残暑を乗り切った…という感じで肌寒さを感じることもでてきた季節。かと思えば残暑の戻り!?にうんざりするような日も…! 夏〜秋というシーズンの変わり目に、バスにどう対応するのか!? 浜松在住のメガバシスト、石田圭吾さんに季節のハザマバスを獲るためのパターン3強を紹介してもらったぞ! その内容は、秋からバスを始める初心者にもうってつけな、陸っぱりスタイル。上級者は石田パターンをチラ見し、参考にしては?
夏秋パターンその1:オーバーハング
石田です! 令和最初の夏も終わりを迎え、嫌気がさす程のギラギラジメジメな気候も落ち着き始めましたね。秋を感じる朝晩ですが、日中はまだ25℃以上気温が上昇する事もあり、水中は9月下旬まで夏を引きずるでしょう。という事で、暑さ対策を含めスピーディーに釣って行きましょう‼
低弾道でオーバーハングの下を狙う!
水温は20℃後半と、まだまだ日陰を好む傾向です。木々も青々としている為、葉の密度から一年で最も一級ポイントのシェード濃く、広範囲になるタイミングでもありますが、反面、アプローチコースが最も狭まるタイミングでもあります。
水面付近までオーバーハングしているポイントを攻略する手段として、高比重ワームを低弾道でシェードのなるべく奥に滑り込ませる事が夏同様に重要です! 夏〜秋にザリガニなのどの甲殻類は産卵するので、エサとなるベイトが活性化している今からがクロー系ワームの本領発揮とも言えます。
根がかり回避性能に特化した、TKツイスター[メガバス]
カラーラインナップを一新し2017年にリイシューされたTKツイスター。ボート、陸っぱり問わずオフセットフックを用いたノーシンカーリグはウィードレス性が高く、どのシーンでも重宝されるアイテム! ご存知の方やお使いになられてる方は多いと思いますが、甲殻類を意識する夏〜秋、飛距離が必要な時に信頼出来るルアーです‼
夏秋パターンその2:マットカバー
マットカバーは強めタックルと太いラインで接近戦!
この時期になると、一帯を覆い尽くす程に繁茂するフィールドも少なくないかと。ロケーションは最高でも、専用のタックルを持ち合わせていない場合も多々…笑。
ですがこの様な菱(ヒシモ)と呼ばれる水草は茎は細く、インファイト戦なら多少絡まれても簡単に切れるのでMHクラスのバーサタイルロッドでもキャッチできます!
ヒシのマットカバーは、魚体へのダメージを最低限で済ませるために、ラインは最大限太く、必ずキャッチ可能な範囲内で!
秋が深まるほど狙うべしマットカバー!
オーバーハング同様に夏の定番ですが、秋が進む程にマットカバーの釣りは成立し、初冬までチャンス大! 過去には11月の朽ちかけたマットカバーでフロッグゲームが水面炸裂した事も!
水草は8月に最盛期を迎え、ここから徐々にですが枯れ始め、マットカバーが薄くなった部分はバスが水面を割りやすくなる為、綺麗にバイトしやすくなります。
季節感に捉われず、備えあれば憂いなし!
夏秋パターンその3:オープンエリア
オープンは岸沿いの回遊バス狙い
秋の代表格と言えばやはり堰堤周りのオープンエリア!
日中の気温が25℃以下に安定してきたら巻きで広範囲を探りたいポイントです。堰堤のようなマンメイドストラクチャーは居着くポイントではないので、やる気のある比較的フレッシュな魚が回遊していたります。
オープン最速サーチはスピナーベイトで決まり!
巻きモノ系で釣れる魚も出始めるシーズンでも、先取り感の強いスピナーベイト。ですがスピナーベイトは、これからの季節に広範囲を素早くサーチするのにベストなルアーとなります。
特に秋はポジションを掴むのが難しいので、波動、フラッシングで寄せる力がどのルアーよりも強く仕事が早い!濁りが入ったタイミングや風で水面が波立っているシーンにも使うべきルアーですね!
タックルは強めのF5セレクト!
そして今回使用していたタックルは全て2019年に追加された新機種『スーパーサイクロン』。アルカンセリールとの相性は抜群に良く、究極のバーサタイルスペシャルと言っても過言ではありません。様々なルアーへの適性力は、僕の釣り歴15年間以上の中で出会った最高なタックルバランス。もし釣場に一本だけ持って行くとすれば、迷わずこのタックルをチョイスすることでしょう。
簡単とは言えない季節の変わり目ですが、臨機応変、適材適所を見極めれば晩夏、初秋の魚がサクッと結果に繋がるはずなので、是非参考にしてみて下さい!