新年度が始まったので、春エギングのベストシーズンも始まった! 冬期は手に届かなかったでかアオリイカたちが、産卵場所として最適な「ごく浅い藻場」を目指して続々と接岸中だ。夢とロマンに釣果が伴う「4月の春エギング」の釣り方、エギの選び方を池内修次さんに解説いただきます!
ついに春エギングシーズン到来! 解説はスマイルエギンガー池内修次さん!
4月は春のでかイカ祭り! 大物アオリイカ狙いの夢のシーズン
池内「エギング釣行にはもってこいなゴールデンウィークも近づいてきて、フィールドもいわゆる『春エギング』の状況へと移りつつあります。僕がよく釣行に出かける和歌山の串本周辺も、産卵に絡んだアオリイカの群れが浅場に接岸している真っ最中です」
春に入り、ついにアオリイカの産卵シーズンが到来した。
アオリイカの中でも体表が白い「シロイカ」系、その2~3kgクラスが浅場の奥へと侵入してくるので、陸っぱりで釣るには最高のタイミングとなる。
なお、日本海側もGW前後には産卵シーズンへ突入し、春イカシーズンの開幕となる。
池内「黒潮の影響が色濃くなると20℃を超す温かい潮が流れ込んできます。こうなると昼夜を問わず水温が高く保たれ、よりアオリイカの産卵に適した状況が整ってくるんです」
ただし、いつ行ってもデカいアオリイカがたくさんいるというわけではない。池内さんによれば、イカが接岸しやすいタイミングが存在するのだという。
池内「僕のこれまでの経験から言えば、産卵時期になるとアオリイカの群れは満月の大潮の時に浅場へと入り、ペアリング~産卵行動へと移行します。産卵行動に入ってしまうとエギにはまったく反応しなくなるので、釣れるタイミングはその後の下げの『中潮』や『小潮』になります」
4月のエギングはマヅメ時に「超浅場」を探してランガンすべし!
産卵目的のイカは温かい水に乗って浅い藻場へと入ってくる。
夜に浅場に入ったイカは、朝までその場所に留まっていることがあります。朝マヅメにそうした場所を狙うのがでかイカゲットのコツ! 条件に合う場所を探しながら、ラン&ガンすることをオススメします。
朝マヅメで、特に藻が繁茂しているようなスポットであれば、キャッチできる可能性はかなり高い!
4月エギングにおすすめなエギの選び方
のっそり遅いデカい個体には移動距離を抑えたエギ!
シロイカ系でも2~3kgまで成長するモンスタークラスは、巨体ゆえにその動きは若干鈍い。
なので移動距離を抑えた、おとなしい動きのエギの方がガッチリと抱く可能性が高いのだ。
「キャスト喰わせ」はまさしくそこに当て込んだエギ。派手なダートで寄せるのではなく、4本のパタパタフットで優秀な「喰わせ」能力を発揮することを主眼としている。
お次は金属ラトルでイカを寄せるべし!
超浅場をひと通り探って釣果が出たら、さらに広範囲から新たなイカを呼び寄せるためにアピール重視モデルを投入。
金属ラトルのハイサウンドに、高活性なイカがさらに反応!!
音と動きと波動で見せる元気なエギ「ダートマスター ラトル」の出番だ。
パタパタフットは根がかりしにくいのだ。
浅場の藻場は好ポイントだが、根掛かり多発地帯でもある。
しかし、パタパタフット搭載モデルはフォール時の水抵抗が大きいので沈下速度が遅いだけでなく、フット自体がガードの役目も果たすので根掛かりしにくい。
ストラクチャーをタイトに攻めたいときにはうってつけのパーツなのだ。