これからの季節、海釣りの中でも特に盛り上がるショアジギですが、その最大の魅力とも言える、お手軽さや色々な魚が釣れるという利点をとことんまで突き詰めたスタイルが登場しました。それこそがマイクロショアジギングなのです! その基礎についてお知らせしたいと思います。
はじめに
ショアジギと言えば、岸から主にメタルジグを遠投する釣りのこと。
その特徴としては
1)シンプルかつ少ないタックルで楽しめる
2)日本全国のあらゆるフィールドで釣りが可能
3)いろいろな魚が釣れる
といった点があります。
このおかげもあってか、今や夏~秋にかけては特に人気の海釣りとなっています。
また、扱うジグの重さやタックルによって、ショアジギ、ライトショアジギ(SLJ)、スーパーライトショアジギング(SLS)など、少しずつ呼び名が変わってくるのも特徴のひとつ。
マイクロショアジギングも同様、ショアジギの派生系として誕生しました。
マイクロショアジギングって何だ?
それではマイクロショアジギングがどんなショアジギなのか。
提唱しているピュア・フィッシング・ジャパンでは、先に挙げたバリエーションを含め、以下のように定義しています。
ライト:20~150グラム
スーパーライト:20~60グラム
マイクロ:3~20グラム
最も人気の高いライトショアジギングの定番ウエイトは30g前後とも言われていますので、マイクロショアジギングではかなり軽いジグを扱うということがわかるかと思います。
3~20グラムという軽量ジグを扱うショアジギ。
それがマイクロショアジギングなのです。
マイクロだからこその魅力とは?
軽いジグをメインに扱うとなると、それに応じたバランスのタックルが必要となってきます。
つまり、ロッドやリールもよりライトなものが最適解となり、10フィートを超える竿や、4000番クラスのゴツいリールは不要。アジングタックルやエギングタックルの流用すらも可能となります。
すると、タックル全体の重量も軽くなりますので、一日中釣りをしていても疲れにくいという利点が生まれるのです。
また、軽いジグということは、大きさ(シルエット)も小さくなります。
そうなると、青物やシイラといった大きな魚はもちろん釣れますが、アジやイワシなど、小さな魚でも釣れるようになる。
つまり、狙える魚の種類がさらに豊富になるのです。
もちろん、その他のショアジギ同様、磯、堤防、サーフなど、フィールドを問わず、全国各地で少ないタックルで楽しめるお手軽さはそのままです。
次回はタックル編!
というわけで、今回はマイクロショアジギングの定義と魅力について解説しました。
次回は最適なタックルに関して解説します!