ルアマガモバイルの看板企画『艇王』は基本、プラクティスなしのぶっつけ本番。ゼロからバスを探し出すという、バスアングラーの本質が問われる勝負だからこそ記憶に残るドラマを数え上げたらキリがありませんが…今回はウイニングパターンのインパクトがもっとも強かった試合を紹介いたします。

艇王とは?

2012年のプレ艇王(エキシビジョンマッチ)ルアー・マガジン・モバイルの超人気企画。2012年のプレ艇王(エキシビジョンマッチ)を皮切りに、2019年まで全31試合を行なった。

名前の通り、『陸王』の艇(ボート)版だ。過去アベマTVとのコラボ企画では出場選手のバスボートを使用した特別編もあるが、その基本コンセプトは、誰もが使用できるレンタルボートを駆ってのガチバトル!! モバイルの速報性を生かし、試合の模様は現場からライブ配信!! 各選手のボートにスタッフが同船し(もしくは取材艇を手配)、その一挙一動をリアルタイムでアップする。

年三戦の予選を実施して、各試合の勝者が最終戦となるチャンピオンカーニバルで競い、その年の艇王タイトルを目指す。2020年も実施を予定しているが、現時点で出場選手は非公開である。



レジェンドの名を賭したプライドのぶつかりあい!!

2017年8月に歴代の艇王チャンプ4名を集めて利根川水系でレジェンド戦を開催いたしました。

この模様は2日間ともアベマTVでライブ配信、後日ルアマガ誌面でもレポートしたので覚えている方も多いと思いますが、これまで行なった艇王全31試合のなかでも間違いなくベストバウトのひとつと断言できます。

画像: 左から、2014年の木村建太さん、2013年の川島勉さん、2016年の金森隆志さん、2015年の青木大介さん。歴代の艇王が真夏の利根川水系で相まみえました。

左から、2014年の木村建太さん、2013年の川島勉さん、2016年の金森隆志さん、2015年の青木大介さん。歴代の艇王が真夏の利根川水系で相まみえました。

初日最下位…しかしヒントはつかんでいた!!

初日、木村さんがキャッチしたのは、パワーグライダー(バークレイ※ノーシンカーバックスライド仕様)での1尾のみ。利根川本流のブッシュをバスタークのちょうちんで攻め、ミスバイトのフォローに反応した1kgに少し欠ける魚でしたが、それは当日のビッグフィッシュでした。

画像: 初日の結果は、1位・青木さん(2140g/3尾)、2位・川島さん(1270g/3尾)、3位・金森さん(1180g/2尾)、4位・木村さん(980g/1尾)。

初日の結果は、1位・青木さん(2140g/3尾)、2位・川島さん(1270g/3尾)、3位・金森さん(1180g/2尾)、4位・木村さん(980g/1尾)。

暫定首位の青木さんとは約1200gの差。金森さんと川島さんのスコアを見れば、バイトは少なく、サイズを狙うのもけっして簡単ではないことがわかるでしょう。

信じ続けたストロングパターン!!

2日目、木村さんがなすべきことはひとつしかありませんでした。

「最後はストロングな野郎が勝つ!」。

そう自分に言い聞かせ、時合いを捉えて本流で2尾。そして帰着間際、支流(将監川)のクリークマウスで執念のリミットメイク!!

しかも2日間を通しての最大魚で!!

画像: 帰着まで残り15分を切るなか、会場である長門川マリーナのすぐ横で川島艇とニアミス。桟橋へとエレキを踏む川島さんに対し、木村さんは上流へボートを進める。この直後、木村さんの咆哮がセミの鳴き声をかき消したのでした!

帰着まで残り15分を切るなか、会場である長門川マリーナのすぐ横で川島艇とニアミス。桟橋へとエレキを踏む川島さんに対し、木村さんは上流へボートを進める。この直後、木村さんの咆哮がセミの鳴き声をかき消したのでした!

画像: 「バス釣って手が震えるんは久しぶりやな(笑)」。1尾目と同ウエイトの1200gで2日間のビッグフィッシュタイ記録。それこそ帰着13分前までは、1070グラム差で青木さんに負けていたのです。

「バス釣って手が震えるんは久しぶりやな(笑)」。1尾目と同ウエイトの1200gで2日間のビッグフィッシュタイ記録。それこそ帰着13分前までは、1070グラム差で青木さんに負けていたのです。

言うまでもなく、ルアーは3尾ともバスタークでした。

画像: ウイニングルアーは木村さんが自らプロデュースしたバスターク(デプス)。

ウイニングルアーは木村さんが自らプロデュースしたバスターク(デプス)。

これは裏話になりますが、この試合では木村さんに付いた取材艇のクルーが落水するなどトラブルが重なり、木村さんは1時間近く釣り中断を余儀なくされる場面があったのです。

ネットでライブ配信されている状況で、しかも不可抗力のタイムロス…メンタルが崩れてもおかしくありません。

それも含めて木村さんの勝利は、レジェンドの名に相応しいものだったのです。



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