これからの冬のシーズンで最もアツくなる釣りのひとつ『ワカサギ釣り』。数ある釣りの対象魚の中でも“手軽さ”という点で秀で、自然の中で四季折々の風景を感じながら「釣って楽しい」「食べて美味しい」を存分に堪能できるアウトドア・レジャー度が高い。
先日、筆者もプライベートで山中湖にワカサギ釣りに行ってきた。初心者でも簡単に釣れるのがワカサギ釣りの魅力だが、上手い人になれば一日数百〜千尾も釣れるという釣果に腕の差が出るのが何より面白い。
ここで、ワカサギの数を伸ばすために必要な要素のひとつに“手返し”がある。
いかに効率良くワカサギを釣り上げ、仕掛けを落とせるか。
手返しに影響を与える必須アイテム「ワカサギ外し」
これは、ワカサギ釣りにおいて見落とせない重要なファクターとなるが、このとき非常に便利なアイテムが『ワカサギ外し』だ。
タッパーに鉛筆キャップが付いているだけの代物だが、これが大変良い仕事をしてくれる。
ワカサギが掛かっているハリを持ち、鉛筆キャップの間に入れて抜き上げるだけでいとも簡単にワカサギの口からハリが外れるのだ。
これで、いちいちワカサギを手で掴まなくていいため、手がウロコにまみれることなく、手返し良く次の仕掛けを投入できるのだ。
今回の釣行でワカサギ外しの重要性を感じた筆者は、実際に作ってみることにした。
準備するもの
今回ワカサギ外しを作成するのに必要だったのが以下の道具。すべて100円ショップで購入した。
<材料>●タッパー2個●鉛筆キャップ4本●ボルト4本●ナット8個
<工具系>●キリ●瞬間接着剤●油性ペン●定規
※注意点
準備する道具で、気をつけたいのが鉛筆キャップのサイズと、ナット&ボルトのサイズだ。それぞれ間違ったサイズを買うと、「入らない」、「すっぽ抜ける」というような事態になってしまう。
この点にさえ注意して購入しておけば、無駄なものは買わずに後は作るだけとなる。何も予備知識がなかった筆者は、このような事態に陥った。
作業その1 〜水切りを作る〜
単なる『ワカサギ外し』ということだけなら別にいらない作業なのだが、釣ったワカサギをしばらく泳がせ、数がある程度たまったら水を切ってジップロックに移すという作業も効率良くしたいと思った。
そこで、今回はタッパーの底に穴を開けて水を切れる機能を付加させることにした。
①油性ペンで穴を開ける位置を決める
②キリで穴を開けていく
作業その2 〜ワカサギ外しを作る〜
いよいよ、メインのワカサギ外しの製作に取り掛かる。ワカサギ外しは、キャップの幅が狭すぎるとハリがつっかえるし、広すぎても小さいワカサギだとそのまま一緒にすり抜けられてしまう。丁度良い間隔が必要なため、ある程度の緻密さを要する。
①等間隔にマークし、穴を開ける
②ボルトとナットで固定し、瞬間接着剤で止める
③鉛筆キャップを差し込み、瞬間接着剤で固定する
★☆完成☆★
図画工作の成績は中の下だった筆者でも、ワカサギ外しを無事に作り終えることができた。瞬間接着剤でがっちり固めてあるので、取れることはないはずだ。もう一個買っておいたタッパーと二重にしてようやく完成となった。
ワカサギ外しは、釣具店で購入することができる。しかしながら、手作りということが道具に対する愛着が湧いてくるというものだ。
これで、ワカサギ釣りの釣果は2倍、3倍となっていくことだろう。後は、釣り上げる腕の問題だが…。
みなさんも、この冬ワカサギ釣りに行く際は、ぜひ作ってみてはいかがだろうか。
思ったよりも全然安く材料・道具を揃えられて、以外と簡単に製作することができるはずだ。