腕は無いけど新しい物好きな「ルアーマガジン編集部」福重が、無い袖を無理やり振ってGETしたアイテムをインプレッション!! 購入を迷っている人の背中を押したい企画を目指してます。今回はメガバスのNEWアイテム”バイブレーションX ヴァタリオン”のインプレ前編をお届け。
バイブレーションX ヴァタリオンとは?
釣りプラスを普段からご覧になっている方からすれば、福重がこのルアーを出してきたということはいつものアレ(妄想垂れ流し)ねとお思いでしょう。
その通りなんです!!(ぇ
冗談はさておき、今回このバイブレーションX ヴァタリオンを紹介したいのにはわけがありまして…。さかのぼること半年以上前。2016年12月に福重はメガバスさんにお邪魔して、2017年新製品のお話を伊東由樹さんから聞いてきたんです。
その時の目玉だったのか「ヴァタリオン」。本誌はもちろん、釣りプラスでも記事をかかせてもらっています。
と、いうのがルアーマガジン2月号(12月26日発売)に掲載されているスクープ記事の内容。
そんな中、大きく紹介しているのが、2017年に台風の目となり得るメガバスの新機軸ルアー 「ヴァタリオン」 。今回ここ釣りPlusでは、本誌では紹介しきれなかったこのルアーの細部に至るまでを 一足早く 、徹底紹介!!
ディティールに迫る!!
まずは…
その取材の際、「実はこのルアー(ヴァタリオン)、既にダウンサイジング版も予定しておりまして、野池なんかのフィールドにいいサイズなのですが、そっちはそっちで正直、やばいんです(笑)」と、シャチョーがおっしゃっていたのです。
福重的にはヴァタリオンですら感動していたのに、その更に先があるとは・・・。一体どうなってしまうんだ!?(何が?)と思っておりましたが、その時のお話はそれだけでした。
しかし年が明け、釣り業界がにぎやかになるショーシーズン。再開は意外なほど早くやってきたのです。
それはキャスティング横浜港北店で行われていたメガバスイベントの会場でした。店内に飾られたケースの中には、2017年の新製品達の姿。そう。その中に見つけてしまったのでした。
この時も気になってしょうがなかったです。が、すぐにヴァタリオンが市場に投入。自分はそちらに夢中になっておりました・・・。
そこからまたしばらくたち、2017年のコンセプトアルバム(カタログ)にも掲載され、いよいよ先日リリースされたバイブレーションX ヴァタリオン
ディティール
バイブレーションX ヴァタリオン
名前にもある通り、このルアーはバイブレーション。
確かにこのシルエットでこの薄さはバイブレーションです。(リップがついてるけど)
バイブレーションと言えば、かつてはリップレスクランクとも呼ばれていましたよね。だからこれはリップ付きリップレスクランクとも呼べる・・・ってクランクベイトやないかい!?
それとジョイントボディも特徴的ですね。アクション時にはジョイント部分が接触する音でもアピールするようです。大きさは71ミリ。オリジナルのヴァタリオンと比べるとこんな感じです。
かなり小さいと思います。手のひらに載せるとこの小ささがわかりやすいですかね。
この大幅なダウンサイジングには、メガバスも相当苦労したそうです。元々、ヴァタリオンは水を切るような動きでアピールするルアー。いわゆるS字系の、大きさの割にアピール力をおさえているルアーです。そのため、そのままのアクションと見た目で、サイズを小さくしただけだと、アピール力不足になってしまうとか。
そもそも、ダウンサイジングして、大きいのと同じ動きを出せるのも流石メガバス! と言ったところですが・・・
そこで考えられたのが、小さなリップ”チップビル”でした。
コレのおかげでしっかりと水を掴み、メリハリの効いたアクションを出せるようになったようです。
ちなみに少しずつ公開されていた画像を見比べると
と言った具合に、少しずつ変異が見られるのが面白いですね~。
重さは3/8オンスで、スローフローティング(SF)とスローシンキング(SS)の2種類がラインナップされています。
カラーは現在全10色。ヴァタリオンから継承されたカラーもあれば、全くのオリジナルカラーも有ります。
個人的なイメージでは、クリアウォーターやじっくり見せて釣るような状況ならGPの2色。マッディウォーターならアカトラⅡ&マットタイガー。迷ったらキンクロやGGギンブナかなと。ちなみに見た目の美しさなら和銀オヤニラミやALイブニングギルでしょう!!
湖上編ではアクションを動画にて!!
動きに関してですが、ストレートリトリーブでバイブレーションの様なアクション。また、ストップ&ゴーやトウィッチ、ジャーキングでも面白い動きが出るようです。
この辺の部分に関しては、湖上でインプレ予定の【後編】で紹介しますね。
2009年のルアマガモバイルサービスイン直後から、ガイドで出動した際のエリア展開、使用したルアーを包み隠さず毎回公開してくださっている琵琶湖プロフェッショナルガイド、サトシン塾長こと佐藤信治さん。
佐藤信治(さとう・しんじ)/多くの同業若手からリスペクトされている、琵琶湖レジェンドガイド!! パワーフィッシングを信条とし、使用するルアーの実に9割9分がハードベイト(巻き物)という徹底ぶりである。年齢、性別、バス歴に関係なく、ガイドではスピニングタックルの…