ベイトロッド専門メーカーのFishmanから、6フィート2インチのライトパワーモデルが新登場。中規模渓流で活躍しそうな魅力的なモデルとなっていますよ! メーカー解説を元に、少しこのロッドの姿を紐解いてみたいと思います!
ピンスポをテンポよく攻略できるテクニカルモデル
「ライトルアーのピン撃ち、トゥイッチなど操作性重視を重視した設計」というメーカーのリリース。これはFishmanのアイデンティティとも言えるピンスポ攻略性能は当然のごとく備えつつ、細かなルアー操作をしながら魚を誘えるテクニカルモデル!と解釈することができるのではないでしょうか。
「中、本流用で使い勝手が良い6ftベイトロッドがあれば活躍できるシーンが多い。使用ルアーも4cm台から8cmクラスまで。アクションはトゥイッチ、シェイクなどを快適に操作できるロッドを目指した」とのこと。
汎用的なルアーレンジが使いやすい設計になっているので、渓流ベイト用ロッドとしては、スタンダードな位置付けであることが伺えます。スピニングで戦ってきた渓流アングラーの、ベイトロッドチャレンジのための最初の1本としてもかなり極上なのではないでしょうか。
曲げやすいロッドだが、芯のある「頼もしさ」
「全体的なフィーリングは、シャキっと張りのある印象を持たれるだろう。しかし名にはLOWER(ローワー)のサブネームを付けている。ということは曲げやすいということ。しかし本流の釣りで簡単に胴が曲がると操作しずらくなるので、ただ曲がりやすければ良いわけではない」
ふむふむ…。あまりロッドが腰砕けだと、メインターゲットに据えている中・本流域、特に本流域でのパワー不足が使いにくさに繋がってしまいます。曲がりやすい、しなやかなFishmanらしいロッドではありますが、本流域で必要なバットからミッドのパワーは十二分に持っているようですね。
本流の流れにロッドがモタレすぎると、かなりタルい印象になりますから、そのあたりはぬかりなし。
「そこでこのローワー62Lは、操作時には芯の効いたアクションが出来、キャスト時やファイト時には激しく曲がるという特徴を持たせている
そして全体的に張りがあるのに、ティップは信じられないくらいに曲がる。ブランシエラ3.9ULをご存じの方には分かりやすいが、このDNAをローワー風にアレンジして移植している。
イメージはこうだ。ドリフトしながらシェイクさせている。そしてクロスからダウンに差し掛かっている時にバイト。ラインが張っている状態で魚もバイト直後反転しフックオフというのはよくあるシーンではあるが、そのときに威力を発揮するのがこのティップセクション。バイトを絡め取ったあとは、芯が効いてる胴部が柔軟に受け止めランディングへといざなう」
Fishmanらしい、しなやかさは内包しながらも、本流域でしっかりとロッド操作や、ファイトが出来る芯の強さこれはありますよ!というメーカーの解説。となると、ちょっと竿としては面白みに欠けるのではと、心配される方もいらっしゃるかもですが、ファイト時にはしっかり曲がってなおかつ、腰がくだけない力強さがあるとのことですので、ご心配なく…。
さすが、渓流シーンに強い印象のあるブランドだけに、練り込まれたテーパー設計になっていることがリリースからだけでも十二分に伺えますね! 今シーズンの本命ロッドとして購入を検討できる1本なのではないでしょうか。
【Beams LOWER 6.2L Spec】
●仕舞寸法:97.5cm。2ピース。
●全長:6.2ft
●マテリアル:4軸カーボン、ガイド:Kガイドチタン+ステン自重122g 、グリップ長:36.5cm
●ルアーウェイト:4~10g
●ラインPE0.6~1.2号
JANコード4571487900351
販売価格
¥45,800(+税)