丸型ベイトリールでのベイトフィネスゲームに対応
2017年モデル「カルカッタコンクエストBFS HG」は、その名の通り「ベイトフィネス」対応の新バージョン。
ベースとなるのは、シマノの丸型ベイトリール「カルカッタコンクエスト」。
鍛造素材を削り出して生み出される高剛性のフレームと、同社が誇る「X-SHIP」「マイクロモジュールギア」という駆動部の相乗効果による回転性能の滑らかさは、使用したことのあるアングラーにとっては説明不要。
現在判明している、スペックは以下の通り。
●自重:200グラム●ギア比:6.8●最大巻上長:68センチ●糸巻量:フロロ8ポンド-45メートル●スプール経:32ミリ●最大ドラグ力:4キロ●価格:5万4000円(税別)●発売:レフト2月、ライト5月※(予定のため、スペックは変更になる場合があります)
最大の注目はベイトフィネスに対応する「FTB」の採用
オリジナル「カルカッタコンクエスト100」クラスのボディ内部に搭載されたブレーキユニットは、「アルデバランBFS XG」で初採用された「FTB」(フィネスチューンブレーキシステム)。
軽量ルアーのキャストを念頭に開発された「ベイトフィネス」対応ブレーキを丸型ボディに組み込むことで、よりファストムービングルアーでのベイトフィネスゲームを意識した仕上がりに。
ブレーキコントロールは外部ダイヤルで調整。ルアーウエイトや風の影響など、細かい調整も素早く対応できます。
ボディのサイド部カバーを開いた状態。内側上部に見えるのがブレーキユニットの開閉ボタン。
ブレーキユニットを外し、スプールを取り出した状態。
搭載されているのは、ブレーキユニットを排除し、軽量化を実現したユニットレススプール。剛性を維持しつつ、ブランキングされた形状は「アルデバランBFS XG」譲り。
スプールの回転数に応じて、マグネットの位置が動く構造。遠心ブレーキのフィーリングに極めて近いマグネットブレーキを実現。マグネットは脱着可能なので状況に応じて調整できます。
丸型ベイトリールでのベイトフィネスゲームといえば、名作「カルカッタコンクエストXT50シリーズ」を思い浮かべる人も多いと思います。自分もそのリールを所有していた時は、軽量のプラグで釣りをしていました。しかし、もちろんアングラーの技量に大きく左右されることは否定しませんが、実際にはかなりピーキーで、状況も限定される場面もたしかにありました。
しかし、「FTB」が搭載され、よりトラブルなく軽量ルアーでのベイトフィネスに対応した新作「カルカッタコンクエストBFS HG」であれば、バス釣りでの軽量シャッドの釣りや、近年人気が高まっている渓流のベイトフィネスゲームなどでの活躍も期待できます。
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