ルアマガ+
2021.02.19
カバーに対してフィネスな釣りでアプローチでき、水平姿勢で吊るす使い方を得意とするレイドジャパンのエグダマタイプレベル。その優れた性能のスモラバをウェイトアップしたらどうなるのか? その答えを江口俊介さんにお聞きしました!
目次
【Profile】
江口俊介(えぐち・しゅんすけ)
レイドジャパンメンバーの中では異質とも言えるバリバリの現役トーナメンター。国内最高峰のブラックバス釣りカテゴリー・JBトップ50においても華々しい成績を残し、これまでにも数多くの名作ルアーや名作ロッドを生み出してきた経験も持つ。フィネスからビッグベイトまであらゆるスタイルを得意とし、その釣りへの造詣はときに他魚種にまで及ぶ。
『HW』とはヘビーウェイト、つまりより重いウェイトのラインナップを追加するという意味かとは思いますが、そもそもどうして重たいスモラバが必要になるのでしょうか?
江口「軽いウェイトだと対応しきれない場面があるんです。例えばウッドチップのようなフローティングカバー。浮きゴミなどもそうですが、水面との間に厚みがあると軽いウェイトのジグでは水面まで貫通させることができないんです。あとは複雑なブッシュなんかも同様ですね」
重さを駆使して突き破る、というイメージですね。
江口「それと特にPEを使っていると遭遇するのが風の影響。強い風が吹いているときに軽いジグを沈めようとしても、PEラインが風に引っ張られる方が早く、ちっとも沈んでくれないんです。そんなときでも、重ければ素早く沈められますからね」
カバー用のスモラバと言うと、パワーフィネスタックルのような特殊なタックルが必要なイメージがありますが、HWも同様でしょうか?
江口「もちろんパワーフィネスタックルでもできますが、重量が増したことでMHのロッドと14~16lbのフロロカーボンラインを使う程度のカバータックルで使えてしまいます。」
オカッパリで1本持っていくような、普通のタックルでいいんですね!
江口「そうなんですよ。しかもここまで重くなってくると、例えばフットボールジグのようにボトムをとってくることもできるし、もちろんカバーにも投げられる。早く沈むので水中で吊るすのにも都合がいい。実はこれひとつあれば様々なシチュエーションに使えるんですよ」
難しそうなイメージがありましたが、オカッパリアングラーにとってもすごく便利なルアーなんですね。
江口「ちなみになんですが、オリジナルのタイプレベルよりも重いラインナップを展開するのにあわせて、フックの番手も上げました。でないとヘッド重量とのバランスが取れないんです。それと、スピニングよりもパワーのあるタックルを使うことも想定しています」
フックサイズがあがっているというと、対応するトレーラーワームのサイズも変わってきますか?
江口「フックが変わったとはいえ、大きく変わったわけではありませんので、エグバグなど、これまで通りのトレーラーでもOKです。ですがもちろん、もっと大きいもの、例えばバトルホッグの3.8inにも対応しますので、幅広い範囲のワームに対応していると言えますね」
【スペック】
重さ:5.5、7、9g
価格:650円(税抜)
発売時期:9月頃予定
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2021.02.19
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