らすことを目標に開発。

強靭でありながらしっかりパワーを持たせて曲がっていく

――ヒットした魚の力に合わせて、それに適したパワーでロッドが自動的に追従してくれる。だからバレないロッドになっていると。

倉永「負荷に応じてロッドは曲がり込んでいきますが、パワーは保持したままです。テスト時は、足場が高い場所を想定して、60cmクラスの魚を完全にリフトしたりしましたが、問題なく余裕を持って持ち上げることができました。これも『C・N・T(カーボンナノチューブ)』の効果だと思います。ガチガチにロッドを作れば、重い物のリフトはいくらでも可能になりますが、そこに柔軟性を持たせるのは難しいことです」

しなやかなティップで、軽量ルアーも正確にキャスト。持ち重りしない重量バランスにもこだわって設計

3ピースでも軽量な仕上がりに

――長さは12ft5inで、3ピースになっています。

倉永「足場が高い場所にも対応させるために、12ft5inという長さに設定しました。そして、岩場の上り下り、長距離の磯歩きをしやすくするために3ピース設計に。ただ、3ピースになるとロッドが重くなりやすい。ジョイント部分に強度を持たせるために太くする必要があるからですね。初期のテスト段階ではかなり重たかったのですが、テストを重ねて、軽く仕上げてほしいというお願いをしました。かなり無理難題だとは思いましたが、そこは技術のあるメーカーなので、最終的にはとても軽く仕上がっています。あとは、リールを付けた時のバランスにもこだわって、持ち重りのない使用感も追求しています」

対応ルアーは軽量なものでもOK

――このロッドの使用ルアーについてはいかがでしょうか?

倉永「汎用性が高く、一般的な20g前後のミノーから、最近よく使われるバイブレーションなど、磯ヒラで使用されるすべてのルアーにマッチします。ティップが入りやすいので軽めのルアーも扱いやすくなっていますよ。小型のベイトを偏食しているシチュエーションでも、長さは12ft5inですが、狙ったピンスポットに小さいルアーを正確に入れていくことができます。ティップにルアーの重みを乗せてキャストしていく感じですね」

倉永「足場の高い磯から低い磯など、いろいろな場所で使いましたし、このロッドは全国のいろいろな磯場で柔軟に対応してくれると思います。みなさんにもぜひ使ってもらえたら嬉しいですね」

ヒラスズキのルアーを弾くようなバイト、せっかくフックアップさせてもエラ洗い一発でバレてサヨナラ……。テンリュウのSW1253S-MMHを使えば、そんな悔しい思いはもうしないで済むのかもしれない。

新しくなったスワットシリーズをテンリュウWEBサイトでチェック!

久保田剛之さんによる、NEWスワットの実釣インプレッションを動画でチェック!

画像: SWAT ('20model) 実釣インプレ youtu.be

SWAT ('20model) 実釣インプレ

youtu.be

フィッシングショーOSAKA 2020のテンリュウブースでは、NEWスワット全機種を展示!

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