見始めると、なぜか止められない
7月下旬に放送された木村建太さんakaキムケンの琵琶湖ロクマルチャレンジ。文字通りテーマは琵琶湖でロクマルを釣るというもの。しかもネットで2日間生中継するという、かつてない試みでした。
スマホやパソコンでサクサク見れる「AbemaTV」の企画にルアマガが乗っかったカタチになるんですが、都内のスタジオで2日間実況するという大役をおおせつかりました。
伝説の2日間となった、キムケンのロクマルチャレンジ
キムケンが釣り慣れた琵琶湖とはいえ、カメラの前でロクマルを釣るのは至難の業。そのせいか初日はキムケンらしからぬミスを連発して、数本を釣って終了。
2日目の中盤に見事な50センチオーバーを釣ったけど、表情はきわめて微妙でした。
生中継終了は18時。このまま終わるのか…と誰もが思っていたその時。
「食った!」という声とともに、大きく曲がるロッド。水面で激しく暴れる巨体にネットが差し出され、無事ランディングに成功しました。
スタジオには自分たち以外にもカメラマンやディレクターやスタッフがいて、そしてスタジオのすぐ隣には編集室があって、常に10数人が仕事をしてました。
おそらく俺と鬼形君以外はバス釣り未経験者。だけど全員がキムケンのロクマルを目の当たりにして、大騒ぎしていました。
「バス釣りってすごいですね!」と番組終了後、何人ものスタッフに声をかけられました。
生中継時の2日間の累計視聴者数は軽く30万人を超えていました。運営側にも予想外の反響ということで後日再放送され、土日に放映されたこともあって再放送だけで合計50万人近くという好結果でした。
湖上で起きていることをリアルタイムに伝えるのが生中継最大の魅力です。すべてを伝えることができるから、一度見始めるとなかなか離れられないんだと思います。もちろんこの企画はキムケンにとっては相当なプレッシャーだったに違いない。でもそんな状況下で結果を出したキムケンは本当にすごいと思います。
さらに新しい可能性を見出した艇王決勝戦
左から、第1戦winner奥田学さん、第2戦winner青木大介さん、第3戦winner金森隆志さん
先日お伝えしたとおり、9月26、27日は艇王チャンピオンカーニバルでした。
場所は茨城県霞ヶ浦の流入河川、新利根川。
年間を通して魚影が濃く、休日には多くのアングラーが訪れる人気リバーです。
ちょうどこれくらいの時期は、撃ってヨシ、巻いてヨシ、の乱打戦になるはず!?
そんなルアマガモバイル編集部の目論見は初日、一気に崩れ去ります・・・。
9時の中間報…
艇王決勝戦の詳細については上記リンクをご覧いただくとして、この企画でも俺は都内スタジオで鬼形君と実況解説をしていました。
舞台は新利根川。決勝に駒を進めた3人が競い合います。リアルタイムにヒットシーンが放映され、時には3人が同時にモニタに登場しました。
アングラー1人につき、取材スタッフと動画カメラマンと中継スタッフが1人ずつ。つまりアングラー3人でスタッフは合計9人。それと1人のスチルカメラマン。つまり現場で合計10人。
さらにスタジオと編集室で15人近いスタッフが常に作業をしていました。ヒットシーンの総集編もすぐに用意されたり、3人のエリアマップもリアルタイムに映し出されました。
俺が言うのもなんですが、「バス釣り」ですよ? その「バス釣り」にここまでの人員が投入されることって、今までなかったんじゃないかなと。いろいろ感謝したいです。
雑誌作るのが仕事なのに何やってんだよという意見もありますが(ほとんどないけどw)、やっぱ新しいことに乗っかるのはホントに面白いです。
その証拠に、艇王決勝戦は2日間の生中継で累計視聴者数は合計35万人以上。10月1日と2日の再放送時には合計59万人以上とキムケンの回を上回ることとなりました。
「数字」に敏感な番組制作関係者が絶賛した結果なので、今後が本当に楽しみです。
そして艇王決勝戦も、DVD化に向けて着々と進行中です。面白いものは何度見たって面白いはず。期待してください。
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