ルアーマガジンソルト誌2020年1月号の、アジングロッドカタログ記事から、記者が独断と偏見で気になるアジングロッドを紹介する第三弾! さぁ、アジングファンに古くから愛される月下美人からチョイスですよ!
AGSガイド装着の最先端アジングロッド。死角なしのハイスタンダード!
月下美人AIR AGS AJING A65L-S(DAIWA)
月下美人シリーズはアジやメバルなどのライトゲームを意識したラインナップを揃える、DAIWAのブランド。このモデルは名前の通りアジング専用モデル。そして、DAIWA史上最軽量と謳われるように、AGSガイドの恩恵を受けて、非常に軽くセンシティブなのが特徴のシリーズです。
また、このラインナップの中では6ft5inなので、まさにアジング王道スペック。短いロッドが流行っているので、その上のA510-ULも気になるところではありますが、ここは中核モデルのまさにど真ん中をオススメしたい次第です。
ある意味、このモデルのデキが悪かったら、おいおい、DAIWAさんどうなってるの? なのですが、そこは抜かりありません。ルアーマガジンソルト誌の対戦アジング企画で、準優勝経験2度の渡邉長士さんもメインで愛用しているのはAIR AGSシリーズ。
Profile
渡邉長士(わたなべたけし)
千葉県房総地域をホームとするマルチアングラー。特にアジングなどのライトゲームの達人として知られる。ルアーマガジンソルト誌の対戦アジング企画ではファイナリストの常連。ジグ単の釣りから、キャロ系リグまで幅広い攻略の仕方でアジングを楽しむエキスパート。
この上のモデルの上、月下美人EXシリーズはSMT(スーパーメタルトップ)を採用しているのですが、ある意味、極限の手感度を求めたロッドで、逆に感度が良すぎる印象。
渡邉「メタルトップ採用モデルは、感度と喰い込みを両立した極限モデル。ちょっとソリッドすぎるので、AIRかMXを使うことが多いです」
こちらは、渡邉さんの弁。釣り方次第では、手を伸ばしたいスペックではあるのですが、万人にオススメできるのはAIR AGSとのこと。
渡邉「僕はもう少し環境的に小回りの効くレングスが欲しくてMXの5ft5inモデルも結構、使ってます。今、記事ですすめられているモデルは、スタンダードなのでオススメではあるんですが、自分の釣りには6ft5inは長すぎるので…。ただ月下美人の中でということなら、良い選択だと思います」
月下美人AIR AGS AJING A65L-Sのベンディング
ソリッドティップのアジングロッドのお手本的曲がりとアクション。感度、操作感含めて、100点。これ以上を求める必要もないくらいです。それなりに本気にアジングに取り組みたいと考える人には、肩を2回ぐらい叩いて、後ろからこれを差し出します。
「これ、買っておけば間違いないて。価格? これぐらい出しとき! 後悔せえへんから!」
定価ベースで4万1000円。販売価格は3万円後半でしょうか。趣味の道具としては、なんとか手が出せるロッドではありますね。まぁ、人には勧めますが、記者には無理ですけどね!