SNS巡回中のルアマガムービー・マシモP、驚きのカスタムルアーを発見! そのあまりのリアルさに画面釘付け必至の逸品は、なんと本物のサカナの皮を貼り付けているらしい!! そのヒミツを探りに、さっそくルアービルダーの方とコンタクトを取ってオハナシを聞いてきた。スイミング映像も必見!
SNS巡回中に目が釘付けになったルアーがあります!
それがこのルアー! め、めっちゃリアル!
なんと本物のサカナの魚皮を貼り付けてカスタムしたルアーだと言うのですが、なんたる艶めかしさよ! リアルフィニッシュルアーも流行りの昨今ですが、こいつはひと味もふた味も違いそう!
ってコトでビルダーの方にお会いしてきたよ!
個人的に興味が出ると行動力マックスのマシモP。早速コンタクトを取ってオハナシを聞いてきました。
『何個かルアー見せてください!』という唐突なリクエストにも爽やかに応えてくださったのは、ビルダーの金沢武さん。
さぁ、このリアルさのヒミツは一体!?
「どうしたらこんなに生き物っぽくカスタムできるんですか?」といきなり聞いたマシモですが、皆さまにはその前に人呼んで『魚銀皮貼りカスタムルアー』の美しさをもう少し見て頂きましょう。
さらにアップ!! うーん、ルアーだって知らなかったら本物を間違えちゃう人もいるかも。
さぁ、いよいよリアルさのヒミツですが!?
金沢氏「それはズバリ本物の魚皮を貼っているからです。特別なルートで本物のハスやオイカワを手に入れて、その魚皮を特殊な製法で剥いで貼り付けています」
マシモ「いやしかし剥製なんかよりもヌメっとして質感があると言うか、生のサカナっぽいのはどうしてなんでしょう?」
金沢氏「魚皮って乾燥すると乾いて艶も生命感もなくなります。でも濡れたままだとルアーには貼れません。実はその部分を特殊な製法でクリアすることができたんです。乾いているけど濡れている、ソレがこの艶めかしさのヒミツなんです」
・・・アホのマシモには若干理解不能なのですが、グウの音も出ないのは現物を前にしているからです。w
金沢氏「このカスタムを始めて気づいたのですが、サカナのグアニン色素というか、オイカワなら銀色の部分。コレって皮側に着いてるんじゃないんです。たとえばアジのお刺身を想像してみてください。アレって身の方に銀色が付いてますよね? 実はこの色素部分を皮側に残して貼り付けることがこのカスタムのキモなんです」
…といったトコロで、ルアーのスイミング映像をご覧あれ
貴重なカスタムルアーをお借りして泳がせてみました。魚皮を張ることでアクションが損なわれないように調整して制作するそうですが、やはり基本性能が高いルアーがカスタムベースとして良いそうです。先ずはジョイクロマグナム(ガンクラフト)ベースから!
※ルアーを操っているのはプロではないので、その点はご容赦ください! また撮影時間の都合上、浮力調整等も不十分です。その点は差し引いてご覧くださいませ。
どうですこの艶めかしさ。ウロコの立体感というか、主張しすぎない存在感がシビれます。
続いてブルシューターJr.(デプス)ベース。先ずは写真から。コチラは本物のブルーギルの魚皮を使用しているそうです。
と、いうトコロでスイミング映像。浮力調整ちゃんとしたらもっとヤバそう…。
うーん、めっちゃヤバイこのキラメキ! 実は目玉の下にもグアニン色素を仕込ませているそうで、それがこのリアルな目玉のヒミツだそうです。顔のパーツも使用しているのでエラもリアル…。
続いてグリマー(ティムコ)ベース。これはメッチャ小魚っぽいです。フラッシングでアピールするルアーですから、このチューンとのマッチングはヤバそう、と思っていたら…
ホントにヤバかった! 撮影してて一番「釣れちゃいそう!」と思ったのがこのルアー。このフラッシングはヤバいでしょう…。(竿が硬めだったので動きがぎこちないです。すみません!)
魚銀皮貼りカスタムルアーの有効性
実はこの「魚銀皮張りカスタムルアー」は芦ノ湖のスーパーロコアングラーである高原清氏も愛用しているらしく、試合でハマってウィニングルアーになったこともあるとか…。いや、シークレットなのかな…? ごめんなさい高原さん…。
またバレーヒル契約の凄腕房総アングラーである高橋洋一氏もリザーバーで使用。曰く「いつでもハマるワケではないけど、ハマるとスゴい!」とのこと。
アワビ貼りルアーも、特定の条件下ではメチャクチャにハマることがあります。マシモもバスの管釣りで、ヘッドにアワビを貼ったスモラバで一日に百匹以上釣ったことがあります。もう落とすだけ。釣れたバスからルアー外して竿を置いていたら、ちょっと水中に入ったルアーにバスが食いついて持って行かれそうになったほど。で、同じルアーとトレーラーでも、アワビ貼ってないモノだとそんなに食わないのです。このルアーもそんな爆発力を持っているのかなぁ、と。
ヒロ内藤さんが仰っている通り、ルアー=疑似餌じゃないので、ルアーの見た目がリアルである必要は必ずしもないとマシモも思います。
が! そのことを理解していても、このカスタムは魅力的ッス!
さぁ、次はSKTマグナム(ラッキークラフト)です。
重くなるから浮力を損ねるのかなぁ、と思っていたのですが全然余裕。
そしてオリジナルルアーも!
実は金沢さんオリジナルルアーも作ります。見せていただいたのがこのルアー。めっちゃ小魚。ミノーバイブレーション的な感じでしょうか。危険なカンジ…。
フラッシングとともに千鳥ながら泳ぎます。いやー、こりゃヤバイ!
それでこのカスタムルアーは買える?もしくは制作依頼できるのですか?
すっかり『魚銀皮貼りカスタムルアー』に魅せられたマシモが聞いてみました。
金沢氏「実は今後はオリジナルルアーを中心に活動しようと思っています。魚銀皮貼りは続けますが、既存ルアーベースのカスタムの場合、アクションを活かすためにオリジナルの塗装を剥離し、魚銀皮を張るまでの作業中にルアーを破損する可能性もあって、カスタム受注はちょっとリスクがあるんです。その点を理解した上でご依頼いただける方なら、ってことになります」
なるほど。魚銀皮をルアーに貼るとやはり若干の厚みが増すため、そのアクション調整の為のバランス取りが難易度高いようです…。
と、いうところでもう少し見せてもらったルアーですが…。
いやー、しかし神技ですが、どこでこんな技術を!?
金沢氏「実はサカナ関係の仕事をしていたことがありまして…。その経験と趣味の釣りとルアー作りがリンクした感じですね」
と言ったトコロで魚銀皮ルアーに興味がある! 使ってみたい!! って方は…
こちらが金沢さんのブログになります。
魚銀皮貼りのカスタムはその工程の多さと複雑さから、ベースルアーにもよりますが2万円〜応相談というカンジだそうです。高い! でもこの価値が分かる方にとっては高くない…!?
御依頼、ご相談はコチラのメアドから→ fresh.bait.lures8@gmail.com
またコチラが房総の虎・高橋洋一さんが魚銀皮ルアーについて書いたブログです。マシモのネタ元です。w 高橋さんはめっさスゴ腕アングラーなのでチェックしておくと吉ですよ。
…ってコトで、マシモも金沢さんに虎の子のルアーをいつか魚銀皮貼りにしてもらいたいなぁ、と夢想している今日この頃。あー、そろそろ釣りに行きたいですねー。
とかなんとか言ってるうちに、金沢さんから最新作の写真が届きました。
ナニコレめっちゃヤバイ!!