2020年に新たに11アイテムが加わり、全49機種の充実のラインナップとなった2代目ブラックレーベル 『BLX』。本シリーズでは、4名のDAIWAプロアングラーが実釣を通して『BLX』がもつ「ブランク性能」のポテンシャルとその使い分けを披露します。最終回となる第4回は、紀伊半島のリザーバーで鍛え上げた腕を武器に活躍する人気ガイド・三宅貴浩プロが関西ビッグレイクでのBLX活用術を伝授します。
スーパー・バーサタイル・アングラー「TAK★MIYAKE」!
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ビッグレイクにも相性の良いBLX
信頼のBLXロッドをボートデッキにずらりと並べ、真夏の関西ビッグレイクに舞い降りたタク★ミヤケ。
大味な釣りでデカバスを釣っていくイメージが強いビッグレイクですが、近年はバスの餌となるメインベイトの変化とともに、小魚系ルアーのミドストやi字引き、高比重ワームのノーシンカーリグなどフィネス寄りの釣りでしかバスの反応を得られない状況も増えています。
DAIWA “BLX”のSGシリーズなら、繊細なティップを持ったフィネスロッドでもバット部分がダイワ独自技術の「3DX」で強化されているため、デカバスもしっかり寄せてくることができます! また、ロングロッドのラインナップも豊富なので、飛距離も必要とされるビッグレイクにはうってつけなのです。
繊細さとバットパワーのビッグレイクフィネス「SG681ULFS」
ということで今回三宅さんがネコリグで使用していたのが「SG681ULFS」。6.8フィートのレングスによる飛距離、SGシリーズの高弾性カーボンによる高感度、ウルトラライトクラスの先調子にバット部分は3DXで強化。まさに「ビッグレイクフィネス」と呼べる1本に仕上がっています。
さて、あとはこの竿で釣っていただくだけ! 期待していますよ〜!
ところが、アタリは出るもののフッキングまでには至らないショートバイトに苦しめられる三宅さん。予想以上のタフコンディションのようです。
遂にフッキングに成功しましたが……。
その後2尾目を追加するもサイズは金太郎飴状態……。
そろそろビッグレイクらしい腹パンのでかバスを見たいところ。がんばれタク★ミヤケ!
BLXだから獲れた1尾!
三宅「!! 今なんか小さいのがあたった気がする。……お、あたった!」
ロッドの曲がり方が今までとは明らかに違います。これはデカそう!
ウルトラライトクラスの竿ですが3DXによるバットパワーがあるので魚の強烈な突っ込みにも耐えています。
慎重なファイトの末、姿を現したのはビッグレイクのナイスクオリティー!!
状況に応じてロッドを使い分ける!
その後も状況に応じて巧みにロッドを使い分けるタク★ミヤケ。その姿はまさしく「スーパー・バーサタイル・アングラー」!
三宅さんがどのようにBLXを使い分けていったかをご紹介しましょう!
ジャーク&巻きのバーサタイルロッド「LG662M/MLFB」
三宅「このロッドのいいところは、ジャークと巻きの両方に長けている点。Mパワーのハリのあるティップセクションがジャークやトゥウィッチでしっかりルアーにアクションを加えてくれます。また、ミドルからバットにかけてのMLパワーブランクのしっかりとした曲がりで、キャストがしやすい。また、魚をかけた時のバラシにくさにもつながります」
三宅さんは今回の釣行では、サーチベイトとして潜行深度の異なるジャークベイトで使用していました!
高弾性ソリッドティップによる丁寧なボトムサーチに!「SG682MHXB-ST」
三宅「ソリッドティップはチューブラーティップよりも繊細で竿先が入りやすく、ボトムの細かい起伏を感じとれたり、スタックから抜けた時の移動距離を抑えて丁寧に探ることができます。バスがバイトした時の食い込みが良いというメリットもあります」
三宅さんは今回、7gのヘビーダウンショットリグで使用しましたが、フリーリグやテキサスリグにもベストマッチな竿です。
パワーゲームバーサタイルな1本!「SG742HFB」
三宅「パワー系の万能ロッド! 1/2oz以上のリーダレスダウンショットやヘビーキャロライナリグ、それからヘビースピナーベイト、スイミングジグ、アラバマリグなどの巻物系にも対応するので、パワー系の釣りをする人はこれが1本あると重宝しますよ」
三宅「使うルアーやシチュエーションに合わせてロッドを適材適所で使い分けることで、獲れる魚の数は増えます! 皆さんもBLXを使い分けていい釣りをして下さい!」