2020.06.04
チヌ(=黒鯛)のフカセ釣りはエサ釣りの中でもゲーム性が高く、言い換えればテクニックがものをいうジャンル。しかしそれゆえにつまづくところも多いはず。奥深いフカセ釣りの世界で釣果をアップさせるためにはどうすればいいのか? 初級者から中級者が陥りやすい疑問点を詳細なイラスト&写真で解きほぐします。
目次
磯&堤防でのフカセ釣り(エサ釣り)のターゲットとして人気の高いチヌ。日本全域の沿岸に棲息しており、身近な堤防でも大型(50センチオーバー)が釣れるとあってチヌ釣り師の姿は年中絶えることがありません。
しかし、好奇心とともに警戒心もすこぶる強いこの魚を仕留めるには経験と高い技量が必要。本書ではチヌ攻略のために必要な知識を“7つのカギ”に分けて解説します。
身近ながらもハイプレッシャーゆえにゲーム性の高い“堤防フカセ”。潮と河川の影響を同時に受ける場所も多くあり、釣り座を構える場所が少し違うだけでも大きく釣果が変わってしまうことが多々あります。本章では堤防の狙い目や仕掛け方、キャリーバッグの選び方までを解説しています。
“ウキ止め”がなくなることでさらに複雑化した現代のフカセ釣り。全遊動仕掛けには多種多様な考え方が存在します。ラインの選択からウキを浮かせる派VS沈める派の主張など、チヌ釣りの名手6人が語るそれぞれの“全遊動”は読みごたえたっぷりです。
チヌの発達した歯と硬い口のどこにハリを掛けるか? チヌバリの種類が多様なのはこの問題に対する答えが無数に存在することを意味しています。細かな差異に各ハリの設計思想の根幹が表れているということを、ハリメーカーの巨人「がまかつ」の木下正規さんに解説していただきました。
春の藻場はチヌの格好の隠れ家であると同時に、根に潜られる危険から仕掛けの工夫や取り込み時にも細心の注意が必要となります。瀬戸内海での海藻の生え方2パターンを例に取りつつ、富山湾、播磨、壱岐、下津井、芸予の6ヶ所のエリア別海藻地帯攻略情報を収録しました。
スタイルの異なる5人のエキスパートが匠のマキエワークを解説。フカセ釣りのベストシーズンである初秋に焦点を当てながら、気になるマキエのレシピを始め、5人それぞれで違う仕掛けやマキエワークとそれに込めた意図を語っていただきます。
フカセ釣りの基本編も収録。自分では分かっていると思っていることでも、読み返してみれば新たな発見があるはず。釣りに行く直前の再確認にもどうぞ。
巻末には9種類のノットを収録。トーナメンター御用達の実践的なノットを分かりやすい写真解説します。もちろん基礎の確認としても。
フカセ釣りを始めてみたい方、より深く知りたい方、このところ伸び悩んでいる方にもオススメします。至高のイチ枚をあなたの手に。釣果アップ間違いなし!
2020.06.04
コメントを投稿