【ハゼクラのフックは口に掛けるのが美しい!!】編集部員ふくしげがハゼクラにハマったワケ【間違いだらけのハゼクラ その2】



マハゼをクランクベイトで狙う釣り、通称「ハゼクラ」が実はオモシロイ! ぶっちゃけた話、心のどこかでバカにしていたふくしげがハゼクラにはハマった理由を何回かに分けて紹介します。ルアーマガジンソルトでも掲載されていますが、あまりにもページ数が少なかった(編集部注:そんなことはありません)腹いせをここに記していきたい所存です。



付きつけられた現実?

ハゼクラはアユの友釣りよろしく、引っ掛ける釣り。

そう思っていたころが自分にもありあました。

ですが真実は少し違っていました。

それを教えてくれたのが、ロブルアーのテスターの吉田光輝さん

確かにひっかかることもある。でもそうでないことのほうが多いし、口に掛けるのが美学なのだと

論より証拠。

吉田さんの動画を見てみてください!⇩⇩

なるほど。

確かに口に掛かっている!!

そして実際に取材をやっている目の前でも!!

これには考えを改めずにはいられませんでした。

それでは一体、どうして口に掛かるのでしょうか?



フックが口に掛かる理由。クランクベイトである理由。

ハゼが縄張りを持っており、そこに侵入してくるルアーに対して攻撃してくる、という点はどうやら正解らしいのです。

ポイントはその攻撃方法でした。

ハゼの場合、ルアーに対して噛みつくように攻撃してくるそうです。

アングラーがそれをアタリだと認識して合わせる(合わせなくても!?)と、噛みついた場所からルアーがズレ、フックが口に掛かると。

なるほど。寸詰まりでボディとフックの距離が近いクランクベイトが、ハゼ釣りに使われる理由にも納得がいきます。

また、浮力の高いものが多く根掛かりしにくいハゼをひきつけるタイプのアクションを出しやすいサイズ的にエリアトラウト用ルアーを流用できるといった点においても、クランクベイトはハゼ用のルアーと適しているのだとか。

なお、攻撃してくることで釣れる一方で、食性で釣れることもあるそうです

吉田さんいわく、フック単体を小さな虫エサと思わせることで食わせることができるらしいのです。

クランクベイトを追いかけてくる様子を観察していると、攻撃バイトの場合、ルアーの前方に回り込んで噛みつくことが多く、食性バイトの場合は後ろから追尾してつつくように喰ってくるそうです

ハリ掛かりの仕方によっても、状況判断が出来そうです。あれ?なんかすごい綿密な釣りな気がしてきましたね。

よくよく聞いてみると、アクションの強弱、カラーの地味派手、リトリーブ速度など、ハゼクラで意識すべきことはかなりおおいみたいです。

そしてそれが釣果に差を生むこともしばしば…



テスターの実力はいかほど?

ところでそもそも。吉田さんはどのくらいハゼを釣るのか、気になりますよね。

プロフィールのところでも書きましたが、今年初開催されたハゼクラの大会「ハゼ-1グランプリ」では、2位以下に大差をつけてのぶっちぎり優勝!

そして吉田さんいわく、エサ釣りの人にも10回に1回は釣り勝てる
とのこと。

え?それってめっちゃすごいような・・・

でも実際、ハゼクラがハマるときはものすごいペースで釣れて、それこそルアー釣りの持つ手返しの良さが活きてくるらしいのです。

またある時は、ハゼクラをすぐ隣同士でやっていても、釣果に大きな開きができるとか

このあたりはルアー選びやリーリング速度で差が生まれてくるのだそうです。

その3へつづく!!!!!

その1はこちら