全国的にみるとヒラメ狙いのサーフは遠浅なシャローエリアが多い。そういったシャローサーフは、沖のブレイクをいかに撃てるかが勝負の分かれ目になったりする。そこでヒラメ伝道師である堀田さんが、遠投できるけどシャローもしっかり探れるルアーローテーション方法を伝授!
遠浅サーフは沖のブレイク狙い!
駿河湾など足元から深くなっている急深サーフは全国的にみると少なめ。ヒラメが狙えるほとんどのサーフは遠浅なシャローサーフが多い。
関東近辺でいえば、千葉県の内房や南房、外房の九十九里、茨城全域、湘南、遠州灘などは遠浅なシャローサーフエリアだ。
地形変化のある離岸流などがあれば手前から良いポイントがあるが、シャローサーフでは沖のブレイク狙い前提の場所もある。なによりも遠投できること……これがシャローサーフのカギになってくる。
低水温時期は派手すぎないアクションの遠投系ルアー!
シャローサーフでオールシーズン活躍してくれる遠投系のルアーだが、冬を中心とした低水温時期となると、ヒラメの活性も低下。バタバタ激しいアクションをするルアーよりも、派手すぎないアクションで誘ってくれるものの方が効果的。
今回、堀田さんが選んだシャローサーフ用の遠投ルアーは、全てこの基準をクリアしたもの。より低活性のヒラメに効くローテーションとなっているのだ。
遠浅サーフ攻略 実績ルアーローテ【1】
■ビーチウォーカーウェッジ【デュオ】
遠投力に優れるヘビーシンキングペンシル。堀田さんの話では100m前後まで優に飛ばせるけど、水深1mほどのシャローでもスローに引いてくることができるので、シャローサーフを広く探っていける主力ルアーとのこと。
また派手なアクションで誘うのではなく、ボリュームのあるボディがナチュラルにヒラメへアピールし、サーチ能力にも優れている!
遠浅サーフ攻略 実績ルアーローテ【2】
■ビーチウォーカー フリッパーZ36【デュオ】
鉛素材のメタルジグ、フリッパーの亜鉛素材バージョンがフリッパーZ。
このジグのメリットは、重量自体はあっても鉛よりも比重が軽い亜鉛素材なので水中で浮きやすいこと。そのためシャローでもゆっくりと引いてトレースが可能。
シンペンのウェッジで反応がなければシルエットとアクションを変えられるフリッパーZをチョイス!
遠浅サーフ攻略 実績ルアーローテ【3】
■ビーチウォーカーアクシオン【デュオ】
身の詰まった重めのボディを持つシンキングペンシルなので遠投力は抜群。
さらにアクシオンの特長としてはリップ付きシンペンであること。このリップが水の抵抗を受けて浮き上がりにくく、レンジキープ力に優れている。
たとえば全体的にシャローだけど水深が1.5~3mくらいある深み、またはブレイク先。そんなポイントでもしっかりと引くことが可能なのだ。
遠浅サーフ攻略 実績ルアーローテ【4】
■ビーチウォーカー ハウルシャッド【デュオ】
重量のあるプラグ系の遠投ルアーで反応がない場合。こういうときはワームを使ったジグヘッドリグで探っていこう。波動やシルエットが変わるのでヒラメへのアピールにも変化を付けることができる。
また遠投用にヘッド重量は21gを基準とし、シャローサーフでもスローにトレースできるヘッド14g+ハウルシャッド5inchのセットを用意しておこう。
遠浅サーフ攻略 実績ルアーローテ【5】
■ビーチウォーカー ファルクラム【デュオ】
ここまでシンペンなどのおとなしいアクションのルアーをメインにローテーションしてきたが、これで反応がない場合に堀田さんがおすすめするのがファルクラム。
ヘビーシンキングミノーなので、遠投力はバッチリ。だけど、ミノーらしい激しい動きをするので、他のルアーとはアクションをまったく変えることができる。
堀田さん的には、最近ミノーを使っている人が少なめなので、それもまた逆に効果がある……とのこと。
1つのルアーを使い続けずローテーションすることが大事!
シャローサーフだけど遠投。この2つを兼ねたルアーローテーション方法は以上となる。
なにより大事なのは、反応がなければルアーをローテーションすること。どんなシーズンもこれさえ実践していけば、ヒラメゲット率がグッとアップするはずだ!