いまや東京湾では晩夏から秋頃によく釣れ、ブームが沸き起こっているサワラゲーム。その人気の秘密は派手なファイトと、キャスティングミノーで引きが楽しめるゲーム性にあり! そしてサワラを強烈に引き寄せてくれる奥の手ミノーとして、いま注目を集めているがルドラ130S(O.S.P)。その効果のほどを、サワラゲームの火付け役ともいえる林克樹船長に語ってもらった。
【Profile】
林遊船:林克樹(はやし・かつき)船長
千葉県市川市の江戸川放水路に70年に渡って続いている船宿、林遊船の代表。サワラはもちろん、シーバス、ルアー五目、メバルやタイラバなどルアー船以外にもシロギス、マダコ、マコガレイといった釣りや、ボートハゼ釣りにも詳しい。老舗ならではの丁寧な接客で人気の凄腕船長。
近年、東京湾でサワラが大ブームな理由とは?
サワラといえば西日本や日本海沿岸で春から釣れだし、秋から冬と通年ルアーの好ターゲットとなっている魚種。以前までの東京湾では、4年に1度入ってくるといった魚だった。
しかし、近頃は毎年入ってくるようになってきた。特に今年は早めに入りだし、6月頃には東京湾の中央部(湾央)付近へ入ってきている。
ここ最近の傾向でいえば、9~10月頃には湾奥部で釣れだし、ハイシーズンへと突入するという。
そして、定着した感のあるサワラがブームになった理由は、ズバリ釣って楽しく美味しいからだ。釣り場もベイトの群れ付近でボイルしているサワラを狙い、ミノーのキャスティング。ひったくるようなアタリと、右へ左へと走る強烈な引きとファイト。
さらに秋冬ともなればサイズもメータークラスまでチャンスあり。食味も冬から春をピークに脂が乗って最高…と、いままでの東京湾になかったスリリングなゲームが楽しめるからだ。
波動系ミノーが効果抜群!なかでも大型ミノーのルドラ130Sが良い理由とは
サワラはベイトフィッシュの群れへ果敢にアタックし、ルアーもなるべく目立つ方が釣果に繋がりやすい。なるべくブルブルと水を押してくれる、波動が強いミノーが効果的だ。
林船長「活性が高いときはいろんなルアーで喰ってきます。でも、なるべく魚へ広くアピールできるような強い波動を出してくれるミノーが特に釣れますね。私のおすすめは大型ミノーのルドラ130S(O.S.P)。これの良い点は、側面がフラットなボディでローリングを伴ったウォブルアクションをしてくれるんです。これが強い波動を出し、ルアーの水噛みも良いのでブルブルとアピール。広い範囲からサワラを寄せてくれるんです」
さらに、フラットボディ+ローリングだからこそカラーの明滅がしっかりと出てフラッシング効果でもアピールしてくれる。
林船長「サワラはすごく目が良い魚です。よく見えるカラーほど良いですし、フラッシング効果の高さは釣果に直結してきますね」
高い波動と視覚効果。ルドラ130SはWのアピール力を活かし、爆釣ミノーとして高い実績を残しているという。
アクションはただ巻きやストップ&ゴーだけで簡単に狙える!
林船長「サワラの活性が高ければ、ルドラ130Sのただ巻きだけでOKです。それにミノーイングの基本ともいえるストップ&ゴーで探っていきます。この2つで喰ってこない場合は、ジャーキングを試してください。まず試してもらいたいのは、縦のジャークです」
縦のジャークというと、ロッドを下げながらジャーク?
林船長「そうですね、竿先を下げていくジャークです。ジャー…ジャー…と、ミノーがしっかりブルブルと震えるようにしてからの『止め』が大事です。サワラは喰うのが上手とはいえないので、この止めでしっかりと喰わせていきます」
この縦ジャークだけでOKでしょうか?
林船長「あとは、『ジャークの強弱』で誘っていきます。細かいジャークと、強く波動を出してくれるロングジャーク。この2つを試していき、それでもダメな場合は素早くジャークしていくハイピッチジャーク。逆にゆ~っくり巻いていくトロ巻きや速巻きなど、いろいろなアクションを試していきます。こういった多くのアクションで狙っていけるのもサワラミノーゲームの楽しさの一つです」
目の良いサワラに合ったカラーローテーション
サワラは目が良いのは前に触れたが、それだけにルアーのカラーチョイスは重要になってくる。
林船長「なるべくサワラが見つけやすいカラーが良いと思います。特に濁り潮だったり、朝夕のローライトな場合は、チャート系が効きますね。ルドラ130Sでいえば、アピールカラーのオールマットチャート」
林船長「逆に澄み潮の場合はどんなカラーもチャンスがあります。なかでもベイト系のカラーがよく喰ってくると思います。ルドラ130Sのカラーでいえば、イワシ系のアイスシャッドイワシ、YGBイワシ。あと、メータークラスほどでかいコノシロを喰っているので、ゴーストコノシロとか」
実績のあるカラーはそれくらいになりますか?
林船長「その日の当たりカラーがありますので、どんなカラーでも釣れるチャンスはあるんです。昨年爆発したのは、エメラルドシャッドとアイクルチャートブルーグラス。背中の色がはっきりしているので、フラッシングによる明滅効果がすごく効いたみたいです」
アイクルチャートブルーグラスは、アイランドクルーズさんの監修カラーですよね。そういえば、林船長監修のカラーもあるとか…?
林船長「江戸前ケイムラメッキになります。これは、長いフラットボディのルドラ130Sのフラッシング効果をさらに高めるようなギラギラとしたフルメッキ。これが強烈にサワラへアピールしてくれる強いカラーになります。こういったシルバー系はサワラに効くんですが、プラスしてケイムラを入れています。ケイムラは日中に青く発光してくれるので、さらなるハイアピールで遠くのサワラも寄せてから喰わせる効果を発揮してくれるんです」
ボートシーバスタックルでもOK!手軽さも人気の秘密だ
サワラゲームで使用するタックルは、7ft前後のM、MHのキャスティングロッドで、若干硬めが良いとのこと。そして、リールは3000~4000番台。PEラインは1.2~1.5号前後。リーダーはフロロカーボンの5~6号と、ほぼボートシーバスタックルのものでOK。
実際の林船長タックル
画像上
ロッド:林遊船オリジナルロッド7ft
リール:LT4000-CXH(DAIWA)
ライン:PE1.5号
リーダー:フロロカーボン6号
画像中段
ロッド:ベイマチックBMTS-70M(パームス)
リール:ステラ3000M(シマノ)
ライン:PE1.2号
リーダー:フロロカーボン5号
画像下段
ロッド:ベイブレイズ7ft(テンリュウ)
リール:エクスセンス4000MXG(シマノ)
ライン:PE1.5号
リーダー:フロロカーボン6号
林船長「サワラは歯が鋭くパワーもあるので、PEラインとリーダーは太めで、先糸としてナイロン30~50lbを10cmとったり、ワイヤーを付けたりする人もいますが、目が良い魚なので喰い渋ってバイトが減る場合もあります。シンプルにフロロカーボンのリーダーのみでも良いと思います」
初心者でも3連チャン!? だれでも気軽に挑戦できるサワラゲームは秋がハイシーズン!
ボートシーバスタックルでも手軽に挑戦できるミノーキャスティングゲーム。近年、爆発的な人気を誇っているのは、多くの楽しめる要素が詰まっているからだ。そして、東京湾のサワラゲームのピークは秋。
林船長「初めてサワラを狙った方が、ルドラ130Sのエメラルドシャッドで良型を3連チャンで釣ったこともあります。ルアーやカラーがハマれば、だれにでもチャンスがある。それがサワラゲームです」
強烈なファイトの引きを存分に楽しめるのは、まさにこれから! 目指せメーターオーバー!
9/1(水)よりO.S.Pソルトからビッグイベントも開催予定!
O.S.Pでは今回ご紹介したルドラ、そして同じく大人気ジャークベイト「VARUNA(ヴァルナ)」の釣果をメインとした投稿型シーバストーナメントを開催予定!その名も「戦(イクサ)」。
東京湾を舞台に、ショア、オフショア問わずルドラ&ヴァルナを駆使し、ビッグシーバスを競うSNS投稿型トーナメント!なんと優勝者には超豪華賞品が用意されているとか…(ワクワク)
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