バス釣り最強の座を争う「陸王」を誰もが参戦できる一般参加型イベントに発展させた「陸王オープン」。今年は7月18日~19日に開催が決定。より参加しやすいルール設定の「陸王ダービー」も新たに加わり、誰もが夢の陸王の称号を目指すことができる陸王トーナメントシステムが整いました。本シリーズでは、2019年陸王オープンの各ブロック優勝者へのインタビューを4回にわたってお届けします。
激闘を制した覇者達が経験した陸王という舞台のリアルな様子と、陸王に対する熱い思いを語っていただきました! 第2回はブロックB(河口湖、西湖、大江川、五三川)優勝者の保坂勇太さんです!


陸王オープン・陸王ダービーとは?

今年で2回目を迎える、ルアーマガジン主催の一般アングラー参加型陸っぱりバス釣り大会「陸王オープン」。

A~Dブロックの各予選を制した勝者4名が激突するチャンピオンカーニバルで優勝すれば、上位大会である「陸王MOBILE」の参戦権を手に入れることができます。

2020年は、期間内であればいつ何回でも釣りに行ってよい、3ヶ月間のポイント制競技「陸王ダービー」も開催。よりいっそう、一般アングラーが陸王トーナメントに参加しやすい環境が整えられました。

これにより、「陸王MOBILE」には「陸王オープン」「陸王ダービー」それぞれの優勝者、計2名が進出することになります。その「陸王MOBILE」で優勝することができれば、「陸王」本戦出場への道が現実のものとなるのです!

「陸王オープン2019」ブロックB優勝者、保坂勇太さんのプロフィール

画像: 熱い闘志を内に秘めるサイトフィッシングの名手だ。

熱い闘志を内に秘めるサイトフィッシングの名手だ。

【Profile】
保坂勇太(ほさか・ゆうた)
バス釣り界で数多くの才能を輩出するエリート校・ヒューマンフィッシングカレッジの河口湖校にかつて在籍し、NBCチャプター戦で上位入賞するなどトーナメンターとしての経歴を持つ。陸王オープン2019では「ブロックB」に参戦。ワーム禁止の西湖においてハードルアーオンリーで3尾142.5cmという見事なスコアを叩き出し、決勝進出を決めた。
【陸王での戦績】
2019年陸王オープンブロックB(河口湖、西湖、大江川、五三川)優勝
【バス釣り履歴】
バス釣り歴:23年
バス釣りを始めたきっかけ:「グランダー武蔵」を見て
初めてバスが釣れたルアー:ケンクラフトのフリップ
よく通ったフィールド  :河口湖、西湖、千代田湖
好きな釣り方・スタイル :サイトフィッシング、シャロー打ち

「陸王オープン2019」予選とチャンピオン・カーニバル(決勝戦)で学んだこと

それではさっそく、陸王オープン2019中部エリア優勝者の保坂勇太さんにお話を伺っていきましょう。(質問者:ルアーマガジン編集部 大場)

大場「まずは、昨年行われた陸王オープン2019の予選についてお聞かせください」

保坂「予選では普段から一緒に釣りをしている友人達、そして他の強豪アングラーの方々と競うことが刺激になり、さらなる釣りのスキルアップができたと感じています」

大場「プラクティスと本番を含め、この予選のために勤務先の会社に10日間の有給休暇を申請したとお聞きしましたが…」

保坂「はい、それだけ陸王に賭けていましたから。会社の了承を得るために何度も頭を下げました。『申請が通らなければこの会社を辞める』とまで言いました(笑)。たとえ給料がなくなったとしても、自分が輝ける瞬間はこの陸王オープンの中にある、と。それぐらいの強い決意がありました」

大場「ブロックBのフィールドの中から保坂さんが選ばれたのは、富士五湖の1つ『西湖』でした。西湖と河口湖はワーム禁止のフィールドです。このフィールドを選ぶことに迷いはなかったのでしょうか?」

保坂「全くありませんでした。むしろ『自分が通い込んでいる西湖だからこそ勝てる!』と本気で思っていました。五三川や大江川は当時経験値ゼロだったので」

大場「昨年の大会結果データを見ると、五三川は釣果数108尾に対して西湖はわずか14尾。でも、平均サイズを見ると五三川は33.5cmで西湖は41.4cm。優勝を狙う保坂さんにとって西湖という選択は必然だったのかもしれませんね」

大場「『陸王オープン2019』チャンピオンカーニバルへの出場が決まった時はどんな気持ちでしたか?」

保坂「最高の達成感でした!この瞬間のために誰よりもフィールドに立ち、プラクティスを重ねてきましたから。結果発表の日に最終ランキングを見た瞬間、『よっしゃーーー!!』って本気で叫びましたよ! 釣具屋さんのレジ前で(笑)」

大場「陸王オープンチャンピオンカーニバル当日の様子をお聞かせください。」

保坂「決勝のチャンピオンカーニバルでは、自分の身の丈を知り、経験の少なさやレベルの低さを痛感しました」

大場「具体的には?」

保坂「普段自分が西湖で得意としている釣りが通用しないとき、つまり普段と異なるフィールドや状況にアジャストさせる技術がまだまだ足りないと感じました。ワームの釣りも含めて(笑)」

大場「決勝を見に来てくださった金森隆志さんから大切な言葉をいただいたと聞きました。」

保坂「はい。結果発表後、金森さんに『陸王はね、負けることに本当に価値があるんだよ』という言葉をいただきました。その言葉で、これからの自分のバスフィッシングに対するさらなるやる気と情熱が湧いてきました! この言葉を胸に、今年も陸王という舞台にチャレンジしていきます!!」

画像: 陸王の絶頂も苦しみも知る金森さんだからこそ、その言葉には真実が宿る。

陸王の絶頂も苦しみも知る金森さんだからこそ、その言葉には真実が宿る。

大場「昨年の陸王オープン以降、ご自身の釣りで努力したことやスキルアップさせたテクニックなどはありますか?」

保坂努力したことはメンタル面ですね。決勝ではフィールドにアジャスト出来ず、メンタル崩壊していましたから。地元に帰ってからは、釣れない時こそフィールドの状況をよく見て、考え、次のチャンスを逃さないように釣りをしてきました!スキルアップさせたテクニックといえば、少しワームの釣りがうまくなりました(笑)」

大場「次の陸王に向けて他のフィールドにも行くようになったとか?」

保坂「実は、決勝があった大江川で自分が思うような釣りができなかったことで、その後もずっとモヤモヤとした気持ちが自分の中に立ち込めていたんです。たしか決勝の2週間後くらいだったと思いますが、大江川にプライベートでリベンジマッチに行きましたよ。3泊で(笑)」

大場「すごいですね。釣果はどうでしたか?」

保坂「結構釣れましたよ。ブレーバー5インチの2.2gネコリグで(笑)」

大場「陸王オープンのブロックBで優勝して、会社や周囲の人達からの反応はありましたか?」

保坂「予選で優勝した後、次は決勝があるんでってことで、また会社に10日間の有休をお願いしたんです。でも、バス釣りや陸王を知らない人達からすれば、たぶん『釣りで優勝? すごいの、それ? しかもまた有休!?』って感じだったと思います(笑)

大場「まあ、そうでしょうね(笑)」

保坂「でも、周囲の反応が変わってきた出来事があったんです。ルアマガプラスってあるじゃないですか」

大場「弊社が運営している釣り情報コンテンツを無料で提供しているサイトですね」

保坂「そのルアマガプラスが、僕のことも含め、陸王オープンの記事を書いてくれたんです。その記事をいろんな方が読んでくださることで、陸王がバスアングラーにとってどんなイベントなのか、そこで優勝することがどんなに価値があることなのかをわかってもらえた気がします。ルアマガプラスは会員制ではないので、誰でも読むことができますから。記事を読んでくださった会社の上司や同僚、知人からも応援の声をもらえるようになりました」



保坂さんがおすすめする中部エリア「ブロックB」攻略法

大場「ご自身のホームブロックでの有効な釣り方やテクニック、エリア選択などについてお聞かせください。」

保坂シーズンによってエサが切り替わっていくので、そのレンジやスピードに合わせることが重要だと思います。エリア選択は湖流、風、太陽光がキーポイントですね! あ、西湖や河口湖の話ですよ!」

大場「もう少し詳しく教えていただけますか?」

保坂「そうですね…。西湖や河口湖ってベイト(バスのエサ)の種類がものすごく豊富なんです。ワカサギ、オイカワ、ウグイ、モロコ、マス、ギル、エビ、ゴリ、ハス…。季節だけではなく、年によってもバスがメインで捕食するベイトが変わってくる。

大場「おもしろいですね」

保坂「とはいえ、定番のワカサギパターンは裏切りません。あとは陸王ダービーの試合期間である7月からであれば、オイカワ、ギル、そして虫パターンが夏の鉄板ですね」

大場「それらのパターンに合わせて使うルアーは?」

保坂「i字系ならHMKLのジョーダンやデップトーキョーのデッピー、あとはO.S.Pの阿修羅やメガバスのビジョンワンテンなどのジャークベイトですね。それにギルパターンならデプスのブルシューターやポークをトレーラーにセットしたO.S.Pのゼロワンジグ、虫パターンならメガバスのシグレなどをよく使います。スピナベサイトも多用しますよ」

大場「『ビーブル保坂』と呼ばれる所以ですね(笑)」※ビーブルはボトムアップ社のスピナーベイト

「陸王オープン2019」予選の保坂さん使用タックル

保坂さんが昨年の陸王オープン予選で使用されたタックルとルアーを教えてください。

画像: シンプルに絞り込まれた2タックルがホームフィールド「西湖」への自信をうかがわせる。

シンプルに絞り込まれた2タックルがホームフィールド「西湖」への自信をうかがわせる。

【ベイトタックル】
ロッド:スティーズ SC6111M/MHRB ファイアウルフ(DAIWA)
リール:スティーズSV TW 1016SV-SH(DAIWA)
ライン:モンスターブレイブZ 14lb(DAIWA)
ヒットルアー:ビーブル3/8oz(BOTTOM UP)、ジョインテッドクロー128(GAN CRAFT)

【スピニングタックル】
ロッド:ブラックレーベル BLX SG 6101L+FS(DAIWA)
リール:15ルビアス 2004H(DAIWA)
ライン:スモールゲームPE0.6号(サンライン)※写真はフロロカーボンラインです。
リーダー:グランドマックスFX 1.5号(シーガー)
ヒットルアー:デッピー(デップトーキョー)、グラマー6(TIEMCO)、シグレ(メガバス)

保坂さんが語る陸王への思い

大場「今年度陸王オープン・ダービーに賭ける思いと意気込みをお願いします」

保坂「去年、ルアーマガジン本誌に掲載された陸王オープン開催の告知を見た瞬間、身体に衝撃が走ったんです。『ついに来たか』と

大場「私もです(笑)」 ※実は昨年陸王オープンに参戦している新米編集者大場。

保坂「僕は昔から陸王が大好きで、ずっと一般人が参加できる陸王があればいいのに、と思っていました。他にもそう思っている釣り人はいたと思います。『自分の腕を試したい』『オレだって釣りには自信がある』『自分の力をぶつけられる場を誰かがつくってくれないか』。自分もそんな悶々とした思いを抱いていた1人だった。僕にとって陸王という舞台は人生を変えるほど大きな存在です! 今年も全力で優勝だけを狙いにいきます!」

画像: 悔しさと喜びは常に表裏一体。これが日本全国のバサーを熱狂させる陸王だ。

悔しさと喜びは常に表裏一体。これが日本全国のバサーを熱狂させる陸王だ。

大場「最後に今年度陸王オープン・ダービーへの参加を考えている方達に向けてメッセージをお願いします」

保坂「釣りは人と競うことで確実にレベルアップに繋がると思っています。お互いに刺激し合ってこそ向上する。同じ瞬間に同じフィールドで釣りをすることは、自分が見えていなかったことや気づけなかったことを学べるとても貴重な時間です。そして、なんといっても本家陸王に出場できる権利を獲得できる大会は陸王オープン・ダービーだけです! とても価値のあるビッグイベントだと思います! ブロックBで皆さんのご参加を待っています!

大場「今年も予選突破期待しています! 保坂さん、今日は貴重なお話をありがとうございました!」

次回は「陸王オープン2019」ブロックC(淀川・紀の川・芦田川水系・倉敷川)優勝者の今中要一さんへのインタビューです。お楽しみに!

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