シマノの世界戦略機たるバスロッド『ゾディアス』が5年ぶりにフルモデルチェンジを遂げるのは既報のとおり。発売を目前に控えた今回は新生ゾディアスの開発に深く携わったトップトーナメントプロのお二人に、あらためてその特徴とアドバンテージを語ってもらいました。

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解説してくれたのはこのお二人!

画像: SHIMANO Bass Fishing Rod New Zodias(ゾディアス) www.youtube.com

SHIMANO Bass Fishing Rod New Zodias(ゾディアス)

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なぜ新生ゾディアスは超ハイスペックなのか

2015年に登場したシマノ・ハイコストパフォーマンスロッドの切り札にして、豊富なラインナップが世の多大なる支持を受ける『ゾディアス』。本体価格はアンダー2万、実勢価格1万円台中〜後半。それでいて、エントリー〜ミドルクラスユーザーはもちろん、国内外のトップトーナメントで活躍するプロたちの愛竿としても活用されています。

その初代から5年の時を経て、装いを新たに登場するのが新生ゾディアス。

画像: 最大の特長はなんといってもグリップ部分。従来ハイエンドクラスにのみ採用されてきた、『カーボンモノコックグリップ』が搭載されたこと。

最大の特長はなんといってもグリップ部分。従来ハイエンドクラスにのみ採用されてきた、『カーボンモノコックグリップ』が搭載されたこと。

新生ゾディアスの価格帯は初代とほぼ同等であるにも関わらず、なぜ驚くべき進化を遂げることができたのでしょうか。従来の観点でいえば価格破壊のカテゴリーキラーとも言える超ハイスペック。そこには、ゾディアスだからこその強みがありました。

黒田「ゾディアスって、ひとことで言うと『ワールドスタンダード』。日本だけで発売されているわけではなく、世界市場を見据えたロッドなんですよ」

いわばゾディアスは『世界戦略機』。日本のみならず、北米や欧米、そしてアジアと世界の津々浦々で活躍しているのだとか。

黒田「国内ではバスロッドとして知られていますが、世界では淡水海水問わずさまざまなターゲットが相手。たとえば、北米の広大なバスフィールドを視野に入れた270MHや、南米モデルとしてピーコックバスを狙う160Hなど、各エリア限定のロッドも存在しているんですよ」

画像: 国内のみならず、世界中のアングラーに愛用されているゾディアス。「おそらく世界でもっとも売れているロッドじゃないですかね」と黒田プロ。

国内のみならず、世界中のアングラーに愛用されているゾディアス。「おそらく世界でもっとも売れているロッドじゃないですかね」と黒田プロ。

だからこそコストを抑えられるのですね。

それでは、あらためて新生『ゾディアス』の仕様に注目してみましょう。

冴え渡る感度に加え、軽量化が操作性に直結

佐々「パッと見ただけでもおわかりいただける通り『カーボンモノコックグリップ』。このグリップ部分の進化が最も大きいですね」

『カーボンモノコックグリップ』が感度をさらに高める画期的構造であることは周知のとおり。しかし、優れた機能はそこだけに留まりません。

佐々「ブランクスと同様に軽量かつ高強度のカーボンで仕上げられているので大幅に軽量化。軽くなったグリップ部分に対して高バランスを追求すべく、ブランクスも軽量化が図られトータルで最大約10%軽くなっています」

画像: セパレートグリップを搭載していた先代(右)に比べ、『カーボンモノコックグリップ』を採用した20ゾディアスは最大で約10%もの軽量化に成功。

セパレートグリップを搭載していた先代(右)に比べ、『カーボンモノコックグリップ』を採用した20ゾディアスは最大で約10%もの軽量化に成功。

実際、最短のベイトモデル・164L-BFSを例に新旧を比較すると、かつての102グラムが92グラムと10グラムもの軽量化を達成。これに伴い軽快な操作性を実現して、実釣時の集中力を高めることは間違いありません。

画像: 初代譲りのハイパワーXを搭載しながらも最新のロッドテクノロジーで仕上げられたブランクスを採用。ストロングなポテンシャルはそのままに、各モデルがカーボンモノコックグリップに最適化されています。

初代譲りのハイパワーXを搭載しながらも最新のロッドテクノロジーで仕上げられたブランクスを採用。ストロングなポテンシャルはそのままに、各モデルがカーボンモノコックグリップに最適化されています。

佐々「リールシートはスピニングがフル新型で、ベイトと共に細径化。グリッピング性能が向上することで優れた操作性に直結。また近年、PEラインを使用するアングラーが国内はもとより世界で標準化しつつあることを視野に、細径かつしなやかなPEでも絡みにくいKガイドを軸にセッティングされています」

画像: フロントには初代の面影を残しつつリールシートは小径化によるアップグレード。操作時は軽く添え、ファイト時は握り込みやすい最適なフォルムとなっています。スピニング(下)はフル新型ですよ。

フロントには初代の面影を残しつつリールシートは小径化によるアップグレード。操作時は軽く添え、ファイト時は握り込みやすい最適なフォルムとなっています。スピニング(下)はフル新型ですよ。

画像: PEライン使用時にもトラブルの少ないKガイドを搭載。

PEライン使用時にもトラブルの少ないKガイドを搭載。

黒田「ガイドのフレームは強度に優れるステンレス。リングはトップがFuji製のSiC、以下がアルコナイト。より軽量な素材を先端に置き操作性を高め、強靭な性能を誇る素材がベリー~バットを支えています」

画像: トップガイドにはSiCリング、以下元ガイドまではアルコナイト。「使用感でデメリットを感じたことはない」と佐々プロが言えば、「むしろメリットしかそこにはない」と黒田プロ。

トップガイドにはSiCリング、以下元ガイドまではアルコナイト。「使用感でデメリットを感じたことはない」と佐々プロが言えば、「むしろメリットしかそこにはない」と黒田プロ。

国内バスロッド界で、SiCリングは長きに渡り知られていますが、近年勢力を伸ばしているのがアルコナイト。北米を始め世界のロッドで採用されてきた信頼のリング素材です。

黒田「より安価なのがアルコナイトですが、SiCよりも熱伝導率が低いので、温度が上がりにくいためライン摩擦に強い。巷ではPEラインによってリングが削られると囁かれますが…断じて言いましょう、それは都市伝説だと」

画像: 20ゾディアス164L-BFSプロトモデルでのファイトシーン。世界標準ともいうべきアルコナイトリングは、使い手にまったく不安を与えません。

20ゾディアス164L-BFSプロトモデルでのファイトシーン。世界標準ともいうべきアルコナイトリングは、使い手にまったく不安を与えません。

黒田プロは静岡県浜名湖のガイドとしても活躍しており、これまでソルトウォーターでもゾディアスを酷使してきました。

黒田「シーバスの釣りはPEがメインで、釣果はバス釣りの比ではない。その僕が長年使い込んで、一切劣化がない。何も不安はありません。それと、カーボンモノコックの形状だけを見て、滑りやすいのではないかとの憶測も。かつてはポイズンアドレナを使い込んでいた私から言わせれば、それはまさに憶測に過ぎない。使ったことがあれば、その発言はできないと思います」

優れたテクノロジーが新たなる時代のバスロッドスタンダード『20ゾディアス』を築き上げたことは言うまでもありませんね。

トッププロのマネーロッドであることが『ゾディアス』の真価を物語る

黒田「僕らはゾディアスだけでなく、シマノの各シリーズから必要なモデルを選んで使っています。佐々君はフィネスを得意技のひとつとするアングラーなんですが、これまでにゾディアス264UL-Sをメインに数々の入賞を記録。このモデルはいわば、彼にとってマネーロッドなんですよ」

画像: 2019年に開催されたトーナメントにおいて、佐々プロは実に9回の表彰台(=上位5位内)を獲得。うち7戦がプロ戦であり、賞金を獲得しているのです。

2019年に開催されたトーナメントにおいて、佐々プロは実に9回の表彰台(=上位5位内)を獲得。うち7戦がプロ戦であり、賞金を獲得しているのです。

佐々「どの試合でも必ずボートのデッキに並ぶ僕のフィネスの軸。時には4本並ぶこともあります」

黒田「価格帯的にはたしかにベースグレードかもしれません。でも、トッププロが実戦で不足なく使えて結果も出せるロッド。それがゾディアスなんですよ」

佐々「トッププロって…。凄腕の黒田さんにそう言われるのは、お恥ずかしい限りで…(笑)」

今シーズンのプロトーナメントでも、さらにグレードアップした『ゾディアス』が彼らの勝利に貢献することは間違いありません。



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