初心者必見!テトラワークス萩原徹のビギナー向けアジング講座!



全国各地の漁港などで手軽に釣りができるアジング。誰でもすぐ始められるのが魅力のひとつだ。しかし、いざやってみようと思っても、さて何から始めればいいのか…。そんな初心者の方に向けて、アジングの超初歩をアジ達人・テトラワークス萩原徹氏がわかりやすくレクチャー。これから始めるアングラーにこそ見てほしいビギナー講座をお届けする。

萩原 徹(はぎはら・とおる)アジングを始めとしたライトゲーム、ショアジギングからバスフィッシングまで精通。デュオ・テトラワークスブランド責任者。

まずは日中にポイントをチェック!

アジングビギナーのための講座。しかし、実釣開始は午後2時。まだ日中ですが…釣れるんですか!?

萩原「アジングといえば夜の常夜灯周りで釣りをするのが一般的だと思います。でも、まずはポイントがどうなっているか目視できる時間帯にチェックしてほしいんです。

水中の岩などの障害物がどこにあるか、潮の流れがどうなっているか、水が濁っているか、ベイトなども見えたり…といった夜では得られない様々な情報が明るいうちに確認できるんです」

いきなり夜に釣りを始めるのではなく、日中にポイントの状況を把握すること。これがアジングを知る第一歩と言えるだろう。

ジグヘッドは1gを基準に、”底を感じ取れる”重さを使用

萩原「実際にアジを釣るには、ジグヘッドリグがおすすめです。なるべく軽いジグヘッドの方が喰いがいいですね。

ただ、軽いと言っても基準を知らなければ難しい。なので、まずは1gを基準にして、キャストしてから底を取る。でも底が感じ取れないという方は、1.5g、2g…と重くしていけば良いと思います。逆に1gで十分底が感じ取れれば、0.8g、0.5g…と軽くしていきます」

まずは底を感じ取れることが重要なんですね?

萩原「そうなります。潮の速さや水深によっても変わりますが、軽さに慣れていけばどんどん感覚がつかめていくはずですので、少しずつ軽いジグヘッドへ移行していけば大丈夫です」

重いジグヘッドは底が取りやすいのは分かりますが、軽いジグヘッドが良い理由って何でしょうか?

萩原「ゆっくりフォールしていくので、アジが喰ってくるまでの時間が長くなります。その分、釣れるチャンスが増えますので、底が取れるギリギリの軽さ。これが大事です!」

スナイプヘッド+チョップ(ともにテトラワークス)

スナイプヘッド…●サイズ:S(0.15g、0.3g、0.5g、0.8g、1g)、M(0.3g、0.5g、0.8g、1g、1.2g、1.5g)、L(0.3g、0.5g、0.8g、1g、1.2g、1.5g、1.8g、2g、2.5g、3g)チョップ…●サイズ:35mm●カラー:全12色●入り数:12本●価格:500円

低重心構造のジグヘッドで、水中の安定性ワームコントロールに優れいている。初めてアジングをするアングラーにとって使いやすいアイテムだと言えよう。ワームは斜めリングフラットテールが特徴的な「チョップ」を使用。いろいろな使い方ができる小さめの喰わせ系ワームだ。

タックルはアジング専用のものが扱いやすい

今回の釣行で萩原さんが実際に使ったのは、アジング用の5ft10inロッド。

萩原「漁港で釣りをする場合は、アジング専用のロッドなのはもちろんですが、手返しと感度の良さから短めの方が扱いやすいですね。

ラインはエステル系のラインとフロロカーボンラインをリーダーとして使用しています。リーダーは魚が釣れたときなどに、ラインを手で持っても切れないように30cmだけ付けています」

●ロッド:アジング用5ft10in●リール:月下美人EX1000(DAIWA)●ライン:エステルライン1lb●リーダー:フロロカーボンライン3.6lb

バーニー(テトラワークス)

●サイズ:42mm●カラー:全12色●入り数:12本●価格:500円

高活性なアジが目に見えている現場では、横扁平ボディでWテールの「バーニー」がおすすめ! 萩原さんは、ローテーションのパイロットとしてまずコレを投入することが多い。濁りが強いときや、群れが多いがアタリが遠いシチュエーションなどにも効果的。

ピピン(テトラワークス)

●サイズ:45mm●カラー:12色●入り数:12本●価格:500円

シンプルなストレート形状の「ピピン」は、低活性スレに有効。また、小魚などのベイトフィッシュを食べているときにも、違和感を与えずバイトを誘発する。上面はヘッドからテールまでフラットになっており、スイム姿勢がより安定する。



常夜灯の暗い部分へキャスト!

さて、ようやく暗くなってきて、本格的なアジ狙いスタート! 狙いは常夜灯周り。しかし、明るい部分ではなく、暗い部分を攻めていく萩原さん。

萩原「活性が高いアジは、明るい部分でも喰ってきますが、ほとんど暗い部分にいることが多いんです。その明暗の境い目付近を通してやるのが基本的な釣り方になります。明暗ギリギリを通すコツは、境い目よりも暗い部分へキャストすることです」

え? 境い目を引いてきた方が良いのでは!?

萩原「ちょっと上級者向けになってしまうかもしれませんが、水面に見えている明暗と、水中に続いている明暗。この2つを意識してほしいんです。水中では斜めに明かりが入っていきますので、より暗い方を通すことで境い目を引くことができるんです」

3回軽くロッドを上下させてフォール。これの繰り返しでOK!

萩原「底を取ってから明暗を引いていくわけですが、ただ巻きで引いてフォール。これだけでも釣れます。でも、軽くアクションを加えるだけでアジを誘い出して喰いがアップします。具体的には3回軽くロッドを上下させてから、カーブフォールさせていきます。

カーブフォールとは、リールのラインを軽く張った状態でのフォール。可能ならラインを張らず緩めずくらいのイメージで、ロッドを軽くさびくようにしてフォールさせると効果的です。そうすると、ジグヘッドリグはカーブを描くようにフォールしていきます。これが喰わせの効果となって、アタリが集中します。

ラインが緩んでいても、ピッと張っていけばアタリになります。ちょっとした違和感があればアワセていく。これを覚えればアジがもっと釣れるはずです!」

あとは自分なりのアクションで釣っていこう!

ここまで出来ればアジングの脱ビギナー間違いなし!

萩原「あとは自分なりに、もっとラインを緩くして喰わせ力をアップさせたり、流れに乗せてジグヘッドを流す…ドリフトの釣りなども効果的です。

すべては基本の延長線。しっかりと底を取ってジグヘッドを感じ取れることが一番大事です。あとはこうすればもっと釣れそう、という自分なりのアクションバリエーションを増やしていけば良いと思います!」

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