注目のベイトシーバス入門リール『エクスセンスDC SS(シマノ)』を最速実釣インプレ!!



2020年の注目の新製品のひとつであり、まもなく発売間近にある大人気ベイトシーバスリールの弟分「エクスセンスDC SS」。当サイトでもその詳細を速報でお届けしたが、「実際のところどうなのよ?」という話題が編集部内でも続出! そんな気になる最新リールを一足先にお借りし、ルアマガソルトチームとルアマガプラス編集部・大木がバチフィーバーに沸く都内河川へ実釣インプレに行ってきました!



以前お伝えした速報&詳細記事はコチラ!

前回の記事ではエクスセンスDCSSの特徴やおすすめポイントをお伝えしましたが、今回は実際の釣りにおいてその使用感を確かめて参りました!

インプレ場所は空前のバチ抜けフィーバーに沸く都内湾奥河川

インプレが行われたのは3月前半の都内湾奥河川。例年東京湾シーバスの風物詩ともなっている「バチ抜けパターン」。今年は特に気温や水温が例年より高く、シーバスの活性の高さは勿論、シーバスを求めフィールドに出掛けるアングラーの活性も高く好釣果が続出している状況

インプレ取材当日も写真から分かるように日没後も多くのアングラーが立ち並ぶ状況であった。

エクスセンスDCSSと組み合わせたタックルがコチラ

今回エクスセンスDCSSと組み合わせたロッドは大人気ベイトキャスティングロッドメーカー・Fishmanの「ビームスクローラ9.2Lプラス」、そして九州が誇るメイド・イン・ジャパンロッドメーカー・ヤマガブランクスの「バリスティックベイト810MLRC」。シーバスルアーを幅広く扱えるベイトロッドであり、実釣ではバイブレーションやシンペンの他、バチシーズンということで軽量のバチ系ルアーも用意。

ラインはリールと同じく今年の新製品である「ピットブル8+(シマノ)」の1.2号のトレーサブルピンクカラーを使用。今回はナイトゲームが主体であったため、視認性もよく使いやすかった。

やっぱり一番気になるのは「DCブレーキ」!本当にバックラッシュしないの!?

シマノ独自のベイトリールブレーキシステムである「DC(デジタルコントロール)ブレーキシステム」。

兄弟分でありハイエンドモデルである「エクスセンスDC」にはDCブレーキの最高スペック「4×8DC エクスセンスチューン」を搭載、今回使用した弟分であるDCSSには「I-DC4エクスセンスチューン」が搭載されています。

やはりハイエンドモデルの方がブレーキシステムが優れているわけで、バックラッシュも全くないこともないだろうと感じていたインプレメンバーでありましたが、キャスティングを始めるやまさかのバックラッシュ皆無

それどころかオーバーヘッドはもちろん、サイドキャストでも気持ち良いくらいに飛ぶ!

空気抵抗の少ないヘビーシンペンであれば、多少の横風があろうともメーカーが標準と位置づける「ダイヤル2」でかなりの飛距離を飛ばすことができた。6割り程度の力で投げて8割程の飛距離が出るようなイメージでした

回転中にDC機能が目まぐるしく変化しているのがわかる!

キャスト中にDCのキーンという音が変化していて、スプール回転に合わせてその都度ブレーキを調節しているのが実感できます。ダイヤル3のセッティングならまずバックラッシュしません。ノーサミングでそのまま着水させても全然OKでした!

4つのダイヤルモードが分かりやすい!

ハイエンドモデルに比べればブレーキ調整の幅は狭くなるが、ベイトリールビギナーにとっては4段階であれば非常に分かりやすい! そしてPEラインの使用であれば実質3段階。ダイヤルモードの設定はシマノHPかルアマガプラス記事でも紹介しているので要チェック!

ソフトベイトも楽々キャスト

UKシャッドワーム(マルジン)

9gのジグヘッドを使用したワームもフルキャストで遠投可能。ベイトリール特有のラインの抵抗感があるから、飛行中の姿勢が崩れず、結果的によく飛んでいる印象を受けました。





いざ実釣! 気になる釣果は・・・

昼間は撮影も兼ねたキャスティングのインプレをし、日没とともに実釣スタート! 3月の湾奥河川のバチパターンは時合に非常にシビアなのですが、当日は活性も非常に高く、周りのアングラーが釣れ始めると同時に各インプレメンバーにもバイトが多発!!

まずはルアマガソルトタックルハンターメンバーがグッドサイズのシーバスをキャッチ!そして数分後、ルアマガプラス・大木も待望のヒット!!

釣り上げたのは77cmグッドサイズシーバス!(痩せてますが・・・w)
風が吹き始めたタイミングでルアーのレンジを下げたのが功を奏しました!その後風も一気に強まり、時合も過ぎたタイミングでバイトも止まり終了。

エクスセンスDCSSの使用感

今回エクスセンスDCSSの使用した印象としては、シーバスにおけるベイトリールの存在が今まで以上により身近な存在になることを感じられました。前述したようなブレーキ性能は勿論、ベイトシーバスのデメリットとして上げられる飛距離もスピニングと遜色がないレベルに到達したように思えます

今回は河川でのバチパターンの釣りでありましたが、バチ専用とされる軽いルアーをラインスラックを出しながらゆっくり巻く釣りでは、手にリールをしっかり包み込むベイトリールではスピニング以上に感度が高くなります。それはバチパターンも含めた河川でのドリフトゲーム全般でもいえること。

そしてベイトリールの方が圧倒的にルアーコントロールやラインコントロール、流れや地形の変化、シーバスのバイトもよりダイレクトに感じられることでしょう。そしてさらなるメリットとして、クラッチをきればすぐにキャストに移行できる手返しの良さや、橋脚や障害物周り、ストラクチャー周りをピンポイントで狙うアキュラシー性、巻き上げの強さはベイトリールならでは。

今までもベイトシーバスリールは各社リリースされてきましたがどれも高価なものばかり、しかしエクスセンスDCSSであれば実売価格は30000円を切る価格。今までシーバスフィッシングを楽しんできたアングラーもトライしやすく、ベイトリールが主体となるバスフィッシングを楽しんでるアングラーにも手頃な価格帯です。

PEラインは1.2号以上を使いたい!極端に細い糸はNG

シーバスゲームにおけるベイトリールの利点は先述でも挙げさせていただきましたが、もっと根本的な部分としてはスピニングより太い糸が使えることにあります

ベイトの場合細い糸を使用をすればスピニングの様に飛距離や感度が決して向上するわけではなく、逆にスプール内部でラインが食い込むことにより、バックラッシュや切れでしまう可能性があります。よってPEラインは1.2号以上、ルアーなどのバランスを踏まえれば1.5号がスタンダードに使いやすいでしょう

リールだけじゃない!今年もシマノシーバスタックルは注目のアイテムが盛り沢山!!

エクスセンスDCSSと同じく、今年の新商品であるNEWシーバスロッド「ルナミス」のベイトモデルとの組合せもベストマッチ!

もちろん既存のエクスセンスシリーズ、ディアルーナシリーズにもピッタリハマる! マットブラックのデザインは非常にクールです!

下記の動画ではシマノインストラクターである鈴木斉さんがグッドサイズのシーバスやブリを今年の新製品である『エクスセンスDCSS』『ルナミス』『サイレントアサシン120Fラッシュブースト』の組み合わせでキャッチしています!

発売はもう間もなく!ベイトタックルで新たなシーバスゲームを体感されてみてはいかがでしょうか