日米両国、最先端の現場を知る重鎮がいよいよ登場!
2017年を締め括る12月は、いよいよポイズングロリアスチームの重鎮・加藤誠司さんの登場だ。
加藤さんといえばご存知の通り、米国B.A.S.S.オープンの3シリーズに出場する一方で、国内最高峰戦JB TOP50シリーズにも参戦する、日本人初、いや世界初の日本とのダブルエントリー選手。2014年にTOP50で最高峰戦通算3勝目を勝ち獲るや、翌年から日米両国でフル参戦をスタートして3シーズンが経過。今季はB.A.S.S.ノーザンオープン第2戦ジェームズリバーでは、ボーターとしては自身最高位(*注)となる9位入賞を果たして、大いにファンを沸かせたことは記憶に新しい。
「この3年間で次の段階に進む準備はできた。あとは自分の釣りを目一杯試すだけ」。
国内とはフィールド規模からトーナメント事情まで全てが異なるのがアメリカという国。同じブラックバスという魚を相手にしてはいるものの、我々が普段の釣りで感じていることとはまるで異なる世界がそこにはあるのだという。
「久々にこのボートで釣りをするよ。この魚探、小さく見えるねぇ…でも、数年前はこれでも最新鋭だったんだけどね」
時は11月中旬。今回の舞台となった野村ダムに到着するやランチングを済ませ、湖上へとエレキで進みながら魚探を見つめる。米国はもちろん、国内でも大排気量のバスボートで広大な水域を縦横無尽に駆け巡る加藤さんだが、今回使用したのは、TOP50戦における60馬力制限戦仕様の14フィートFRP艇だった。
魚探の画面にはカラー液晶で明確に映し出された湖底が。一見、最新鋭にも思えるがここ数年でさらにエレクトロニクスは劇的な進化を遂げているという。ノートPCやタブレットを彷彿とさせる大型画面には、さらに詳細な水中の様子を映し出すハイテク魚探を用いるのが米国バストーナメントでは通例なのだと加藤さんは言う。
「ハイテク武装が当然の時代。となれば、武装している人としていない人では差があまりにも出過ぎてしまう…というのが現状。まぁ、全ての場面でそうだとは一概には言えないけどね」
魚の着き場を探す道具がそうだとすれば、その手で直接的に魚と戦うタックルも同様に進化した道具を使ってこそ、世界の手練と対等に勝負するリングに立てる。
今回はその進化した道具たちの1つであるロッド、ポイズングロリアスの真価に迫ってみたい。
*注:ノンボーター(同船者)部門での参戦では2007B.A.S.S.エリートシリーズのレイクアミスミスタッド戦で優勝済み。
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