ロッドメーカー、テンリュウのオフショアラインナップの中でも、最もパワフルなエキスパート用シリーズ、スパイクXPGから、大型のキハダやマグロのキャスティングゲームに対応した2機種が先行リリース! その詳細をチェックしてきます!
大型のターゲットを追い求めるエキスパート用ブランド“スパイクXPG”
テンリュウのスパイクは、オフショアキャスティングゲーム用ロッドとして人気のシリーズです。そのスパイクシリーズに新たに追加されたのが「スパイクXPG」。XPGとは「エクストリーム・パワー・ゲーム」の略で、その名の通り、大型のターゲットと対峙するために専用設計された、究極のロッドシリーズとなります。
スパイクXPGは、2019年のフィッシングショーで開発中のプロトモデルが発表され、オフショアアングラーから多くの注目が集まりました。
まずは、先行で2機種がリリースされるということで、同機種を詳しく見ていこうと思います。
ターゲットに応じて最適化した設計。極限の状況でその真価を実感!
スパイクXPGシリーズの対象魚種は大型のターゲットとなります。例えばマグロやキハダなどアングラーと魚、双方が極限の状況でやり取りをする中で、ロッドに求められる性能をとことんまで追及し、その性能を磨き上げて製品化されています。
具体的には、ブランクスはターゲットに応じてパワーとアクションを最適なものに設計することで、キャスト性能とファイト中のリフト力の向上を達成しているようです。魚種に応じた、より特化したゲーム展開が可能となっています。もちろん、最新マテリアルのC・N・T(カーボンナノチューブ)も採用されているので、限界値を高めつつ大物とのパワーファイトでも音を上げない粘り強さも実現しているようです。
テンリュウのYoutubeで、そのブランクス特性を説明しているものがあったので、良かったら参考にしてみてください。
また、ガイドに関しても、オーシャントップガイドやオーシャンガイド、Kガイド(ステンレスフレーム・SiCリング)を、テストを重ねて最適なセッティングで配置。
グリップに関しても、アングラーがファイトに集中できるよう、アシストグリップを採用(ツナ向けモデル)。また、ギンバル採用モデルには、ソフトギンバルキャップが付属しています。
大型キハダ攻略に特化した2機種を先行して発売
スパイクXPGシリーズ、最初にリリースされるのは、人気の高いキハダゲームに対応した2モデルです。どちらもレングスは同じでパワーに違いを持たせているため、複数のロッドを状況に応じて使い分けるような場合にも、違和感なく対応が可能になっています。
SKX832S-H/SKX832S-HH
Hモデルは、メインラインをPE6~8号を想定、ルアーは50~60gが下限で、130gまでのペンシルベイトやスイミングポッパーを扱いやすいよう設定。HHモデルは、メインラインをPE8~10号の想定、ルアーの下限は60~70g、上限は150gに設定されています。
両モデル共通で、1~3番ガイドをダブルラッピング、4~6番ガイドはトリプルラッピングを採用し、高い負荷がかかった際の強度面での不安を払拭しています。また、大型とのファイトを想定し、フロント部にアシストグリップを採用。
グリップエンドには、ギンバル(GC22)を採用しており、GC用ソフトギンバルキャップ(BRC GC22)が付属しています。
詳細は、テンリュウWEBサイトをチェック!
テンリュウWEBサイトでは、すでにスパイクXPGで先行リリースされる2機種のスペックなどの詳細が掲載されています。また、上記ムービー以外にも、両機種の詳細を解説したインタビュー動画などもUPされているので、もっと詳しく知りたい!という方は、是非チェックしてみて下さい!
[お詫びと訂正]
ルアーマガジンソルト2021年8月号のP.92で紹介しているスパイクXPG(テンリュウ)の記載に誤りがありました。読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。本記事が正しい情報となります。
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