アジングはナイトゲームが一般的。この固定観念を破壊し「日中も楽しみましょう!」と提唱するのが丹羽さんだ。 丹羽さんによれば、日中のアジは小魚を捕食する傾向にあるとのこと。ベイトフィッシュを模したアクションで昼の連掛けも夢じゃない? 昼アジングの楽しみ方を解説!
前回の記事はこちら!
昼アジングには“仕掛けて喰わせる”!
丹羽さんが昼アジングで最初に手にするルアーがジグヘッドリグ。通称ジグ単だ。
丹羽「ジグ単は喰わせの能力が優れているから、夜も日中もアジの反応を得やすい。釣り場の状況を把握するために使います。でも、使い方は夜とは違います」
丹羽「ナイトゲームでアミを喰うアジを狙うときは、リグをジワーッと潮に馴染ませるように操作しますが、デイゲームは正反対。日中のアジは小魚を意識しており(前記事参照)、積極的に仕掛けて誘う攻めの釣りを展開します」
リアクションバイトを誘うアクション
丹羽「日中のアジはエサを探しているというよりもニュートラルな状態が多い。こちらから捕食のスイッチを入れるアクションが必要になります。良くやるのは小刻みにシェイクしながらリフト。小魚がパニック状態で逃げるように」
エスケープアクションでアジのスイッチを入れるということですか?
丹羽「そう。その直後のステイ、またはフォールで口を使わせます。緩急のメリハリが重要です。リフトする距離は1mくらいで、群れの中の1尾でも反応すると、競争心理が働くのか、群れの多くのアジのスイッチが入る。そうなると白昼の連発も夢ではありません」
ロッドワークは小さく、細かく、クイックに!!
エスケープアクションとはいえ、激しくワームを動かしすぎるとアジに警戒されてしまう。
丹羽「ロッドワークは小さく、細かく、クイックに、を意識。空中のラインのスラックを弾くようなイメージで動かすのがコツ。シェイキングに近い操作です」
おすすめルアーは“適度に水を切る”タイプ
丹羽「小魚を捕食しているアジを狙う前提でセレクト。夜は適度に抵抗感のあるタイプが中心になりますが、日中は緩急のメリハリを効かせたいので“水切れ”の良いタイプが向きます。水の抵抗が少なく、シェイクで小魚が素早く逃げるアクションが演出できます」
丹羽「モモアジは1.8inのピンテールタイプで、シラスなどの小魚を食べているときに実績抜群。水抜けが良く、小魚っぽいヌメリ感が効きます。TGファインヘッドはヘッドがタングステン製で小さく、水の抵抗を受けにくいのでクイックなアクションがつけやすい。ウェイトは2gが基準。重めで緩急のメリハリを効かせます」
丹羽「ジグ単で狙うなら、総じて小刻みなシェイクでキレ良くダートする水を切りやすいタイプがおすすめです。あと小魚っぽいシルエットも効きますね」
次の記事はこちら
昼こそプラグ!? ”丹羽流”昼アジングのプラグ編!