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「3通り」のアクションが可能なジョイントビッグベイトが登場!『MB-1カスタム(ティムコ)』【ルアマガ+フィッシングショー】

ルアマガ+

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2021.02.03



ジョイント部の可動域が調節できるNTD SYSTEMといったギミックが目新しいMB-1 CUSTOMだが、開発担当の村中さんの話では「ビッグミノー」としての性能が一番の特徴という。その長年の開発経緯を含め、こだわり抜いた細部までの創意工夫。それらを紐解きながら紹介していこう。

【Profile】
村中義明(むらなか・よしあき)
ティムコ・フェンウィックロッドとバスルアーの開発を担当する。サンライン、ホンデックステスター。バスフィッシングに関して詳しく、元JBのバスプロでもある。



井佐氏の名作ルアーMB-1をABS化&NTDシステムで発展させる

このMB-1カスタム175Fの最大の特徴といえば、ジョイント部の可動域調整システム「NTD SYSTEM」。しかし、今回インタビューをお願いした村中さんの話では、このシステムありきではなかったという。

村中「このルアーは、私がティムコへ入る前からルアービルダーの井佐知之さんによって2010年には完成されていたMONKEY BRAIN BAITS。このルアーのジョイントルアーとしてMB-1が作られていたんです。そして、今回はMB-1カスタムとしてABS化になったわけです」

すでにあったルアーをABS化したという。

村中「7~8年前に伊佐さんのボックスから見つけたんですが、最初はジョイントでも大型でもなく14cmのリアルにオイカワを模したミノープラグでした。トラウトのデジ巻き的な使い方で巻きとジャークで使っていました。

そして、素材は檜(ひのき)。バルサとはまったく違って硬い素材で、彫刻刀で削って作っていたそうです。これでは量産化は難しいですよね。『コラボでMB-1をぜひ!』となったときは、まずウッド版のサンプルを作り込んで…形状を追い込んでいきました。それを3DスキャンしてABS化していったんですが、その過程でジョイント部の可動域を変えるアイディアをひらめいたんです」

MB-1カスタムが出来上がっていく経緯は、長い年月を要したという。

NTD SYSTEMは3つのモードでバスを誘発!

村中「このNTD SYSTEMは、ジョイント部の3つの穴へビスを挿し替えることで、可動域が変わってアクションも変化します。用途によってそれぞれ変えることができるのですが、真ん中の穴はノーマルモード。比較的大きな可動域があって、最も基本となるアクションを演出してくれます。

低水温期やカバー際で良い首振り。そして、なまめかしいイレギュラーアクションまで幅広くアクションしてくれます。ストップ&ゴーでリアクションバイトさせるのも良いと思います」

他のモードへセッティングするとどうなるのだろうか?

村中「前の穴へセッティングするタイトローリングモードは、ギリギリまで可動域を狭めてあります。こちらは、ビッグミノーの様なローリング系アクションがメインとなります。速巻きや速い攻めに対応していて、左右へ直線的に跳ぶダートアクションが可能。ゆっくり巻くと振り幅は狭いのでベイトフィッシュぽくスイミングしてくれます。

最後に、一番後ろの穴へセットすると、デッドスティッキングモードになります。こちらは、広いジョイント可動域になるので、ポーズしてラインテンションを張っておくと水流や風でなまめかしいアクションを出せるんです。あと、ただ巻き&ジャークで自然でやわらかいアクションを演出可能です」



ギミック重視ではなく「ルアー自体の性能」ありき!

村中「このNTD SYSTEMというギミックに目がいきがちなんですが、あくまでこれは後から足した要素です。本来のビッグミノーとしての性能こそ、MB-1が釣れるルアーであるといえるんです。伊佐さんにも、NTD SYSTEMをお話したときに『小手先のものはいらん!』と言われたこともありました(笑)」

あくまでミノープラグとしての性能が重要という。

村中「ですので、使い方はまずデジ巻きっぽくロッドは水平にして規則的にリーリングのみで動かす感じで誘ったり、首振りアクションで誘ったり。あとはデッドウォーキングで弱った小魚を演出したりします。

ビッグミノーのイメージなんですが、実は下から見たシルエットは丸くなくてフラットサイド。これが明滅効果を生んで、濁りのあるマッディウォーターでも効果的になっているんです。もちろん透明度の高いクリアウォーターでもビッグベイト的な視覚効果を持つので有効で、可動域を狭めたり止めて誘うのも良いと思います。もしくは速巻きでリアクション的に食わすことも良いと思います」

マッディ、クリアともに効果的だという。あまり場所は選ばない?

村中「どんなエリアでも効果的になっているのと、カラーバリエーションも様々な地域にあうようにしています。例えばカスミ水系ならボラカラーとか、濁っているエリアはチャート系も用意しています。あとはオイカワ、透けるメッキ系でハスカラー。ゴーストホロ鮎も全国で使いやすいと思いますし、ハーフミラーシルバーというカラーはワカサギをイメージしています」

あと、スペアーテールとフェザーフックが付属しているということだが、これを交換することで誘いに違いが出るのだろうか?

村中「シリコンスペアーテールにフェザーフックも2つ付いています。このテールはスプリットテールになっていて、マテリアルも元々使っていた生ゴムから薄いシリコンへ変えています。そうすることで、上下に分かれてやわらかくロールしながら別々に動いてくれるんです。これは、追尾してきたバスが見切りにくい効果を出してくれるんです。

さらに、フェザーがデッドウォークのときに微細な波動を出してくれるので、これも見切らずに最後の一押し的なバイトにつなげてくれます。あとフローティングなんですが、冬季はウエイトチューニングをしてスローフローティングにして少し深いレンジを探ったり…そんないじり甲斐のある作りにしてあります」

【スペック】
●長さ:175mm ●重さ:1.5oz(40gクラス)●タイプ:フローティング ●オプション:デコイYF33F#2フェザーフック×2、シリコンスペアーテール付き ●発売日:2021年春発売予定 ●希望小売価格:4730円/予価(税込み)

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2021.02.03

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