ルアマガ編集部内で「メガバスマニア」呼ばわりされている福重が自腹で購入した「Into the X Anniv. STAGE」(メガバス) の中身を毎回リポートするのがこの企画。本来、購入者しか知り得ないプレミアムルアー&アイテムの内容を、個人的な趣味丸出しで暴露していく。
メガバス30周年記念アイテムにまみれる1年間の記録-その3
改めて紹介しておくと、「Into the X」とは、メガバスが提案する新しいルアー購入の形。一度申し込めば、毎月8300円の支払いで、激レアカラーや季節感のあるルアー、限定アパレルなどが定期的に自宅に届く、新時代のサービスだ。
前回はコチラから↓
遂に3シーズン目となるInto the X…。加えてメガバスが創立30周年期間と重なる今回は、Anniv. STAGEと銘打って、これまで以上に豪華なアイテムが届く模様。
今回は、そのAnniv.STAGEの第4回の内容を紹介しよう!!
いつもの銀箱
気が付くと8月も半ば・・・記事をあげるのが遅くなってしまい申し訳ない!!
さあ今回も、お馴染みの銀箱が届いたぞ。
早速中身を並べていこう。
クランク祭り開催中!?
ポップX&ポップマックス/辰年カラー
今や毎年の定番となっているポップXの干支カラー。Anniv STAGE.では、これまでに施されてきた数々の干支カラーを限定復刻!! 加えて、ポップマックスも同じ干支のカラーで登場だ。
今回はこちら、[辰年カラー]
まずはポップMAX!
この辰年カラーは、2012年に、Xポッドに施された辰年カラーを再現したもの。
大小のウロコと、顔のすぐ後ろに表現されたヒゲが特徴的なカラーだ。凹凸の激しい顔周りにも、小さいウロコ模様がしっかりと再現されているのが美しい。
お腹側にはクラック模様。手が込んでいる。
かつて伊東社長が誌面にてポップMAXの金型について解説する際、バージョンアップした時には口を閉じた”ペンシルベイト仕様”も可能かもしれないと言っていた。ポップマックスとXポッドの関係には何か秘密があるのかもしれない・・・。とか考えるのが好きです。
続いてはポップX
系統としてはポップMAXと似ているが、より細かなディティールが追加されている。
例えば、目の後ろには龍の角が描かれていたり・・・。
ボディ後部には、くっきりとしたウロコ柄。ベースのインジェクションによる凹凸のウロコと相まって、立体感が際立っている。ちなみに、背中のセンターラインだけは目の細かいウロコ模様。やはり、手が込んでいる。
ディープX-200T/レジェンドオイカワ♀
他に類を見ない、圧倒的な塗装技術で知られるメガバス。Anniv. STAGEでは数多の美しい色の中から選りすぐりのカラーをリメイクし、最も似つかわしいルアーに施して毎月登場するのだ。
今回はディープX-200Tのレジェンドオイカワ♀だ。
言わずと知れた、メガバスを代表するクランクベイト「ディープX」シリーズのミドルランナー。ちなみに名前の最後にある”T”はタングステンウェイトの搭載を表している。
今回のカラーはオイカワのメス。非常に派手な婚姻色を持つオスとは対照的な、慎ましやかな模様が美しい。
全体的に淡い配色から、女性的な優しい印象を受ける。まさに大和撫子。ちなみにアイの赤の入り方が何とも秀逸で、まるで困り顔の様相には、愛おしさも感じずにはいられない。
背中にはネットによるウロコ模様。見る角度によってその輝きが変化する。
エラブタ周りにうっすらと吹かれている赤が、白無垢に映える口紅の様だ。
マジカルZ/オイカワ♂
マジカルZとは初期のメガバスから発売されていたクランクベイト”Zクランク”のラメ入りカラーのこと。今回のAnniv. Stageでは、これらの復刻版が届く予定なのだ。
今回届いたのはこちら
ド派手なベイトフィッシュ系カラーのオイカワ♂。特にこのマジカルZのカラーでは、ルアーデザインとの兼ね合いもあってかオスのオイカワの特徴的なカラーを誇張した表現がなされている。
先に紹介したディープX-100(レジェンドオイカワ♀)と比較するとこの通り。知らない人がみれば、同じ生き物をモチーフにしているとは思えない様なデザインだ。
Zクランク(ブルーレーベル/レッドレーべル)
【スペシャルアイテム】
限定アパレルや最新ルアーのスペシャルカラーなど様々なアイテムが届く枠。
今回届いたのはこちら。
Into the X anniv.STAGEの目玉・Zクランク(マジカルZ)の名を受け付いだ、木製ボディのクランクベイト。
それがこの新しいZクランクなのだ。
今回届いたのはZクランク レッドレーベルとZクランク ブルーレーベル。
どちらも基本設計は同様で、オーソドックスな丸みを持つ(=浮力の高い)シャロークランクタイプ。
リップにはサーキットボード製のコフィンリップを採用しており、ハイピッチアクションと高いカバー回避能力が魅力のルアーだ。
そしてこれらは材質がそれぞれ異なっており、
レッドレーベル・・・ナチュラルウッド
ブルーレーベル・・・バルサ
となっている。
ナチュラルウッド製のレッドレーベルはどちらかと言えばヌルヌルとした動き。バルサ製のブルーレーベルはよりキビキビとした動きが強調されている。
オリジナルのZクランク(マジカルZ)はレッドレーベル同様、ナチュラルウッドを使用しているためヌルヌル系なのだが、ボディシェイプの関係上、浮力も低く、よりローピッチアクションとなっている。(ラパラのシャッドラップに近い動き)。
ちなみに、これら2種類はアイ(目玉)が異なっており、リアルな3Dアイがレッドレーベル。瞳の無い宝石の様なアイがブルーレーベルとなっている。タックルボックスに一緒に入れていても、即座に見分ける事ができるのだ。
終わりに
クランクベイトが3種類も届く”クランク祭り”となった今回のInto the X Anniv. Stage
しかしメガバスのクランクベイトの種類数はバス釣り業界屈指!!(2017年のコンセプトカタログでも21種類を確認) 届いたルアー達から、その系譜や類似性をたどって行くのも面白いかもしれない
干支ルアーのパターンは掴めた様なので、次は恐らく巳年! 次回もお楽しみに!!
月刊僕とメガバス
まだだまだ終わらんよ! というわけで、Stage2の時の記事でも書いていた与太話を今回もスタート。
ここまででも随分と長いのに、まだまだ続きます(しつこい?)。例のごとく、他に面白いお話もあると思いますので、他の記事を読むのもおススメです。
こちらなんておススメ↓
今回、と言っても、もう少し経ってしまいますが、先日生まれて初めてフローターに乗ってみました。・・・と言っても取材を兼ねていたわけですが。(その模様は現在発売中のルアマガ9月号をチェック!!)
こんな感じで、サイズは出なかったものの非常に楽しく取材を行う事が出来ました。今回はそんなフローターで活躍したロッドを紹介しましょう。
メガバスには、デストロイヤーフェイズ2の頃、知る人ぞ知るフローター用ロッドがありました。
その名も”F1-51X トゥースピック”。
爪楊枝を意味する名前からもわかる通り、短く繊細なブランクスを持つショートロッド。
当時はフローターフィッシングが今以上に人気があり、また野池開拓のためにハードなヤブ漕ぎが活発に行われていた時代。このショートレングスロッドは様々な局面で活躍していました。
そして2004年にこのロッドがデビューし、10年以上の歳月が経過した現在。デストロイヤーはフルモデルチェンジ。そして実はこの最強の”爪楊枝”もリニューアルされているのです。
ウルトラライトのレギュラーテーパーですが、適度な張りがあるため、1.8グラムのヘッジホッグスモールラバージグからバイブレーションXヴァタリオンまで、フローターの上からでも快適に投げる事が出来ました!!
NEWデストロイヤーには近い番手として“F1-60X エリーゼ”がありますが、あちらはスローテーパーでトップウォーターの釣りが得意な竿。トゥースピックはもっと万能寄りの竿かなという印象です。トラウト釣りにもいいかもしれないですね。
そして何より・・・
赤いリールシートスペーサーと旧デストロイヤーロゴが最高にカッコいい!!
ちなみにこのロッドはメガバスオンラインショップ限定販売!! 気になる人は要チェック!!
そう言えばオロチカイザのマルチピースモデルも出ますね。欲しいですハイ。
あとこれはナイショですが、8月26日発売のルアーマガジンでは、デストロイヤー カーボンヘッドモデルの実釣記事が掲載されるとか! もちろん、アングラーはあのお方・・・!!?? こうご期待!!
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