アジングが変わる!! メリットだらけのフロートリグ『Fシステム』とは・・?



ジグ単よりも狙えるポイントの幅が拡がるフロートリグ。そのデメリット面を克服し、さらなる進化を遂げたのがFシステム。「リグるのも簡単ですし、トラブルレス。より広く探れますよ」提案者の藤原さんが徹底解説!



解説して頂くのは近畿圏のアジングフィールドを熟知した、アジング王バトル2代目王者!

ジグ単の先に拡がる超美味しいポイント!

秋はアジングに最適と言われるが、冬も近づく晩秋ともなれば…?

藤原「大阪湾より和歌山の方が水温も安定していますのでまだまだ。11月~12月はとくに大型が良く釣れますよ!

それは期待できますね!

藤原「エリアを変えるのもありですが、ジグ単だけでは攻められなかったポイントへフロートリグを使うのも手です。漁港内で小アジを釣るのとはまた違い、より大きいアジが狙えますよ!」

リグるのが面倒!って人も多いですよね。

藤原「あとはキャスト時にラインが絡んでしまったりトラブルを気にする方がいますね。それらを解消するために、僕はFシステムというのを使っています」

 
藤原さんは以前から独自のフロートリグ理論を持ち、それ専用のフロートも各種出している。そのFシステムをおさらいしてみると…。

Fシステムとは?

藤原さんが編み出したフロートリグのことで、今までは中通しタイプだったフロートをリーダーで分離。テンビンのように作用し、ジグヘッドに干渉しなくなるシステムなのだ
“F”システムの名前は、リグったときに逆さに見てF字の形になることから名付けられている

フロート各種

シャローフリークF(アルカジックジャパン)

Fシステム用に藤原さんが開発に携わったフロートが「シャローフリーク(アルカジックジャパン)」。

現在は3タイプ存在し、浮くものから沈むものまである。

宵姫ラウンド(がまかつ)+トレモロAJ 2in(がまかつ)

ジグヘッドの重量は0.5g前後を基本として、状況によって1.5gまで使用。

藤原安定性を重視してヘッドはラウンドタイプをメインに使っています」

藤原「まず、中通しのフロートは使いません。フロートを別にすることでテンビンのように飛行姿勢などが安定してくれるから、飛距離もUPするしラインのヨレを低減。トラブルを防いでくれるんです」

フロートが別となるとリグるのが面倒そうですが…。

藤原「メインのPEラインとリーダーを結ぶときに、切って捨てる部分のラインを長めに取って、その先にフロートを結ぶからリーダーを結ぶのと手間は一緒なんです」

それなら楽にリグれますね。





Fシステムのメリット

安定した飛行姿勢で風にも強く遠投性も抜群!

Fシステムはリグるのも簡単でトラブルレス。そして、安定した飛行姿勢のため遠投性もUPし、今まで届かなかったシャローも攻略可能で、風があっても飛距離が出るためポイントの選択肢も増える。さらにフロート部が分離してジグに干渉しないのでアタリもダイレクト!

リーダーの結束方法

ビギナーでも10秒で組める「クインテットノット」

クインテットノットは、トリプルサージェンスノットの5回巻きバージョン。
まずメインラインPEとリーダーを①のように並べる。②そこで輪を作る。③その輪のなかへリーダーとPEラインの端糸を5回通して巻いていく。④結び込んでPEラインをカット。リーダーの余り部分にはフロートを結束。

藤原「この一手間だけで磯やゴロタ浜のシャロー帯もOK。たとえば、手前に海藻がワサワサ生えていて、その先はすごい潮が流れて大型狙いに良い場所だけど、ジグ単では引っ掛かって手が出ない。そんなポイントでも遠投して表層を引いてこれるから釣りになるんです」

足場やポイントを選ばずどこでも釣りが可能

手前は海藻だらけのシャローエリアでもOK!

Fシステムは足場やポイントを選ばずに釣りが可能。足元が海藻や根、岩や消波ブロックなどが広がるシャローエリアでも沖へ遠投! 手前の根がかりやすい場所はフロートで手早く回収していけば良い。

藤原「ポイントの選択幅が広がります」

昨今は大阪近辺でもフロートリグで釣りをする人が急増しているという。アジング激戦区で大型を釣っていくにはFシステムが今や必須リグ化!?

次回はそんな激戦区での必須リグとなる「Fシステム」の使い分けを解説致します!

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