アジの群れが入れば手軽に数釣り♪…しかし、周りの釣れ具合に比べて数が伸び悩む…その対処法はワームのローテーションにあり! そのテクニックを教えてくれたのは、テトラワークスブランドの責任者でもあるアジング必釣人・萩原さん。数釣り最盛期の夏~秋を逃さず釣りまくる、お手軽ローテ法を伝授しよう!
アジだって同じワームを見続けると飽きる!
夜の常夜灯周りで釣りをしていると、アジの群れが回遊してくるたびに周りで釣れ続ける人と単発で終わる人がいる…。この違いは何だろうか?
萩原「アジも同じワームばかりだと飽きるんです。あと、アジの中でもやる気のある活性の高い個体がいれば、それほど積極的ではない低活性の個体がいて反応するワームもバラバラなんです。そこで、なるべく活性や状況にワームを合わせていく必要があります。そのための”ワームローテーション”なんです」
…ということは、アジの興味を引くために、あの手この手…。ワームの数も多くなりそうだし、なんだか難しそう?
萩原「自分が提案しているのは、3つのワームをローテーションするだけです。それぞれまったくタイプが異なるので、簡単だけど効果は大きいんです!」
3つのワームを付け替えるだけ!? そのイージーローテ法は以下の通りだ!
〈ローテ-1〉まずはアジの反応をサーチできるアピール系
バーニー(テトラワークス)
萩原さんが最初に使ったのはアピール系のワーム。まずは広くワームの存在を気付かせ、活性の高いアジを誘っていく。群れの活性を見極め、反応があるかどうかのパイロット的な要素もある。バーニーは、2つのテールが視覚的にアジを誘いつつ、平べったい扁平ボディで強い波動を発生。まさにハイアピール系と呼べるワームだ。
〈ローテ-2〉サイズを小さくして喰わせをアップ
チョップ(テトラワークス)
次に選択したいのは、小粒だけどファットな形状の喰わせ系。バーニーのようなアピール系でアタリはあるけど乗り切らない…そんなときに効果的。柔らかいテールがナチュラルに動きつつも4つのリングが波動を発生して誘う。だけど小さいのでアジの弱い吸い込むアタリでもスッと入りやすいので、バイトへ持ち込むことが可能!
〈ローテ-3〉微波動でスレさせず長く反応させ続ける
ピピン(テトラワークス)
最後にアジングでは定番のストレート系ワームを使用。バーニーのアピールを嫌がっている個体にも効果的で、ナチュラルな微波動が低活性&スレきっている状態のアジにも長く口を使わせることができる。また、細長い形状からベイトフィッシュに付いているような場合にも効きやすい。
最初からストレートワームで通す人もいるが、アタっているワームを使い続けるのではなく、違う活性のアジをより効率的にサーチ&飽きさせずに釣っていこう!
ワームの刺し方でも使い分けができる!
おすすめのジグヘッドはハの字型金針ジグヘッド
スナイプヘッド(テトラワークス)
ハの字型のヘッドによりスイム姿勢を安定させるための低重心設計。ワームの価値を最大限活かすのは、フックのシャンク部分の平打ち加工。これによりワームのズレを防止するとともに、フラッシング効果を生み出しアピール力アップ!
ワームのローテーションだけでも釣れ続けることは可能だが、ワームの刺し方による使い分け方法もある。例えば2番手に使用したチョップは、ボディに付いているリングが水を受けて刺し方によって方向性ができる。リングを上に向けるか、下に向けるか、さらに横へ向けるか…それによって様々な変化を付けることができる。
萩原「ビギナーの方ならお手軽なワームローテーション。ベテランの方なら、ぜひワームの刺し方にも気を付けて使い分けしてみてください。ちょっとした変化を付けるだけで格段に釣果はアップするはずです」