年間3戦の総ポイントで“APIAチーム”と“imaチーム”の勝敗を決する当企画。第1戦(レッド中村vs鈴木斉)、第2戦(村岡昌憲vs辺見哲也)を経て、先日最終戦が利根川で行われた。ここまでの戦いを振り返りつつ、最終戦の雰囲気をお届けする。
当バトル企画は、個人戦ではなくあくまでもチーム戦。年間3戦を消化した時点でのトータルポイント数で、APIAチームとimaチームの勝敗を決める。とはいえ、各戦のごとの勝敗も気になるところ…。最終戦を迎えるにあたり、過去2戦の結果をプレイバック!
1st Round:中村祐介(APIA)vs 鈴木斉(ima)ヒラスズキ対決! in 五島列島/福江島(長崎県)
第1戦のターゲットはヒラスズキ。五島列島の福江島(長崎県)を舞台に、3月中旬に行われた。結果は、中村祐介(APIA)=194pt、鈴木斉(ima)=179pt、これにより、APIAチームが15ptのリード。
※1cm=1pt、50cm以上がキーパー(リミット3尾の入れ替え制)
2nd Round:村岡昌憲(APIA)vs 辺見哲也(ima)リバーシーバス対決! in 雄物川(秋田県)
いぶし銀対決とでも言いますか、ベテランアングラー同士の対決は、村岡昌憲(APIA)=204pt、辺見哲也(ima)=225pt、imaチーム辺見が21pt差で2戦目を制する。第1戦でAPIAチームが15ptリードしていたので、差し引くとimaチームが6ptの差をつけ逆転リードしたことになる。
Final Round:濱本国彦(APIA)vs 大野ゆうき(ima)リバーシーバス対決! in 利根川(千葉・茨城県)
imaチーム6ptリードで迎えた最終戦は、11月上旬の利根川で開催された。利根川のシーバスシーズン的にはかなり後半のため、釣果にも日ムラがある状況。バトルフィールドは、最下流域~河口周辺。ポイントはそれほど多くないため両者の接近戦が予想される。
ちなみに、両者とも利根川での実釣経験は2回でイーブン。河川での流れを利用した戦略に長けたベテラン濱本、都市港湾をホームとしメインベイトに応じた緻密な展開を得意とする大野。スタイルの違う二人が同条件のフィールドでバトル! これは、二人のファンならずともシーバスアングラーなら興味をそそられるカードだ。
最終戦実釣スタート! 多発するボイルに翻弄される2人だが…!
実釣スタート直後に口火を切ったのは濱本さん。ボイル撃ちを散々するも結果が得られず、後ろ髪をひかれる思い出別ポイントへと移動。それが奏功! し・か・し…! ノンキー…(ノンキーパー。50cmに届かないシーバス)。
一方、大野もボイルが多発するポイントに入り、苦労しながらもあの手この手で何とか64cmのキーパーをキャッチ!
大野「ボイルはあるけどなかなかルアーに反応しない…!」
途中経過は知らされないシステム。これがさらなるプレッシャーに…!
ちなみに、二人はお互いの釣果を知らされない。このシステムがバトルをよりいっそう面白いものにしている。相手の釣果を予想し、それに合わせた戦術を立てる必要があるのだ。
さて、気になるこの後の展開だが、それは『ルアーマガジン・ソルト2018年2月号』で確かめてほしい。最終戦を制したのは果たしてどちらなのか…!? そして、APIAチームとimaチームどちらが年間優勝を奪取したのか…!? そこには、意外過ぎる展開が…!