ルアーマガジン総合プロデューサーとして、日本に留まらず世界を股にかけて魚を釣りまくる「マイケル野村P」。先日はアメリカバストーナメントで長年活躍する、「TO」こと大森貴洋プロの取材でアメリカ北部へ。そこで見た現地の釣り物&タックルショップを緊急調査!
B.A.S.Sエリート大森貴洋プロのプリプラに同船
てなわけでまた3泊5日ですがアメリカに行ってきました。来春発売予定のスモールマウス別冊の取材です。
よく行くテキサス州やアーカンソー州みたいなド中南部ではなく、北部に位置するレイク・セントクレアという五大湖につながる小さな湖(とはいえ琵琶湖よりでかい)で、B.A.S.S.エリートで活躍中の大森貴洋さんのプリプラクティス(本戦の下調べ)に同船するというレアな体験ができました。ラッキークラフトUSAさんありがとうございます。
地元ショップ探索はアメリカ取材のお楽しみ
広大なフィールドでの取材はもちろん最高ですが、地元のショップに立ち寄るのもアメリカ取材時の楽しみのひとつ。
今回はセントクレアの近くにある「スポーツマンズダイレクト(Sportsmen’s Direct)」の様子をお届けします。取り扱い商品は、その釣り場に合った道具がメイン。ミノーやシャッドみたいなライブベイト(生きエサ)も、売ってることが多い。
チューブワームの3/8オンス以上のジグヘッドリグがこのエリアのスモールマウスの定番。お得な50本入りパックも売ってました。もうひとつの定番が、シャッドテールワームのジグヘッドリグのただ巻き。世界中で愛されているケイテックのスイングインパクトが、この店にもズラリ。水深6メートル以上を狙うことが多いので、3/8~1/2オンスのダウンショットリグでもいい仕事してくれます。
そして、このエリアで大人気のマスキー用タックル。無数の牙でルアーをアグレッシブに襲う肉食魚で、2メートル近くの大物も珍しくないとか。
メーターオーバーを相手にするので、ルアーもデカい。200グラム級のジャイアントベイトが多用されるらしいです。ルアーが重すぎるので、キャスティングじゃなくてトローリングで狙う人も少なくないとか。まず目に止まったのが、手のひらオーバーのスピナー。琵琶湖で投げたら普通に釣れそう(笑)。マスキーは鋭い牙を持っているので、使用時はワイヤーや極太リーダーをセットするとか。
ライブベイトの釣りも一般的。二股になった先にフックが付いたリグで、肉食魚を狙うそうです。使い方は裏面に書いてあった。ちなみにパッケージに書いてある「WALLEYE」(ウォールアイ)もライブベイトでよく釣れる魚。取材時はディープクランクやメタルバイブで連発しました(写真)。コイツも歯が鋭いので取り扱い注意。
10ポンドオーバーのドラム(イシモチ的な魚)も釣れた(笑)。3インチぐらいのワームに5グラムぐらいのジグヘッドをセットした「ネドリグ(Ned Rig)」でキャッチ。この辺ではスモールの定番リグらしい。
弾丸アメリカ取材のお供はパックロッド!
ロッドは5ピースのBITE×レジットデザイン「リアリズム」。リュックサックにスッポリ入るパックロッドとは思えない、ヘビーデューティーさを改めて体感できました(笑)。
7月4日の独立記念日が近いってことで、スーパーマーケットには毒々しいカラーリングのお菓子がズラリ。こういうのを見ると、アメリカに来たんだなぁと思います(笑)。たぶん年内にあと何回か行くような気が…。3泊5日がメインなので、気分的には池原ダムとか琵琶湖行くのとあんまり変わらんっす(笑)。
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巨大なバスボートをけん引して全米を転戦する。それが彼の仕事です。
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彼の名前はオリバー・ギィ(Oliver Ngy)。
両親が中国人というオリバー。「小さい頃からアメリカで暮らしてるから、中国語は苦手だよ(笑)」。
35歳の彼は、アメリカでビッグ…
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