今や世界規模になりつつあるソルトオフショアルアーゲームの「タイラバ」。漁具から始まったこの釣りが今ではルアーゲームの一角を担い、新たな釣法やアイテムが生まれ、日進月歩で進化している。そん最先端を走るであろうアイテムがテイルウォークの電動リール「エラン SW DENDO」だ。今回はこの電動リールと既存のベイトリール、スピニングリールの“適材適所”をテイルウォークの総合プロデューサーでもある中村宗彦さんに教えてもらいました!
あらゆる釣りに精通する、テイルウォークのフィッシングマエストロ
前回、中村さんにはルアーゲームにおける電動リールの有効性を、新しくリリースされた「エラン SW DENDO」をもとに解説してもらった。
話題のルアーゲーム用電動リール「エラン SW DENDO」!!
エランSW DENDO 150
ライトオフショアにぴったりの電動リール
タイラバやタチウオ…
中村さん「様々な機能を搭載していますが、もちろん得手不得手はあります。例えば、水深の浅いエリアであれば、わざわざ電動リールを使うメリットはあまりありませんよね。これまで使われてきた、スピニングリールやベイトリールにもそれぞれの良さ、得意なシチュエーションがあるんです。そこを意識して使い分けることは、釣果にもつながりますよ」。
まるで近未来ガジェッドの様な電動リールだが、その実力は、使いどころを選んでこそ発揮される。
今回は改めて、電動リール、ベイトリール、スピニングリールのタイラバにおける適材適所、得手不得手を解説していこう!!
電動リールの“適材適所”
①深いエリア、ドテラ流しなど、ラインの放出量が多いときに。
②安定したリーリングが容易。
③再現性を高めたいときに。
深い場所や、ドテラ流しでタイラバが遠くまで行ってしまっている時など、高速回収はやはり電動リールが便利。また、速度にかかわらず、安定した速度でリーリングができるというのは、特にタイラバにおいては強力な武器となるだろう。反応のあった水深や巻き速度を再現しやすいのも、電動リールならではだ。
深いエリアからの巻き上げは、人力だとなかなか苦労するもの。これが回収するだけならまだしも、巻き上げて落とすを繰り返すとなると電動リールが必要不可欠。手巻きでは獲れない魚が釣れるかも!?
スピニングリールの“適材適所”
①浅いエリアを広く探るときに。
②移動距離を抑えて探ることも可能。
③タッチ&ゴーは難しい。
キャストして船から離れた位置に落としやすいスピニングリールは、浅いエリアを広く探るのが得意。逆に、フォール時にラインの抵抗が少ない点を活かし、移動距離を抑えて探ることも可能だ。ただし、着底→巻き上げをスムーズに行う、いわゆる“タッチ&ゴー”は難しい。そのため、根掛かりの回避もしづらいので注意。
ベイトタックルの“適材適所”
①巻き上げのトルクがある。
②細かい操作が可能。
③軽量。
多くのアングラーが使用しているベイトタックル。スピニングリールや電動巻き上げに比べて力強く巻き上げることが可能。マニュアル操作感が武器であり、リーリング速度を細かに変えられたり、魚がタイラバを追尾している時のわずかな変化も捉えやすい。
取材時は電動リール、スピニングリール共に解説してもらいつつ、しっかりと釣果を出している中村さん。最後にベイトリールでも…。と無茶なお願いをしたつもりが、あっさりと最大魚をキャッチ! この日の最適解はベイトリールだったようだ。
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表紙は湯川マサタカさん!
巻頭連載:ライド・ザ・ラッピスタイル
エギング界のカリスマ・山田ヒロヒトさんのリアル釣行ドキュメント連載。
今回は、連載初となる超シビアなアウェイ釣行!
しかしながら、だからこそ光るヤマラッピさんの思考×技術×経験!!
大分県は…