霞ヶ浦水系では、数年前から早春のビッグミノーパターンが流行りはじめました。130ミリクラスのミノーでビッグバスが狙える釣りで、いい状況にハマれば連発も期待できる釣りです。しかし、今年は「なかなかパターンがはまらない…」とか「まだだまイケる」とか、いろんな噂があるようで。今回はそのパターンについて、フィールドで実証してきました!
ビッグミノーパターンの基本5条件‼
「ビッグミノーパターン」についてよく分からないという方に、おさえておいていただきたい「5つの条件」があります。これはあくまで基本ですが、ベーシックとして覚えてください。
【条件1:風】
このパターンで重要なのは風。風によってベイトフィッシュが岸辺に寄せられていることが条件だからです。風はある程度強く吹いていることが好ましく、風速5〜6メートルくらいは欲しいところ。
波が出て護岸際に水が打ち上げられているぐらいがいいと思います。
【条件2:ベイトフィッシュ】
風で寄せられてくるベイトは主に2種類。シラウオとワカサギです。
両種は春が産卵シーズンで、2月ごろからワカサギが、3月ごろからシラウオは産卵に入ると言われています。溜まっているエリアではルアーに引っかかってくることがあるので、よりベイトフィッシュの多いエリアで釣りをしましょう。
【条件3:ハードボトム】
次にエリアですが、シラウオとワカサギが産卵をする砂利や粘土質の底、ゴロタ石が広がるハードボトムが高実績。石積みエリアもいいですね。その日に吹いている風の方向を見て、地形的に風が当たっている面を狙いましょう。風は直角に当たっているのがベスト、斜めでもOKです。
【条件4:時間帯】
釣れるのは圧倒的に「夕マズメ」に実績が高い。
なので、朝から日中は違う釣りを展開して、夕マズメに近づいてきたらこのパターンを意識しはじれば大丈夫です。昼間の間は穏やかでも、日が傾いてくると風が出てくることは多々ありますからね。
【条件5:ルアー】
ルアーは130ミリクラスのいわゆるビッグミノーが主流。
やはり強風の中でルアーを投げていくのでキャスタビリティが必要なのと、春のワカサギは大きくなっているのでサイズ的にもマッチしてくるからです。
ただ、個人的にはビッグミノーにこだわる必要もないと感じていて、バイブレーションやスピナーベイト、クランクベイトなどをその日の状況によって使い分けていくのもいいかと思います。
フロントフックを外してスナッグレス性能アップ!
霞ヶ浦水系でいざ実証!ビッグミノーパターンはいきているの?
というワケで先日、そのパターンを実証すべく霞ヶ浦水系に行ってきました。
ルアーは個人的に好きなO.S.Pのルドラでやり切ることに。リールは前回記事(↓)で紹介して、実際購入したタトゥーラSV TW!(リールのインプレもやりたいですね)
15時半ころ現場に到着。
風が護岸に吹き付けておりいい感じ。早速ルアーをキャストするとベイトがガンガンぶつかってきて、小魚が集まっているのが集まっているのがわかり期待大です。
すると、先行者の方がヒット! 45センチはありそうな両型で、これを見てますます期待が膨らみます。
そして、ほどなくして僕にもヒットしました。
水面で暴れる魚体はあきらかに40センチを超えています。しかし、護岸に寄せてきたところでフックアウト……。
かなりへこみましたが、諦めずにキャストし続けるとまたまたヒット!
上がってきたのは40センチには届かないもののグッドコンディションな個体! しっかりエサを食べている証拠ですね!
その後は日没まで投げ続けましたが追加はならず。
でも春爆とはいかないまでも、今の雰囲気はなんとなく掴めました! また近いうちにサイズアップを狙って挑戦しにいこうかと思います。
このパターンは5月頭くらいまでは有効なので、みなさんも状況を捉えてぜひ挑戦してみてください!
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