“職業バスプロ”こと青木大介氏の持つ強力な手駒のひとつが「ダウンショットリグ」。もちろん青木氏はフィネスからビッグベイトまで、状況に合わせて幅広いルアージャンルを使いこなす。しかし、”ここぞ!”という場面で切り札的に登場するもののひとつが「ダウンショットリグ」。今回は、そんなダウンショットに使うワームを紹介!
様々な季節、様々なシチュエーションで活躍できる青木さん流ダウンショットリグの扱い方は、ルアーマガジン2016年3月号のルアーのトリセツにて詳しく紹介した。
フーラ系
ボトムのピンから横方向、そして中層まで、様々なシチュエーションで活躍する青木さん流ダウンショットを象徴するのがこのタイプ。
青木大介渾身の2wayリーチ
”フーラ系”として青木さんが挙げてくれたのが、まさに自身が開発したリーチワームの「フーラ」。
使い方の最大のキモはタテ刺し、ヨコ刺しの二通りの使い方が出来る点。
ヨコ刺しでは水の抵抗を受けやすく、わずかな水流でもピラピラとテールが動く事でしっかりとアピールする。そのため、一点シェイクにも向いている。
一方タテ刺しではベイトフィッシュライクなシルエットで誘えるとともに、ミドストで使えばロールアクションも発生! 中層攻略にも活用できるのだ。
青木さんがおススメするフックは両サイズ共に、
・マスバリ:DSR132 #6
・オフセットフック:D.A.S.オフセット #4
3インチ、2.5インチ共に同じフックサイズに対応しているのも青木さんのこだわりだ。
シャッドテール系
フォール中にもテールが激しく動く事で、中層の魚にアピール出来るのがこのタイプ。
フォールで活躍! ダウンショットの友!!
いわずと知れたダウンショットの友・レッグワーム。
フォールさせた時のテールのアピール力が強いため、ディープフラットで中層に浮いている魚を釣る様な場面で使用する。また秋には、重めのシンカーを使ったリアクションバイトを狙う釣りでも活用している。
青木さんのおススメフックは
・マスバリ:DSR132 #4
・オフセット:D.A.S.オフセット #4
シェイクもしたいなら任せとけ!!
青木さんの手掛けたシャッドテールワーム。取材当時にはプロトであったが、現在では2.5インチと3インチの2種類をラインナップ。
比重が低いため、スロースピードで動かしても水中で垂れ下がりにくく、ロッドアクションに合わせてしっかりとテールが動くのが特徴。フォールだけでなく、着底後にもシェイクで誘いたいならコイツの出番だ。
青木さんのおススメするフックは
2.5インチ
・マスバリ:DSR132 #4
・オフセット:D.A.Sオフセット #4
3インチ
・マスバリ:フィネスワッキー #6
・オフセット:D.A.Sオフセット #2
ボトム系
ボトム付近に生息する生物に合わせて、マッチ・ザ・ベイトを意識するならこのタイプ
ハゼ系のベイトフィッシュをイミテートするなら・・・
ディスタイルのデビュー作でもあるD-1は、スモラバトレーラーとしてもお馴染み。
青木さん流ダウンショットでは、ウキゴリやヨシノボリなど、ボトム付近に生息するハゼ系のベイトフィッシュをイミテートする時に使用する。
おススメのフックは
マスバリ:DSR132 #6
オフセットフック:T.N.Sオフセット #8
甲殻類をイミテートするなら・・・
こちらも青木さんがスモラバトレーラーとしてプロデュースしたゲーリーのソフトベイト。
D-1がハゼ系ベイトだったのに対し、ディトレイターはエビや小型のザリガニなど、甲殻類をイミテートするときに使用する。
おススメのフックは
マスバリ:DSR132 #4
オフセットフック:D.A.Sオフセット #4
ストレート系
シェイクで強力にひきつける。ノーシンカーワッキーを素早く沈める。ストレートワームのダウンショットリグは特殊なシチュエーションが出番になる。
濁った水にも強いトルクフルストレート
ネコリグでの使用が一般的なトルキーストレート。その3.8インチを青木さんはダウンショットリグでも使用する。
水が濁り気味のシチュエーションでは、シェイクで動かし続けることでしっかりとアピールするトルキーストレートが効果的なのだ。
おススメのフックは
オフセットフック:D.A.Sオフセット #2
ディープを素早く狙えるノーシンカーワッキー
4インチカットテールのノーシンカーワッキーリグを使う時、水深3メートル以深のボトム付近を狙う際には沈めるのに時間がかかってしまう。そんなシチュエーションでは、ワッキー掛けのダウンショットが活躍することも。
まとめ
季節やシチュエーションなど、状況に応じてワームを使い分ける事で、ダウンショットリグはますます強力な武器になるはず。