作業効率は良くないし、理解は必要だけど、100円ショップで揃う道具だけで津本式は試せるのであります。
まずは、前回の記事を御覧くださいませ。津本式を100円ショップで集めた、簡易・津本式のための道具をドドンと一同に集めて解説しております。
今回はその道具編を経て実践編となっています。保存のための方法も解説しておりますので、最後までご覧くださいませ。ひとことで言うとめちゃくちゃ簡単です。
100円ショップの道具で魚が劇的に美味しくなる「津本式・簡易版」実践編
youtu.be本家津本式に比べて、特に、ホース血抜きとノズル血抜きは、使用する道具も違います。原理としてはまったく津本式に準じておりますが、この簡易式でお試しできる魚は30cmまで、せいぜい40cm程度とご認識ください。
また、魚を捕獲してから日数が経ちますと、途端に精度が落ちてきます。よって、簡易式は基本的に釣り人向けではあります。が、鮮度の高いスーパーの魚であれば、なんとか利用も可能です。実際に記者は2〜3日前に捕獲されスーパーにならんだ鮮魚を1週間程度は寝かせて刺し身で食べております。※自己責任でお願いします。
動画内の魚は、比較的鮮度の落ちた個体ではありましたが、適切な処置を施し、7日後に刺し身利用いたしました。ということで、一度、この方法でお試しいただきつつ、魚食革命に目覚めていただければコレ幸いです。そう、この一手間が魚の美味しさを劇的に変えるんです。

処理7日後に会社キッチンでさばいた、動画のアカイサキ。

Q.津本式やったんだけど、美味しくならないよ? 味が無いんだ!
A.ポテンシャルの低い魚や魚種にによっては、旨味が消失する「谷間」のタイミングがあったりします。適切な熟成や調理をすれば楽しめるのですが、これは魚の個体差ですのでそのタイミングで食べないようにしてくださいね!

ちなみに、こちらは、ドレッシングポッドもホースも使わずに、蛇口に直接エラをあてて血抜きした、亜流津本式蛇口直接抜き?で血抜きした豊島園のブラウントラウトの切り身。原理を覚えれば、応用は効く感じです。