ライギョゲームといえば、極太のロッドにゴツいリールというイメージが強いと思いますが、昨今のライギョゲームではライトなロッドに、ロープロリールを合わせる方が増えてきています。「オールドアブ」がカッコイイ!のはもちろんですが、釣具は進化しています。
そこで、すごいリールが出たと聞いたので”狂犬”ことイマムラが早速インプレして来ました。
朗報!!ギヤ比9.2対1のリールがライギョに使えるらしい!?
今回インプレしたリールはこちら⇩
アブガルシア レボ・ビーストロケット
●製品スペック●
●自重270g
●インフィニブレーキシステム
●パワースタックカーボンマトリックスドラグ
●D2ギヤデザイン
●デュラギア大口径ブラスギア
●ソルトシールドピニオンBB
●デュラクラッチ
●高耐久X-Crafticアルミフレーム&クランクサイドプレート
●37.5mm スプール径
●95mm4mm厚ハンドル
●ギヤ比 9.2:1
●最大ライン巻き取り 108㎝
●30lb-100m PE5号-120m
●最大ドラグ力11kg
●7/1ベアリング
なんと言ってもギヤ比がすごい! 9.2対1!!
なんとハンドル1回転で最大108㎝の巻き取りが可能。
オールドアブの4.7対1から考えたら、まさに異次元です。
もちろん、右巻き、左巻きの2種類のラインナップです。
ハンドルもこのようにガッチリ握れるのでパワーロスがありません。
なにより、巻き取りが超早いです! 回収が早いので、カバーが少ない状態のサイトの釣りにはもってこいです。
でもやっぱり「オールドアブ」はカッコイイです。(筆者もオールドアブ中毒です。)
しかし、最近はフォアグリップレスやフォアグリップが短いライギョロッドが多いのは事実です。
そのロッドにロープロリールは”合う”のです。
さあ、果たしてこのリールはライギョに使えるのか!?
まず、ライギョに使える要素として、「糸巻き量」これ大事ですよね。
スペックにはPE5号120mとありますが、8号は何m巻けるのか?
実際巻いてみたところ、8号75m巻けました。
使用したラインはVARIVAS アバニ キャスティングPE SMP8号です。
はっきり言って十分です。デカい奴は意外と近距離で釣られているのもよく聞きます。
続いてドラグ力。ドラグを出さない釣りである、ライギョゲームでは大事なところ。
なんと、最大11kg!! そんなにいりませんw
ガタイのいい人がフルフッキングしても、おそらくドラグが出ることはないでしょう。
次に飛距離。いくら糸巻き量が少なめとはいえ、気になるところ。
※糸全部出ます 。気をつけてください。
詳しくは次へ!!⇩⇩
フロッグに適したブレーキ設定を実際にセッティングしてみた!
まず始めに、このセッティングは筆者の好みのセッティングであるので参考までにお願いします。
このレボビーストは、なんとマグネットブレーキと遠心ブレーキの両方を搭載しているのです。
まずは、リールを開けて遠心ブレーキを調整します。
サイドカップ下のツメをOPENの方にスライドします。すると、サイドカップが外れます。
オレンジのツメが遠心ブレーキです。
ツメを外側にスライドして、一個だけ効かせた状態にします。
続いてマグネットブレーキですが、これは投げるフロッグの重さによって微調整します。
まずは、
写真のように、ブレーキが全く効いていない状態です。
この場合は重いフロッグを投げる時です。
実際の重さは
20g台から上の重さのフロッグ。
このセッティングで投げると、、、
こうなります。。。
気をつけないと糸が全て出てしまいます。
ちなみに使用したフロッグは、マッスルベイト455HO・ゾウ26gです。
はっきり言って、めちゃ飛びます!
次に、軽めのセッティング。
マグネットブレーキの位置はこの辺り。1/3程度締めた状態です。
このセッティングで気持ちよく、バックラッシュせずに飛んでいきます。
飛距離としては40m程度でしょう。
実際の重さは、20g台から下の重さ。15g前後がベストです。
使用したフロッグは、ロデオクラフト クロークRタイプ2 15gです。
※このセッティングはあくまで個人的な感想です。人によってキャスティングは変わるので、色々試してみてください。
飛距離、ドラグ力、糸巻き量は申し分ないです。
インプレした結果、飛距離・ドラグ力・糸巻き量は申し分ないです。
あと、とても軽いので、1日中ロッドを振っても疲れが少ないです。
これからの時期、異常な暑さの中で釣りをすることが多いライギョゲームなので、体の負担が少なくなることは大事ですよね。
あとは実際に魚が釣れれば良かったのですが。。。