川村光大郎さんもボトムアップ社立ち上げの際に利用した「クラウドファンディング」。マシモPも出資者として積極的に利用していたようだが、ついにリターン未着、払い戻しナシ、出資先解散という最悪の事態に巻き込まれたようだ…。
こんにちはマシモPです。どうもヤられちゃったみたいです…
皆様、「クラウドファンディング」ってご存知でしょうか?
そうです、川村光大郎さんもボトムアップ社を立ち上げる際に活用していた仕組みですね。
サイトによって多少の違いはありますが、だいたい起案者が提案するプロジェクトに出資すれば、その額に応じてリターンがあります。
最初にプロジェクトのゴールとして設定された目標金額まで資金が集まれば成立、未達なら出資のプロセス自体がストップされます。起案者は製品やサービスを立ち上げる賛同者とともに資金を集められ、出資者はその製品やサービスをリターンとして安く受け取ることができる、だいたいそんな仕掛けになっています(場合によっては無償で応援したりすることもあります)。
〈補足〉だいたい誰でも活用できますが、マトモなサイトなら事前の審査がありますので、実現不可能だったり、詐欺的な案件についてはその段階でふるい落とされます。本来なら…。
積極的にクラウドファンディングに参加していたマシモですが…
代表的クラウドファンディングサイトのひとつ「Kickstarter」で気になった製品がありました。それがコチラの「Superscreen」。
簡単に言うとスマホとWi-Fi連動し、リアルタイムでミラーリングしたりサブスクリーンとして活用できるタブレットです。老眼が背後にヒタヒタと迫り来るマシモとしては、iPhoneに溜め込んだデータやビデオを手軽に大画面で観れる、操作できることが非常に魅力的に感じられました。
さらに、そんなにお高くない! マシモが発見した際にはひとつ$119での募集でした。
〈補足〉Kickstarterでは“EARLY BIRD”というシステムがありまして、だいたいプロジェクトの早期の段階で出資すれば、少ない金額でリターンを獲得することができるのです。
出資者はサイトの概要やプロモーションのビデオを観て、リスクとリターンを測りにかけて判断をするワケですね。
ちなみに ↓ はSuperscreenのプロモビデオのひとつ。
この段階でもかなりでき上がっているように見えますし、製品化も難しくないように思えました。
よっしゃ、この値段ならお得だぜ、と喜び勇んで出資したマシモですが…
世界各国から資金が集まり、プロジェクトは見事に成立。当初、製品化は2017年12月の予定でしたが、待てど暮せど製品は送られて来ません。もちろん、タマにプロジェクトの進捗状況は送られてきます。
まぁ、この手のプロジェクトでリターンが遅れるコトはよくあります。月日が経つウチに電子的なデバイスはあっという間に時代遅れになってしまったりもするので、そこら辺は注意が必要ですよねー…。実はマシモも時間が経つウチに出資したことすら忘れがちになり、まぁそのうち届くだろうくらいに思い出した今日このごろ、こんなメールが届いたのです…。
まだまだ報告は続くのですが、要約するとー
『製品化失敗したから、プロジェクト解散、お金も払い戻ししないよー』
い、いや2ヶ月くらい前に「頑張って作ってるよ製造ラインもできたので数ヶ月以内には送れるよ!」ってメール来たばっかじゃんか…。orz
いの一番に思い出したのはコレ。ドローンの「LILY」です。
下のプロモーション動画で多数の資金を集めました。
しかし ↓ の記事にあるように、プロモ動画は全て他のドローンやカメラで撮影したモノで、結局製品化はされず返金もされませんでした。ズバリ詐欺案件。まぁ、コレはプロモ動画が怪しかったので投資しなかったんですけどね…。
もちろんすべてのクラウドファンディングが怪しいワケではありません。
今やしっかり市販されている「Hideout Pack」はマシモの普段使いリュックとして活躍してますし…、
同じく「HEXAD Carryall Duffel」はロケのお供として手放せない逸品です。
ソルトアングラーの大川漁志さんが壱岐でオープンさせた「みなとやゲストハウス」も、クラウドファンディングを活用し、今や大人気の宿になっています。
こちらは「Kingii」。腕につける浮揚装置です。陸っぱり取材にピッタリだなぁ、と思って買いました。ちゃんと届いてかなり便利です。
にしても、ある程度覚悟して出資していたつもりですが、詐欺案件の当事者になると、ちょっとヘコみますねー。
皆様もクラウドファンディングを利用する場合は、しっかりリスクとリターンを秤にかけて出資してみてください。
以上、がっくりマシモでした!